941話の感想です。
今週はカラー扉絵で一味全員がヒッチハイクをしている場面です。でもあんなに並んでいたら車を通さないつもりにも見えます。個人的にはグラサンかけて歯を見せて笑っているナミがお気に入り。
第940話「反逆の火種」 トの康さん何者よ・・・ - ワンピース航海記録
兎丼ではルフィがヒョウ五郎のもと、処刑を利用して武装覇気を特訓中。そんな中、反乱の準備をしていることを知ったヒョウ五郎は囚人採掘場に他にも協力してくれそうな人物が数多くいることを伝えます。カリブーも引き入れたことでかなりの戦力が見込めそうな状況。そしてえびす町では皆から慕われているトの康が何者かわからず・・・
事件事故勃発
花の都では多くの人が大騒ぎ。大きな山火事が発生しており、さらに世間をにぎわせていた泥棒「丑三つ小僧」が捕まったというのです。
福ロクジュは小紫がいなくなったショックで部屋に引き困っているオロチに扉越しに報告しますが、彼はもはやそんなことには興味がありません。涙ながらに蛇頭で扉をぶち破り怒りをぶちまけますが、威信のためにも仕方ないと辛抱強く説得します。
とりあえず部屋から出てきたオロチに福ロクジュは例の丑三つ小僧の正体を報告します。すると・・・
「———なぜ奴が生きている・・・!?」
あまりの驚きに能力を解除して衝撃の表情を見せるオロチ。すぐに見せしめの公開処刑を決めると、すぐに光画(ワノ国版映像電伝虫)を用意するように指示します。すでに小紫の葬儀を考えて狂四郎が手配していており、この案から小紫の火葬と共に丑三つ小僧の処刑も行おうと考えます。
「“殉葬”にするのだ・・・!!都の「二代スター」が同時に死ぬとは皮肉なものよのう!!」
オロチも馬を出して現場へ。彼をここまで動揺させる丑三つ小僧とはいったい何者なのでしょうか。
ワノ国全域で
そして兎丼にも小紫の死に悲しむ男がひとり。カイドウから連絡を受けたクイーンが号泣中です。すぐに彼も光画タニシをつけようとしますが、そこにルフィが話しかけます。
「今日の相撲はまだか!?」
「なんか夜の内に太ってねェか!?貴様ら!!!」
食事を与えていないはずなのにひょうたんのような体型となっているルフィとヒョウ五郎が構えています。どうやら雷ぞう達がおしるこをルフィ達へ渡したようです。ごっつあんです!!
しかし相撲はまだ開始せずに光画タニシで映像を映します。
場面は騒ぎのひとつである火事の方。場所は九里にあるアシュラ童子のアジトで、ホールデムの部下が手を回したようです。怒りのアシュラ童子は直接叩きのめそうと出陣します。
同時に酒天丸が動いたという報告を受けて、錦えもんとイヌアラシも動きます。そういえば彼らがいくらかの食料を盗んでいたのを酒天丸の仕業に見せかけていましたね。その目的は強制的に百獣海賊団の目の敵にすること。これでうまく敵対してくれればいいですが・・・。
一方、ホールデムの方も頭山盗賊団へ放火したことに笑みを浮かべながら、光画をつけることを指示します。これ本当に公開はワノ国全域っぽいな。
今度は鈴後にある墓場。なぜかゾロ達がいるところにブルックが現れました。ブルックの大声で目を覚ますゾロですが、なんと日和が添い寝をしているではないですか!キャー、スクープ現場よ!さらに日和とおトコも起きてブルックを見て大騒ぎです。
とりあえず誤解をといて話を聞けば、ブルックは幽霊となって「お腹がすいて恨めしや」などと言っていたため、井戸前に大量のお供え物を手に入れていました。地味ながら面白い資源集めできていますね。
なんでもブルックがここ来たのは前日に湯屋に行ったナミ達を迎えに来たのだが、入れ違いとなり代わりにゾロ達がいたという経緯なようです。さらにブルックの口から丑三つ小僧がトの康であることも明かされます。
これに大きく反応したのは、彼と顔見知りであるゾロと彼の娘であるおトコ。おトコの方は顔こそ笑顔ですが涙を浮かべて急いで処刑場である都へ走ります。もちろん命を狙われている彼女を放っておくわけにもいかず、日和、ゾロ、ブルックも花の都へ向かいだします。
仏か泥棒かはたまた・・・
一方、騒ぎの渦中でもある花の都では今まさに小紫の葬儀中です。彼女の写真(それとも絵かな?)が貼られた棺桶を運ぶ花魁道中のような状況です。
多くの人が涙する中、ひとりが羅刹町へ向かう理由を訪ねます。あくまで国の宝とも言える人とはいえ将軍への反逆者。彼女は罪人として火葬されるようです。
そしてえびす町でも光画が映し出されます。泥棒だったことに驚くウソップ達でしたが、それ以上に衝撃的な様子なのはカン十郎としのぶ。なんと捕まっているトの康の髪型で彼のことを思い出したのです。
彼の本当の名は「康イエ」。かつておでんと共に光月家に仕えた大名であり「ハリネズミの康」という異名を持ちます。なんでも昔はかなり厳格な男であったため気づかなかったとか。
多くの町民がトの康あらため康イエに声をかける中、案山子のような磔の状態でボロボロながらも笑う康イエ。針のようにとがり広がる髪の毛が特徴的です。オロチが自分を逃すことがないとわかっている今、彼は町民たちに詫びたいことが二つ、オロチにいたいことが一つあると言います。
「それを言うたら!!笑ってあの世へ参ろうぞ!!」
前回の疑問が少し晴れた
前回、あまりにも謎であったトの康の正体が明かされた今回の話。
彼の正体は都で噂の丑三つ小僧であり、加えてかつておでん同様に光月家に仕えた大名の一人でした。地方ひとつを取り仕切るお偉いさんなので、知る人も多いでしょう。おでんの父親である将軍とも深い関わりがありがありそうです。
気になるのは彼の人望とオロチの反応。カン十郎たちは厳格な人と言っていましたがあの人望はただ厳しいだけでは得られるものではないでしょう。またオロチのあの驚きようからして、ワノ国でもかなりの重要人物であることがうかがえます。大名当時はどんな人物だったのか気になりますね。
しかしそれほどの有名人なのにカン十郎たちは気づかなかったのでしょうか。あの特徴的な髪の毛を見るまで気づかないのは、さすがにどうのかとも思いますね。ただ昔は厳格な雰囲気の男だったようなので、過去編で出たらまるで人相が違うのかもしれません。
またトの康の件であまり大事にはなっていませんが、アシュラ童子の方も火事で大騒ぎとなっています。これはちょっと錦えもんが酷すぎませんかね。力を貸してもらいたいとはいえ、これではアシュラ童子を貶めたようにも見えます。だいたい頭山盗賊団からすれば無駄に被害を増やされたようなものだし。被害が拡大しやすい火事はダメでしょうよ。
やはりどこかでモモの助に男を見せてもらって、アシュラ童子自らの意志で決戦に参加してほしいところです。
そして地味に一番とんでもないことになっている気がするのは兎丼。ルフィとヒョウじいがおしるこを食べてしまったようですね。
何が怖いかってこの場におしるこが無いということは、これから来るマムがかんしゃくを起こして大暴れする可能性がさらに上がったということじゃないですか。しかもおしるこが無いことにうろたえる百獣海賊団を見る限り、クイーンもキレたら何をしでかすかわからないくらい大暴れしそうです。決戦前にここが火の海とかしそうな気がする・・・。
また今回で各地に散らばったキャラたちがだんだんとまとまりつつあるような気がします。おそらく都でゾロやブルックが突撃するでしょうし、そうすれば兎丼にいるルフィやえびす町にいるサンジ達も気づくでしょう。さらに敵の総大将の一人も来るので、これはかなりの大混乱になりそうです。そこにカイドウや災害たちがどう動くかが気になります。
ところで個人的に気になったのですが日和がゾロに添い寝したあとに男の人たちは鼻を伸ばす発言・・・これは男を勘違いさせる魔性の女ですわ。そのすがすがしさも加えて、現実なら日和は同性にも異性にも敵を作りやすいタイプですね。うーん、それでも可愛い!(←ダメな奴)
さて今回は平成最後のワンピースです。なんとかこの連休で令和に入る前に2つほど記事を挙げられるようにしておきたいけど・・・。
本編もだけど、リアルも大事にしようと思いつつまた次回!