ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

海軍との激突と優しき男の過去。最新刊108巻発売中!

 年度末で猫の手も借りたいほど忙しいほどの世間。ほんのちょっと一息を入れたいときのお供にピッタリなのが先日発売された最新刊108巻です。

 ヘビーな内容もありますが、最新刊というだけで心躍るもの。今回も例によって感想を書いていきます。

108巻表紙

 ギア5状態のルフィに、バックにはメインの対戦相手となった黄猿が構えます。さらに周りには戦桃丸やボニー、乗り物に乗ったベガパンクたちもいます。個人的に明るい色彩ながらも影がしっかりある感じが印象的です。

 そしてパンダマンは乗り物に一緒に搭乗。本編で彼がいたら少しは戦力に…いやGPDをかけられるような相手じゃないわ。

収録話

第1089話「立てこもり事件」 電話の先でまさかの状況 - ワンピース航海記録

第1090話「黄猿」 光の男とガードの男 - ワンピース航海記録

第1091話「戦桃丸」 対決するのは親友 - ワンピース航海記録

第1092話「暴君くま聖地暴走事件」 大将の心労 - ワンピース航海記録

第1093話「ルフィVS黄猿」 テクニカルな攻防 - ワンピース航海記録

第1094話「“五老星”科学防衛武神ジェイガルシア・サターン聖」 なにこの…なに? - ワンピース航海記録

第1095話「死んだ方がいい世界」 地獄かよ… - ワンピース航海記録

第1096話「くまちー」 良かったと思うんだけど… - ワンピース航海記録

第1097話「ジニー」 世界に喧嘩を売る者たち - ワンピース航海記録

第1098話「ボニー誕生」 彼女との出会い - ワンピース航海記録

第1099話「平和主義」 くまの航海 - ワンピース航海記録

第1100話「ありがとうボニー」 その言葉が温かい - ワンピース航海記録

 以上が今回の収録話です。黄猿との対決やサターン聖の出現、くまの過去編がメインとなっています。

 個人的なおススメは、1093話と1094話、さらに1100話あたりでしょうか。1093話と1094話は一味が辛酸を舐めた黄猿を相手にルフィが奮闘します。改めて大きく成長したと感じさせられますね。1094話ではサターン聖の新たな姿も…。

 1100話はシンプルに心が温かくなります。様々な苦境を経験してきたくまが、娘であるボニーに感謝を伝える場面は涙ものです。

 ただ今回、くまと黄猿が心身ともに追い詰められすぎて…。ゴッドバレーの一端が判明する1096話も手放しで読めないというか…胸が絞めつけられます。

SBS&ウソップギャラリー海賊団

 みんな大好きな単行本のコーナー。SBSではキャラ名の判明や設定開示など小ネタが盛りだくさん。ミホークの過去は私も気になるところです。メンタルが仕事辞めた人だこれ…。

 ただ一番印象的だったのは、イワンコフがウオウオの能力であった場合とロジャーの愛刀エースの擬人化イラスト。2つとも気合いが入っており、イラスト見た瞬間に吹き出しました。ワンピースでそうなったの久しぶりだわ!

 ギャラリー海賊団は力作揃い。四皇関連やエッグヘッド関連が増えた印象です。加えて立体化系もありますね。ブロックとか紙フィギュアはわかるんですが、ギア5状態のルフィの立体化とかどうやったのでしょうか…。でも個人的にお気に入りなのは最初の紹介のイラスト。そうだね、ワンピースが足りないね!

総評

 前半はエッグヘッドでの黄猿を筆頭とした海軍との戦い。2年前よりもはるかに強くなり相手できたルフィや大きく繋がりがあったベガパンクや戦桃丸との関係性が印象的です。後半のくまの過去は、下手したらワンピース史上最もエグイ内容ですが、それゆえにところどころに描写される温かさが胸に突き刺さります。

 さて少し話はそれますが、漫画家の鳥山明さんが亡くなりました。ジャンプが好きな私としても鳥山先生の作品は大好きであり、この訃報は悲しいものでした。正直、この一件に加えて声優のTARAKOさんの訃報が心えぐるものであり、記事が遅れたのは否定できませんね…。国民的アニメに大きく関わっていますし、ドラゴンボールはワンピースとも関係あるし…。お二人のご冥福をお祈りいたします。

 しんみり感はあるも、この一冊で少しは気持ちは回復させたいところ。最新刊108巻は発売中です。