気づけばあっという間に11月。寒さも辛くなる中、気持ちだけでも燃えるような興奮が欲しくなる…そこで手にしたいのがワンピース最新刊です。
いよいよクライマックスのカイドウ戦、ルフィ、モモの助の奮戦と大きく変化する世界に注目です。いつものごとく、さっくりと感想をぶちまけていきます。
104巻表紙
中央には大笑いするギア5状態のルフィ、バックには龍となったモモの助と仮面を取り本心をさらす涙ながらの日和の兄妹です。本編のワノ国の重みと決着の雰囲気が集約されていると言っても過言じゃないでしょう。そして表紙カバーを取ったら、今度は木のカーブに注目すると…。
収録話
第1047話「都の空」 いよいよクライマックス！ - ワンピース航海記録
第1049話「目指すべき世界」 彼らが望むのは - ワンピース航海記録
第1050話「誉れ」 ありがとう、康イエ様 - ワンピース航海記録
第1051話「ワノ国将軍 光月モモの助」 立派じゃねえか…！ - ワンピース航海記録
第1052話「新しい朝」 なんと平和な瞬間 - ワンピース航海記録
第1053話「新しい皇帝達」 とんでもないことになりやがった - ワンピース航海記録
第1054話「炎帝」 英雄となった男 - ワンピース航海記録
第1055話「新時代」 宣伝タイトルではあるが - ワンピース航海記録
以上が今回の収録話です。カイドウやオロチとの決着、緑牛の大暴れなどが見所ですね。
個人的な一押しですが、やはりカイドウとの決着となる1046～1051話の流れは外せませんね。強大な敵を打ち破るというのはもちろんなのですが、モモの助、日和、おトコ、お玉の回想がとにかく涙腺を刺激していきます。それくらい長く辛い過去…だからこそルフィが決めた瞬間とモモの助の宣言にはすさまじいカタルシスを感じました。回想というならカイドウのも読者の心をつかんできます。
あとはやはり1055話もいいですね。シャンクスの新時代への期待と、最後のルフィ達だけでその関係性の良さが窺えます。そして映画も踏まえるとまた味わいが深い…！
というか、他にも四皇やサボ関連やらで本当に盛り上がるので、密度がとんでもないことになっています。
SBS＆ウソップギャラリー海賊団
いつものように宣言できないSBSと力作ぞろいのウソップギャラリー海賊団。SBSはゾロの腹巻の擬人化やCP0のキャラの名前判明など、相変わらずネタと設定開示の宝庫です。そんな中、もっとも衝撃的だったのはキッド海賊団の結成秘話。キッドの「親友」の死が関係って…しかもその名前って初恋の…。彼とキラーの嫌いなもの「カレーうどん」で笑っていたのが懐かしいです。そりゃ、見るたびにシルトンちゃん思い出すから嫌いにもなるわ…。
ギャラリー海賊団はまさかのウタによる乗っ取り。全体的にギア5のルフィが増えた印象です。個人的には太陽と一緒にいるイラストが好きですね。本当にどうしてこんなに上手に描けるんだ…。
総評
最強とうたわれたカイドウとの決着、平和を取り戻していくワノ国、大きく動く世界情勢、そして台頭していく新時代…どの話をとっても今回は見逃せないものが多く、興奮と涙腺を刺激する展開の連続です。
さらに11月12日から映画の入場者プレゼントに104巻の掛け替えカバーが配布されます。これまた今回のラストの話とマッチするものになっているため必見です。
ついにワノ国もクライマックス、最新話も最終章に突入となったワンピース。いよいよ終わりが近づいているのを感じつつひとつの戦いの終焉を迎えた104巻は発売中です！
