ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

第951話「RAMPAGE」 化け物と化け物がぶつかるんだよ!

 951話の感想です。

 今回は巻頭カラー。STAMPEDEでメインとなるルフィ、ロー、サボ、ハンコック、バギー、スモーカー、ルッチの食事シーンです。ちょっとルッチの食い方が想像と違って印象深かったです。さらに今回は別ページでルフィたちが花火をしている場面も描かれています。これも単行本に収録されるかしら?

第950話「兵(つわもの)どもが夢」 目指すは打倒カイドウ&オロチ - ワンピース航海記録

 

 兎丼を占拠したルフィ達。彼らとは別に仲間を取り戻すとするキッド。錦えもん達と共に戦う決意をしたアシュラ童子とカイドウに対抗しようとする者が動く中で、ルフィと同盟を組むローはホーキンスにつかまってしまい…

花の都は警戒中

 冒頭、花の都にある城ではオロチが福ロクジュが一味を逃したことにイラついています。とはいえ、主犯格のローは捕らえているオロチ軍勢。海賊など裏切りは日常茶飯事といってもいいような厳しい世界なので拷問などで利用方法はいくらでもあると考えています。

 さらにワノ国では現在厳戒態勢。オロチを狙った一味を捕えるためにも、メインのメンバーは人相書きが出回っており、さらに見廻組の侍と忍者たちが都中に散らばっています。強そうなんだが色物感ある侍たちだ。

 

 この状況を高い屋敷の屋根の上から見ていたのはサンジとしのぶ。協力者たちを見つけるという都での目的は済んでいるもその協力者たちはいまだに檻の中です。その数は約1000人。康イエの説得でも解放までは至らなかったようです。戦力としては欲しいですが、いかんせんサンジ達は都を自由に闊歩することもできないので難しいところですね。

 そんな中、サンジが気になったのは手で持てるほどの船に気球をつけたようなものがたくさん作られているところ。なんでも火祭りに使う空船というものだそうです。この火祭りは死者を弔う行事でもあるので、ある意味タイミングとしてはバッチリです。お盆的なものなのかな?

捕らわれのロー

 一方、えびす町ではナミがローの仲間たちと話していました。その中でもシャチ、ペンギン、ベポの三人はなんとか隙を見て逃げたとナミに話しますが…。ここでベポが彼女に見せたのは康イエが牢にて見せた判じ絵。元々の絵に蛇が2本書き足されていました。かなり重要な情報なため、ナミは錦えもんに見せると約束して別れます。

 別れ際にベポが思い出すのは、自分たちが解放された時のこと。どうやらローは自分が捕まる代わりにベポたちを解放することを要求したのです。これを飲まなければ仲間の命ごと仕留めると言ってきたため、ホーキンスは了解したようですね。

 「いいかお前ら 俺が捕まった事は“麦わら屋”達には絶対に話すな!!」

 別れ際にローがベポ達に言ったことはこの事実をルフィ達に知らせないという口封じ。ローの目的は不明ですが、少なくともベポ達は言うとおりに何も知らせていません。しかし彼らも何もしないわけにはいきません。ローを救う気満々です。

 

 また町内ではカン十郎と町民が康イエの死に涙を流します。町民は笑顔ですが…。その遺体を九里で弔うと町民に約束すると、フランキー、ナミと共に九里への移動を始めます。

 

 しかし花の都は厳戒態勢。別の地域に行くにも検問を通らなければなりません。ちょうど検問を通り抜けた二人の人物がいますが、それはなんとウソップとロビン。いつぞやの「は?」の顔をし、さらにブルックが霊体となって憑りつかれているように見せることで通ります。わりとガバガバだな、おい!

 この三人がおトコを保護しているみたいですね。ブルックではぬくもりがないという理由でロビンが抱きます。ロビンに母性が出てきている…!

 

 さらに九里ではアシュラが錦えもん達に大量の廃船を見せていました。動かすためには整備が必要ですが、その数はかなりのもの。これならば鬼ヶ島へも多くの人数が行けそうです。

四皇、空を割る

 反乱の準備が進められていく中、討伐対象となるカイドウがいる鬼ヶ島では百獣海賊団が大忙しです。彼らが行っているのは菓子作りとその菓子の運搬。

 それほどの菓子を食べるのはもちろんビッグマム。錠でつながれていながらも、力が弱まっている様子はありません。しっかり厳戒態勢をとっており、彼女が食べている様子を大看板であるキング、クイーン、ジャックが見ています。

 そんな中で、マムが話しかけたのはキング。なんと先日の一件は目をつぶるので自分のところへ来いと言うのです。なんでもマムの万国にはいない種族が3種類おり、そのうちの一人がキングだというのです。しかしキングはこれを拒否。そこまで残念がる様子もないマムは、手錠を外すように言います。この人、敵地だというのにふてぶてしすぎない?

 

 マムと大看板の会話におののく百獣海賊団ですが、ここで手錠を外すように指示する男が登場!

「カイドウ…」

「とうとう来やがったなリンリン」

 ついに対面した四皇の二人。一触即発ともいえる現状で指示通りに手錠が外されるなり、マムはナポレオンを剣に変化させます。カイドウの方も金棒を思いっきり振りかぶり、お互いの武器をぶつけ合うつばぜり状態!その威力はとてつもなく鬼ヶ島の真上の空が割れました!

 百獣海賊団の驚き顔で今回は締めです。

ルフィ来る前に鬼ヶ島が…!

 怪獣大決戦のようなラストで終えた今回の話。

 ついにビッグマムとカイドウが対面しましたが、お互いビビりもしないわ、むしろぶち殺してやろうというような気迫すらうかがえます。特に互いの一撃がかち合った瞬間は白ひげとシャンクスの時と同様に天をも割る様子を見せてくれました。四皇クラスともなればこれはもはや当たり前ともいえる所業なのでしょうか。

 これを見せられては、こいつらにルフィが勝てるビジョンが全く思いつきません。勝つのは確定なのでしょうが、尾田先生も頭を悩ますのは納得ですわい。しかもマムへの待遇を考えると、手を組む可能性まであるのが何とも…。

 それにしてもギア4で対応できなかったカイドウの一撃と張り合うあたりマムの強靭さが改めて協力だと思います。やっぱりこの人の本当の強さは能力でもエルバフの技でもなく、その強靭なフィジカルだよ…。だいたい能力のナポレオンが人見知りで黙っていたって…。というか記憶喪失でも魂入ったホーミーズは動くんですね。

 

 またその場に同席していたキングをマムが勧誘するということもありました。どうもマムの口ぶりからして、キングは特殊な種族のようですね。

 マムの万国にいない人種は現在3種類。そのうち一つは昔の確執から巨人族とわかっていますが、残りのうちのひとつがキングなようですね。特徴は羽かと思いましたがあれはプテラノドンの能力で説明がつきそうなので、彼の異名にもある発火能力の方が関係があるかもしれません。どちらにせよ万国にいないとなれば相当希少なはずなので、かなり特別な存在なのでしょう。

 また気になるのはもう一つの種族。その存在は歴史の彼方に消えたというもはや伝説的な扱いですが、どういった存在なのだが…。意外とすでに登場しているかもしれませんね。トンタッタ族やシャンディアの羽のついた人とか。

 というか、マムの歴史の彼方に消えたという発言がキングの種族を指すのかもう一つの種族を指すのかもちょっとわかりづらいです。どっちにもとれる発言だし。まあ、おそらくもう一つの種族のことで、そちらもそのうち生き残りとかが出てくると思うのですがね。

 

 しかし組織のナンバー2を誘うあたりがシャンクスと白ひげの時と同じですね。カイドウもアシュラ童子を勧誘しようと考えていましたし、やはりあれくらい大物となると実力ある相手にはとりあえず声をかける感じなのかもしれません。マムは別の理由でもあったけど。

 ところでマムはキングを勧誘出来たらやはりだれかと結婚させるのでしょうか。子供作らせようとするだろうから、かなり体格良くて実力もないといけませんね。となるとスムージーとか!?(←やめなさい)

 

 一方、反乱準備が前回同様に着々と進められています。花の都全土に手配をくらいましたが、ある程度は仕事は終わっていますし、ウソップとロビンのことも考えればちょっと頑張れば近辺からの脱出も難しくなさそうです。

 少し気になるのはサンジの発見した火祭り用の空船。おそらく空に飛ばして使うものでしょうが、ここでそれを描写したということは何か関わってくるはずです。決戦の日の奇襲用に大きいものでも作るのでしょうか?

 

 さらにハートの海賊団がまさかの離脱。ローの口封じもありましたが、彼らの口ぶりを見ると、ローの救出を優先させるとみていいでしょう。ロー自身はルフィにドフラミンゴの件で借りがありますから口は割らないと思いますが、彼らとはしばらくは別行動になりそうですね。

 しかしハートの海賊団だけではローの救出は難しいと思うのです。ここで注目したいのは前回仲間を取り戻すために動いたキッド&キラーのコンビ。私としては彼らがなんだかんだで力を貸してくれて、キッド&ローのコンビで決戦時の中盤から加勢に来てくれると思っています。そしてルフィと共にカイドウの前に立ち並んでくれるはず。まあ、カイドウもマムと組む可能性があるので何とも言えませんが…。

 

 ちなみに私が今回注目したのは大看板である三災害の立ち並び。あの体格と存在感は見ているだけでとても壮観でした。またキングとジャックの態度が警戒しつつもたんぱくなのに対して、部下と共に驚いたり声を荒げて大きな反応を見せるクイーンがとても印象的でした。やっぱり複数幹部にこういった存在がひとりいるだけで良いアクセントになるよなあ。

 

 さて今週はいよいよ映画「STAMPEDE」が公開されます。日にちは8月9日の金曜日。今週のジャンプも映画についての情報や付録など力の入った宣伝がされていますね。

 私も当日に行く予定なのですが…行けるかなぁ。用事あるし場合によっては…。

 楽しみと同時に出遅れの不安も抱えつつまた次回!…行けるかなぁ。

第952話「日和と河松」 牛鬼丸は何者? - ワンピース航海記録