879話の感想です。
表紙連載は「婚約破棄、当然の落とし前」です。サイがウホリシアにボコられたようですね。さすがはあの体格だけあり、サイもボロボロです。彼のことだから、手は出さずにやられたんだろうけどさ。
チンジャオはウホリシアの父親らしい人に怒られているけど、反省とか全くしてなさそうな表情です。
背表紙は「ブルック登場」。もうどんな見た目の奴が出ても驚かないと思っていたのに、彼の登場にはめちゃめちゃ驚いた思い出が・・・。
カタクリと一騎打ちをするルフィ。一方、ナミ達はクー・ド・バーストで逃げますが・・・。
犠牲の勝利
ペドロの自爆を知り、涙するブルック、チョッパー、キャロット、ナミ。ブルックとチョッパーは直前までアメに捕らわれていたので、ここで事実を知りました。
自分達の実力を嘆くブルックですが・・・
「泣きたいのは敵方じゃろう こっちが心を乱すな」
ジンベエからはなかなか手厳しい一言。この発言に怒りを見せるブルックですが、ジンベエは緊張の糸を解かないことをさらに念押しします。
そう、まだ場所は敵の陣地。しかも相手は全力を出しても、逃げられるかわからない相手です。
「これは・・・!!ペドロの“勝利”じゃ!!!」
覚悟を持っていたペドロの行動は、皆を助ける行動というだけでなく、より仲間達に覚悟を持たせる行動だったと言えるでしょう。
事実、敵は将星一人倒され、ジェルマの戦力を得られず、さらにマムの暴走というかなり手痛い被害を受けています。
ルフィはペドロの覚悟をしっかり汲み取り、自分が出来ることを瞬時に判断しましたね。ここら辺はさすが船長です。
進撃の四皇
場数を踏んできたジンベエの言葉により、再び気を引き締める皆。ナミが状況を確認し、それぞれに指示を出します。
キャロットはジャンプで一気に船の見張りに。すると追手が見えるのですが・・・
なんとそこには海を歩いてくるビッグ・マムが!彼女がいくら規格外の化け物だからとはいえ、能力者がそんなことできるはずもありません。
よく見ると、マムの帽子からペロスペローが登場!「アメウミウシ」と呼ばれる技で、キャンディで海に足場を作り、そこをマムが歩いていました。
本来、ビッグ・マムを運ぶ役目はゼウスですが、あっちはプロメテウスと共に、海岸に置いていかれたみたいです。
ここで怒りを見せるペロスペロー。右手はキャンディで代用してますが、ペドロにやられた怒りはとてつもないほどです。
「奴の仲間を・・・———どう苦しめれば気が済むか・・・!!!」
実力者が恨みを持つって、本当にやべえな・・・!
ちなみにここでペロスペローは、ナポレオン、ゼウスと呼んでました。やはり長男ともなれば、マムの分身体レベルにもため口を聞けるのね。
未だに慣れないツンデレ
一方、トットランド内の海。懐かしのパウンドが、船で脱出(?)を計っていました。ふと上を見ると、そこには娘のシフォンの姿が!
サンジ、シフォン、プリンは絨毯のラビヤンで移動中。下のパウンドには気づいてないみたい。シフォン、お父さんが下にいますよ・・・。
ここで、ローラがチョコレート大臣であったことが明かされます。
いなくなった後は欠番扱いで、プリンがその後釜として注目されていましたが、彼女はローラが戻ってくることを期待していたみたいです。「大好きな姉」というのは、間違っていなかったようですね。
ところで大臣って、その名前の菓子作りが上手なのが条件なんですかね?「豆大臣」のダイフクや「ビスケット大臣」のクラッカーが、菓子を作る絵を想像するだけで笑えてきます。あと「こんがり大臣」のオーブンは何を作るんだ?
さてこんな会話の中、シフォンはプリンがいる場所にツッコみます。なぜか彼女は絨毯の上でなく、絨毯の丸まった場所にいます。
その理由なんですが、ウエディングドレスを着た状態で、サンジと一緒に絨毯に座ったら、「夫婦」に見えるとのこと。
「迷惑なのよ!!アハハハ め・・・め・・・迷惑なんだからね!!」
もうお前は何がしたいんだと・・・。シフォンは呆れ、サンジは謝りつつも、落ちないかの心配を。
「落ちるか落ちないかは私の勝手でしょ サンジ!!!」
(キャ――――♡なんて優しいの!?私の心配を♡)
そしてやっぱり言っていることと思っていることが違う状況です。
もう勝手に落ちて、サンジに助けられた方が幸せなんじゃねえかな・・・?
ルフィVSカタクリ
場面は変わり、鏡世界では、今まさにルフィがカタクリと対決中。
周りにビッグ・マム海賊団の戦闘員がいるなか、ルフィは「ゴムゴムの鷹ガトリング」で攻撃!
「この方が効率的だろう!!!」
しかしカタクリは、千手観音のように背中からモチの手を出し、ルフィの攻撃を相殺します。それどころか、そのままルフィに拳の連打を打ちこみます。
ゴムはモチに負けないと、今度はルフィが足を伸ばして攻撃。それをかわされ、今度はカタクリが構えます。もちろんルフィはギア2のスピードで回避しようとしますが、カタクリは見聞色の覇気の使い手。ルフィの移動先を見越して、蹴りを叩きこみます。
ならばとばかりに、今度は力で対抗!「ゴムゴムの象銃(エレファント・ガン)」を打ちますが・・・
「これでいいのか?“エレファントガン”・・・!!」
まさかのルフィのギア3以上の大きさを誇るパンチで対抗!
戦闘においてルフィの上を行く将星カタクリ・・・強すぎです!
どう勝つ、将星カタクリ?
今回は三つの場面がありましたが、圧巻だったのはやはり将星カタクリの実力。
圧倒的な手数に、ゴム風船以上の大きさによる攻撃。スピードも申し分ないですし、見聞色の覇気を使っているため、隙がありません。
私としては、ルフィに勝機があるとしたら「スピード」だと思っていました。モチの場合はルフィのギア2のように血流ポンプが出来ないと思うので、スピードはルフィの方が上だと思いました。
また「パワー」だとルフィの場合、中身が空気の状態で大きくなるのに対し、カタクリはモチの質量があるうえで攻撃できるので、重さが違います。
しかしいざ戦ってみれば、あらゆる面でカタクリの方が上でした。スピードがギリギリ互角ぐらいで、反射神経や見聞色の覇気もあるためか、圧倒的な実力差が見れますね。
モチモチの実はゴムゴムの実の上位互換のような能力ですね。現状、ゴムが勝っているところは、電気や水分に抵抗があるくらいか?
もはやモチモチの実は、「形と質量あるロギア系」と言っても、過言ではない気がします。
そして絶望を感じたのは、マムとペロスペローのコンビ。
あのキャンディはどうやって浮かしているのでしょうか?今までいろんな能力者がいましたが、クザンのヒエヒエのような能力でもないのに、アメで海を攻略するペロスペローの恐ろしさよ・・・。
というか、アメとはいえ能力で作ったやつなら、海の影響を少しでも受けていいような気がしますが・・・。
個人的にあの長男が将星でないことに驚きを隠せません。前に死亡フラグ立ったみたいな記事書いたけど、むしろどうやったらこの長男が死ぬのか知りたいよ・・・。
なんかサンジとプリンとシフォンが、いい箸休めになってきたな・・・。
サンジ以外、ヤバい状況に立たされながらも、また次回!