ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

第990話「孤軍」 彼に残された道は…

 990話の感想です。

 表紙連載じゃ「捕まって!!ママが言ってた!私達の父親は何度蹴ってもくい下がるしつこい男!!」です。考えてみれば、マム相手に食い下がっていた夫って彼くらいしかいませんものね。いやマム相手に娘の顔を見るために挑むなんて、まずやろうと思えませんが!

第989話「負ける気がしねえ」 この一味が目に入らぬか! - ワンピース航海記録

 

 見事なコンビネーションでマムやナンバーズ相手に一歩も引かない麦わらの一味。一方で百獣海賊団はキング&クイーンを筆頭に守りを固めますが、この劣勢でもヒョウ五郎は希望を捨てられません。彼の目に映るルフィ達の姿はそれほど頼り強く…

屋外の獣たち

 冒頭、鬼ヶ島でショックの咆哮を上げるのは、飛び六胞のひとりササキ。狂死郎とは親交があったようで、裏切られたのにはそれなりに残念だったようです。マムが吹っ飛ばされて彼が縛られていたご神木がなぎ倒されたことで、戦線復帰です。倒れた場所見ると、少しずれればこいつの方が危ないような…。

 

 その頃、屋上ではスーロン化したミンク族VS百獣海賊団。さすがスーロン化したミンク族はそのスピードと強力な電撃で圧倒していきますが、それでも切り崩せない相手が大看板ジャック。マンモスの巨体とタフさで向かってくるミンク族を片っ端から薙ぎ払っていきました。

 このまま同志を見過ごすわけにはいかぬと錦えもんが刀に手をかけますが、これを止めたのが、ミンク族の大将であるイヌアラシとネコマムシ。満月はもちろん彼らにも力を与えます。スーロン化した彼らはジャックに向かっていき…

裏で動く面々

 屋外に勝るとも劣らず、大混戦となっているライブフロア。冷静に戦局を見るクイーンに若干の毒を吐きながら、キングが取り出したのは電伝虫。屋内にいる飛び六胞に呼びかけます。

 通信に出る面々の中で最初にクローズアップされたのはドレーク。なぜかホーキンスと一緒にいますが…

 姉弟合流したうるティ&ページワン、戦線復帰となるササキ、キングの話にも笑みを浮かべるブラックマリアと各々に敵の各個撃破とカイドウのもとへ行かせないようにする命令が下されます。

 そんな中、ドレークのもとにフーズ・フーが登場。どうもこの男は混乱に乗じて誰かを消すつもりなようで…

「クイーンの所へ!!」

 やはりこの男が狙うのはクイーンの首か…?

 

 ライブフロアでの戦いは大盛り上がり。百獣海賊団相手に一歩も引かない侍達ですが、敵には元オロチの部下であったお庭番衆や見廻り組の侍なんかもいます。そんな中でなぜか福ロクジュはどこかへ姿を消しました。

 なんとかルフィ達を上へ行かせたい侍ですが、ナンバーズクラスの巨体ではさすがに無理があります。大きく振りかぶった巨大金棒に彼らが…

 潰されることはなく、ゾロの一太刀に、ジンベエの腕力でのガードと全くものにしません。

「アレが「オーズ」だとしたらあんな巨体 昔はおれ達全員でやっと倒したよな」

 すでに2年前にナンバーズサイズの相手とは経験済み。倒したとはいえギリギリだったあの頃とは違い、今のルフィにはお茶の子さいさい!ギア4を発動し、敵に接近します。

協力申請

「おい…!!!どういう事だ…!!!」

 場面が変わると、なんと血まみれとなって地に膝をつくドレークがいるではありませんか。なんとフーズ・フーが話していた殺したい相手とは、ドレークのこと。ローが逃げた状況から、それを手引きできたのは彼しかいないと考えたホーキンスの報告により、クイーンとフーズ・フーが彼を手にかけようとしているのです。

 彼らの問いかけにも口を割る素振りは見せないドレーク。このままここにいては殺されるだけですが、かといって逃げられる算段や海軍の援軍も期待できません。たったひとり、周りは敵しかいない彼ですが、希望がまったくないわけではないのです。

 ダッシュで下のライブフロアに飛び降りると、獣人形態に変身!そのまま手持ちの武器を構えます。ちょうどルフィがナンバーズのひとりを打ち倒したタイミングで、ドレークもその隣にいた十鬼を、武器による交差攻撃“X狩場(エクスカリバー)”で撃破!そんな彼の頭に浮かぶのは、部下であるコビーの話していた海賊のことで…

「“麦わらのルフィ”!!!理由あっておれは孤軍!!お前達と共に戦わせてくれ!!!」

「はァ!!?」

 またルフィに覚えのない協力者ができそうなところで今回は締め!

超新星、さらに参戦

 ええ、そうですよ。遅れましたよ。申し訳ありませんでしたよ。コロナ渦でステイホームがどうのこうのとか信用できないくらい、仕事が忙しかったんですよ。今日は休みが取れて良かった…。

 ですが、私の謝罪など今週の内容と単行本に比べたらどうでも良し!

 ということで、まさかのドレーク参戦となった今回の話。私としては百獣海賊団、ビッグマム海賊団以外はルフィ側に着くだろうという考えはあったので、ドレークが味方として参戦することに驚きはありませんでした。

 ただクイーンやフーズ・フーがすでに見破っていたことには驚きましたね。まあ、ホーキンスを出し抜けるくらいの実力者で、あの場でローを逃した可能性のある内通者といえばドレークくらいものですが。そこら辺を見逃さなかったのは、ホーキンスもさすが超新星というところですかね。このままだと彼も百獣海賊団のままで参戦ですかね。ただ占っていた人物の名前を出していなかったので、コイツはコイツでどっちにも転がれるおいしい立場だと思います。ただ演出次第なところはあるけども…。

 

 味方参戦となったドレークはさっそく必殺技で、ナンバーズ一人を打ち倒すという大戦果。これだけでもルフィ相手なら信用に足るのではと思いましたが、彼はお玉の村を荒らした経歴があるので一筋縄ではいかないかもしれません。カリブーくらいの疑いは…問題ないな。

 真面目な話、コビーの名前を出せばどうにかなるでしょうが、それだと海兵だとばらすようなものなので真面目な彼はやらないでしょう。しかし海軍内で話すのはどうかと思うぞ、コビー。いやそれくらいドレークが信用できる人柄なのでしょうが。

 というか、コビーで思ったのですが、現地で海賊と協力とかロジャーと共闘したガープみたいなことやっていますね。海軍でも期待の男となれるでしょうか。私としてはそういう立場は、コビーやスモーカーに譲ってほしい気もしますが。

 

 飛び六胞といえば、ササキもちゃっかり復帰していましたね。木の折れ方を見る限りかなりギリギリの様子だったように思えますが。彼は彼で親友である狂死郎の裏切りにショックを受けていましたね。そんなに仲良かったんだ…。

 フーズ・フーも野心はあるが、忠誠心もしっかりありますよね。うるティとページワンのガキツッコミにもほっこりしまいたし、ここにきて飛び六胞のキャラがさらに立ってきましたね。これはぜひタイマンの対決を見たいところです。

 

 飛び六胞もいいですが、大看板も良かったですね。職務に忠実なジャックに、長年の相棒感あるやり取りのキングとクイーン、これだけでも百獣海賊団がどれほど層の厚い海賊団がよくわかります。四皇幹部は魅力的なキャラが多くて困る…困らない…。

 彼らに負けないルフィ達の活躍に期待しつつ、また次回!来週は休載ですが、今週中に単行本の記事は上げますよー。

第991話「死なせてくれ!!!」 - ワンピース航海記録