1112話の感想です。
表紙連載は「餞別をやるから一つ頼まれてくれヤマト」です。完全にお使いを任された子供ですね。錦えもんは彼女に何を頼むのでしょうか。
第1111話「太陽の盾」 無法の対決 - ワンピース航海記録
マーズ聖が研究層にたどり着いた一方で、ルフィはドリー&ブロギーと合流。不死身の五老星を相手に逃げの一手を選択する中、エッグヘッドでは例の巨大ロボットが動き出し…。
各所の戦い
燃え盛るエッグヘッドでは、ナス寿郎聖によってパシフィスタマーク3が全て機能停止に。海兵たちも再び攻撃に転じていきます。四皇であるルフィはもちろんのこと、パシフィスタの命令権があるボニーも本命です。
「小娘一人に国を滅ぼす力を与えるとは…愚かな謀反を!!ベガパンク…!!」
苛立ちながらナス寿郎聖も再びスピードを上げていきます。この人、本当にカッコいいカットしかないな…。
一方でエルバフの船が停泊している北東の海岸では、フランキーがレッドキング中将と勝負中。しかし鉄のパンチではフランキーの方が上だったのか、“ストロング右”で撃破します。
さらに兵器は渡さないと話したポンスキー中将に、怒ったボニーが手をかざします。
「お父さんは「英雄」だアゴオヤジィ!」
父親を兵器と言われた怒りとして、能力で子どもとなった相手に痛烈な蹴りを入れます。確かに子どもに暴力している最悪の絵だわ、これ!
研究層で考える
さて研究層ではヨークの案内もあり、ベガパンクたちが録画した場所にマーズ聖が到着。さっそくとばかりに強烈な熱線を放ちます。
ただここを攻撃しても放送は止まりませんでした。ヨークも同じ立場なら発信源は別にするだろうと主張し、マーズ聖は研究所ごと破壊することを提案します。
といっても、ここはいたるところに重要な施設があり、そこにはお目当ての融合炉もあります。下手に攻撃すれば一気に誘爆し、研究所ごとの消滅もありえるのです。
すると彼は小さな生物の声を感じると独特な言い方をします。ヨークの話では配信電伝虫という最近完成したものがあるようですが…。
「入り口を教えろ」
お次は同じく研究層でステューシーとバブルに閉じ込められたカクの場面。幸い、マーズ聖の眼中に無かったため、見逃されたようです。さらに二人とも会話から五老星であることを察したようです。よく分かったな…。さてここでステューシーはなぜか自分から残ったことを話しますが…。
なんとエジソンの話では、彼女が残って船の脱出のタイミングにバリアの解除をしようとしたのです。この話にナミたちは驚くものの、彼女の犠牲を無駄にしないためにも逃げ切ることを説明されます。
もっともまだ問題はあります。もともとベガフォース1で飛ぶ予定だった距離が稼げないので、このままいけば間違いなく着水できずに陸地に落下するとのこと。それでもやるしかないので、あとは根性と何かしらでやってやろうという気持ちなようです。
これにはエジソンも大変と言いつつも笑っていました。根性論も大いにけっこう。それが奇跡を起こしてきた実例もあるのですから。だからこそ一味を無事に逃がすため、エジソンも行動に出ます。必ず海に出すことを約束しつつ、研究層の防衛装置外に出て行こうとして…?
止まらない最高権力
お次はエッグヘッドの下層。なぜか島内に引き風が発生していました。なんと発生源はサンドワームとなったピーター聖。大きな口を開けて吸い込んでいました。かなりの吸引力であり、ドリー&ブロギーですら前に進めません。
ここで動いたのはルフィ。近くのデカい建物を折ると、そのまま相手の口めがけてシュート!強引に口を塞ぎました。
このタイミングで例によって空腹でギア5が解除しますが、ブロギーの持っていた「ハカール」という匂いが独特な非常食を食べて復活です。実際にある食べ物なのね。
ここでお次はウォーキュリー聖が突撃してきます。食べて復活したルフィが“ゴムゴムの業火拳銃”を頭部に叩きこみました。しかし手を痛めたのは、なんとルフィの方!かなりの硬さに驚きます。
それどころか各地で五老星が徐々に足止めに集結中!サニー号付近にはサターン聖が、ボニーたちのいる北東の海岸ではナス寿郎聖によって巨人族が倒されることに!
「これか…運がなかったなベガパンク」
そしていよいよ真実を伝える放送まで残り1分となったところに、マーズ聖が電伝虫を発見し…。
強いな、五老星!
3週ぶりとなったワンピース。今回も五老星が大暴れしていた印象でした。特に出番が多かったのはマーズ聖。ヨークと一緒に研究層内を捜索していました。何気に驚いたのはルフィやロジャーのように声が聞こえるというもの。まさか彼も万物の声を聞くような力があるのでしょうか?それともただの見聞色の覇気?いやただの覇気だとしてもかなりの練度と言えるでしょう。前回の覇王色の覇気を出したウォーキュリー聖といい、改めて侮れない存在であることが描写されます。
まあ、私は鳥がビームを撃ったのでハトビームを思い出したり、ヨークと部屋を見ている際の構図のサイズ感が気になっていましたが。自分でもなんでこんなことを気にかけているのか…。
最終的には発信源の電伝虫を発見。REDで登場した型ですね。なにやら部屋ではゴボボという擬音が…これはルパン映画のマモーのように、ベガパンクの巨大な脳みそがあるに違いない!
しかしこのまま阻止されるとは思えません。仮にも天才科学者、なにかしらの手を打っている可能性が高いと思います。あとメタ的にも最終章だから、そろそろ物語の核心的な部分をもうちょっと知りたいような…。
もちろんマーズ聖以外も大暴れ。特にウォーキュリー聖とナス寿郎聖はすさまじいです。カイドウにも通じるルフィの覇気パンチが通らないとか、数分でパシフィスタたちを無力化させるスピードとか…というか、ラストのシルエットも含めてナス寿郎聖はカッコいいコマが多すぎます。
ピーター聖の吸い込みは強力でしたが…まあ、この手の技は通りませんよね。もともとサンドワームでネタ的な人気が強かったですが、今回でさらに強まった印象です。でも個人的には愛嬌があって好きですよ。あとあの巨体で地中を這われたら、それこそ地盤崩れてとんでもないことになりそうな気がするし、ネタ方面以外でも強いはずですよ。
五老星が暴れる中、逆に活躍に恵まれないのが海軍。今回は中将2人があっさりと倒されていましたね。まあ、フランキーも一味の中では強い方ですし、ボニーだって億越えの超新星ですから、簡単には負けませんわな。
また実力以外でも奮闘するメンバーはいます。特に印象的なのはベガパンクたち。敵であるヨークですら、武器を持って本腰を入れてきました。エジソンは…あれは何をやろうとしているんでしょうかね?あの言いぶりから命を懸けて、船の飛距離を稼ごうと考えているようですが…。
というか、いよいよ女性のベガパンクしか残りませんね。まあ、男性陣は映像の方で頑張っていますし。何気にこの映像を一緒に撮っていたシャカやピタゴラスが、ベガパンク本人にとって信頼できる相手だったのでしょうか?たしかに善性と記録係って信頼できそうだしな!
そろそろルフィたちにも攻勢の展開は来るのでしょうか?五老星の動向にも注目しつつ、また次回!