いよいよ7月になりましたが、スタンピード公開まではまだ一か月もあります。だったら他の映画を見ればいいだろということですが、マーベル関係は網羅しましたし邦画も十二分に見させてもらいました。トイ・ストーリーもまだ期間があるし何で楽しめばいいんだよ!
そんな楽しみが常にないと困るような人には先日発売のワンピース93巻!これがあれば少なくとも一日はもたせられます!
などと無茶気味な導入ですが、今回は楽しみにしていた93巻について書いていきます。
表紙
今回は中央にゾロと日和、トコが立ちサイドにはトノ康とおそばマスクのサンジ、後ろにはルフィとヒョウじいが構えており、さらにそのバックにはノリノリのクイーンがいます。
構図が前巻と似ているような気がしますね。ただ後ろがカイドウではなくクイーンで前巻のような強烈な顔芸もないためインパクトはそうでもないかな。
それ以上に気になるのは髪の色。ヒョウじいとトノ康、クイーンには驚きました。想像と全く違う色だったんですよ。まあアニメで見慣れると思いますが。やっぱり最近は色で驚くなあ。
収録話
第932話「将軍と花魁」 小心将軍、大胆花魁 - ワンピース航海記録
第933話「武士の情け」 小紫よりも奴が気になる - ワンピース航海記録
第934話「花のヒョウ五郎」 任侠を思い出す男 - ワンピース航海記録
第935話「QUEEN」 Don't stop FUNK - ワンピース航海記録
第936話「大相撲インフェルノ」 お色気技が蘇る! - ワンピース航海記録
第937話「おいはぎ橋の牛鬼丸」 無粋すぎませんかい? - ワンピース航海記録
第938話「女の秘密」 あっさりカミングアウト - ワンピース航海記録
第939話「老いたる豹は路を忘れず」 武装覇気は刀に通ずる - ワンピース航海記録
第940話「反逆の火種」 トの康さん何者よ・・・ - ワンピース航海記録
第941話「えびす町の人気者」 ひょうきん者の正体 - ワンピース航海記録
第942話「”白舞大名“霜月康イエ」 笑えない理由の笑顔 - ワンピース航海記録
収録話は以上のものです。大看板のクイーン登場に小紫の一件、さらに日和の登場と着々と嵐の前触れのような伏線が張られていくような印象の話が多いと思います。
そんな中でも私が特に注目したのは934話と942話の二つです。どちらともかつてのワノ国を支えた大物の苦しい末路が描かれており、その想いを吐き出す場面では心に熱いものがぐっとこみ上げるような内容となっています。後者はちょっとそのあとの驚くような狂気とも見れる状況がありますが。
SBS
皆さん大好きなSBS。今回は裏設定が多い印象でした。革命軍の隊長補佐についてや狛犬以外の狛のつく動物たち、カイドウの空の飛び方などシンプルな疑問が次々と答えられていた印象でした。
それでもネタ成分がたっぷりなのがこのコーナー。個人的には他の一味の「は!?」の顔が強烈で印象的でした。ブルックの骨格がえらいことになっているし。この調子で次はビビ、カルー、ジンベエあたりだな!(やめなさい)
加えてサカズキとルッチの会話の中であった「えろうなったな」発言。そうだよな、ルッチも男だもんな!興味あるよな!!(違います)
ウソップギャラリー海賊団
全体的にワノ国成分が強くなってきたと思います。個人的には切り絵の御庭番衆がお気に入りです。普通の絵ですら難しいのに、あのように凝った絵をよく作れるものだ。
それと今回はウソップギャラリー海賊団のロゴも好きです。キャロットが可愛かったと思うの。
総評
今回の93巻は重要人物、強力な敵の登場やルフィ成長イベントなどワノ国での決戦をより盛り上げるための下地のような内容が多かったと思います。いわば重要な設定のちら見せというような内容が多く、煮え切らない人もいたかもしれません。バトルもそこまで動くバトルは少なかったですしね。
それでもワノ国を支えてきた重鎮たちの活躍や驚きのカミングアウトなどで読者を飽きさせません。お色気展開もあるしな!
92巻に引き続き、じっくりと下地を作っていくような展開でしたが緩急をしっかりつけており、尾田先生がワノ国を丁寧に進めていることがわかりますね。わりとじっくり読んでおくことをオススメしたい巻となっています。
今回はスタンピード前の巻ということで店によっては特典としてステッカーや海賊万博の招待状が付いてきます。
さらに同日に恋するワンピース2巻も発売。いよいよあのキャラが出てくるのかと思うと…。コビー似の小日山が終わっちゃいましたがこちらはまだ続きそうですね。まあ正当なスピンオフとインパクトあるアブノーマルスピンオフだと気になるのは後者だよな。