ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

第1052話「新しい朝」 なんと平和な瞬間

 1052話の感想です。

 表紙連載は「逃げ損ねた科学者」です。お前がいたか、シーザー!

第1051話「ワノ国将軍 光月モモの助」 立派じゃねえか…! - ワンピース航海記録

 

 ついに四皇を打倒した討ち入り組。花の都に現れた赤鞘とそれを率いる大人となったモモの助は、ワノ国の将軍として新たな幕開けを宣言します。

その男の選択

 冒頭に映し出されるのはマリージョア。ついにニカが登場したことに加え、カイドウ&ビッグマムの四皇コンビが打ち倒されたことに五老星は危機感を抱きます。ことが大きすぎるため、もみ消しも難しいようです。さらにゾウが去ったことで、「開国」はないと判断して軍を送り込むことも不可能と判断します。その真意はいったい…?

 五老星の期待はもはやロビンを連れ帰ることくらい。しかし残ったCP0はひとりと戦力としてはまるで心許ないところです。

 そんな中、何者かによる妨害念波が通信に介入してきました。それは彼らに呼び掛けているようで、通信者がそちらに行くと言ってますが…?

 

 その頃、不時着した鬼ヶ島ではキラーとの戦いで致命傷を負ったホーキンスが、倒れているドレークの前に現れました。互いにボロボロでありましたが、片や勝利、片や敗北…ドレークはその散々な姿のホーキンスに占い通りにいかなかったと思ったことを指摘します。

 ホーキンスはカイドウと出会った際に、死と敗北を悟って軍門に下り、キッド達は最後まで死力を尽くして戦い続けました。あの時に裏切ったようなことをしたのに、彼らの勝利を予測できながらも味方になることなど言語道断とのこと。その言い方はまるでカイドウ達の敗北に気づいていたようで…。

「…占ってたある男ってのは…」

「おれだ…!!」

平和は訪れる

 決着から1週間後、花の都は今もなお大賑わい。モモの助の指示で祭りの飾りも取らず、後日また大きな宴をやるのだとか。さらに国では真実が一気に広まっていきました。おでんの歴史、小紫や狂死郎の正体、さらにはジョイボーイのことまで…。

 そして鈴後では錦えもんと河松が、リューマのようにお堂を立てることを話していました。おでんやカイドウと戦った大名たち、そして討ち入りで散っていたアシュラ童子とイゾウのために…。

 錦えもんを筆頭に生き残った河松やマルコはその想いを馳せ、この戦いに大きく貢献してくれた英雄たちの無事を祈ります。

 

 同じ頃、ワノ国の城では日和がはしゃぎながらモモの助とヤマトに、ルフィとゾロが目覚めたことを報告します。かつてのお転婆のようなキックを兄にかましながらという懐かしき情景とセットです。あんた、よくナンバー1花魁やれていたな…。

 目覚めた開口1番に、ルフィとゾロが求めたのは肉とお酒!がんがん持ってこさせて腹へと入れていきますが、モモの助は嬉しそうに宴もやるからほどほどにするように話します。もっとも2人とも、成長したモモの助だとすぐには気づかなかったようですが。

 雑な扱いにモモの助はナミに甘えますが、さすがに見た目はしっかり大人。これにはナミも怒りの鉄拳を放ちます。すぐに彼がまだ8歳であることと思いだしますが、このような特別扱いはもうなさそうです。これにはサンジ&ブルックも邪悪なにっこり。

 とはいえ、日和のドロップキックもナミの拳もまるで痛くないモモの助。強靭な身体は親譲りのようです。

 そんな中、ナミはヤマトを風呂に誘います。なんでも彼女は願掛けとして、ルフィたちが元気になるまでご飯とお風呂を我慢していたようです。ただルフィ達はあまり汚れていませんでした。これは日和が身体を拭いてあげていたからだとか。おかげでゾロとサンジによる喧嘩が勃発しましたが(笑)

 ということで宴前にサッパリと、皆でお風呂に。男湯にはまさかのヤマト、女湯にはお菊という強烈なシャッフルです。こいつら、この辺りは徹底しているのね!

向かってくる人物

 さて場面は変わって兎丼の常影港。フランキー、ウソップ、みなともさんを筆頭に船の修理が終わったようです。ササキに破壊されたフランキー将軍も直り、ベポやキラーもロボットという男のロマンに目を輝かせます。

 これに対して、キッドは慣れ合わないことで強く一喝。それもそのはず、もはや彼らは四皇に代わる大海賊。無事に出航できるまで気が抜けないのです。

 そんな彼らの下に現れたのは、ナンバーズの一美を引き連れたアプー。彼が情報を売ったのは想像に難くありません。どの面下げてというところですが、彼の手には更新された手配書があり…。

 その頃、ワノ国付近の空を奇妙なプロペラで飛んでいる男が、何者かと通信しています。その相手は現元帥のサカズキ。となれば、この男は…。

「余計なマネは絶対するな ええな“緑牛”!!!」

「わかってるって!!!ホントに」

こいつが来たか…!

 平和と不穏な脅威が同時に迫ってきた今回の話。

 ようやくルフィ達が目覚めましたね。四皇と戦った2人は満身創痍でしたが、起きてさっそく好物をバクバクと腹に入れていたのには安心しました。ゾロもサンジとケンカできるしな!この和やかな雰囲気は本当に安心できるというか、ここ最近が死と隣り合わせの討ち入り状況だったから尚更ですね。

 ただやはり犠牲者もいたのは悲しいものです。やはりアシュラ童子とイゾウはダメだったか…。アシュラは20年待って平和になったワノ国を見れず、イゾウは何度も大切な主君を失い…いや、本当に切ないな。

 そこに迫る脅威なのは、まさかの海軍大将緑牛!レヴェリー前の藤虎との会話で衝撃的な発言をした彼ですが、ここにきて登場という衝撃展開です。なんか花のようなものをプロペラのように動かして飛んでいますが、やはり植物になれる能力者なのでしょうか。

 狙いはやはりロビンか…というか、今回ロビンがどこにもいません。おそらくひとりでポーネグリフを調べているのでしょうが、このままだと本当に攫われますよ!相手は大将だから、ルフィとゾロはしょうがないにしても、サンジかジンベエ辺りが一緒に行きなよ!

 ところで彼がワノ国近くにいるということはサボ達は…。

 今後が心配になる展開でしたが、私が個人的に今回の話で注目したのはホーキンスでしたね。今まで屈服したいち海賊と思っていましたが、今回の戦いでは己の占いにより自分の運命に気づきながらも、あの時に裏切ってしまったケジメとして最後まで戦う…ちょっとカッコよすぎるだろ、ホーキンス!たとえ自分の死であろうと占いの結果を覚悟して受け入れていたということですね。あの裏切った時から、ずっと後悔し続けていたんだな…。絶対、彼の今回の姿で評価が爆上がりした読者多いでしょうよ!

 

 さて話は変わりますが、映画の最新情報や1か月の休載が発表されましたね。映画は公開された際に記事を上げるつもりですが、現時点で思うのは…ウタはなかなか強烈な設定をぶち込んできた印象ですね。個人的にキャスト紹介の気持ちよく歌っている彼女のイラストが好きです。キャストは名塚さんとadoさんか…ちょっと意外な印象でした。公開が楽しみですね。

 そして1か月の休載ですが、別にこれはいいんですよ。むしろ尾田先生はしっかり休んでいただきたいのです。ただいよいよ最終章が迫ってきたと思うと…ちょっと情緒がぐちゃぐちゃになりますね。それでもこの物語を私は最後まで見届けたいです。

 ブログについてですが、基本的に私は無理のない程度にやるつもりなので、休載中は記事上げないかもしれません。

 いよいよ終わりの近さも感じつつ、また次回!

第1053話「新しい皇帝達」 とんでもないことになりやがった - ワンピース航海記録