892話の感想です。
表紙連載は「ドレスローザからのプレゼント」
レオ達に海賊船が贈呈されます。小人たちの住んでいる場所の特徴は出ていますが、船首のデザインはウソップのビックリ顔って・・・。そりゃ、あれでシュガーを封じたけどさ。
前回、ルフィとサンジが覚悟を見せた後、サニー号ではマムに追い詰められる状況でした。しかしそこに現れたのは・・・
ケーキ到着!
追い詰められたナミ達ですが、そこにベッジの船が到着。完成されたケーキが乗せられており、マムはその甘い匂いに舌出して喜びます。
ベッジはマム達を確認するなり、戦闘準備しますが、サンジの方は、船首に立って、メロリン状態です。毎回思うが、こいつの足は戦闘、ギャグ含めてどうなっているんだ・・・。
ちなみにこの様子のサンジを、ナミは遠かったため人影としか認識できていません。ただジンベエと共に変なオーラを感じました。いわゆるサンジのメロリンパワーですね(笑)
ここで混乱するのはペロスペロー。ベッジの船に乗っているケーキなので、毒が仕掛けられていると考えられます。しかし壊してはマムの癇癪は収まりませんし、かといって毒入りケーキをマムに食べさせるわけにもいきません。
本当に苦労するな、ぺロス兄。しかしこの状況でも自分より、マムや国、海賊団を心配するペロスペローは、兄さんとして尊敬できます。
サンジの方はベッジと交渉して、彼にケーキの所有権を渡しました。ベッジは暗殺を諦めておらず、ケーキを食べさせた後にマムに攻撃を仕掛ける気のようです。ここらへんは食後なので、サンジも我関せず。
そしてサンジはプリンと共に、絨毯のラビヤンに乗りサニー号へ向かいます。
思ったけど、こいつはマムよりもプリンを優先させていますね。相当な信頼関係を築いていると思われます。
手分けからの・・・
さてマムの狙いはサニー号から、ベッジ達の船へ。
一方でサンジとプリンは、敵にばれずにサニー号へ到着します。
ここでサンジは皆と状況の確認です。ベッジがケーキを引き受けた理由、そしてキャロットとペドロがいない事にも触れられました。ペドロが自爆したことは隠して、二人とも部屋で休んでいることになりましたが・・・。
そしてベッジの方はペロスペローに対して、ケーキをマムに食わせると宣言。とはいえ、裏切っているという件があるので、ペロスペローはババロアを引き連れて、ベッジを追跡します。
「お前らはこのまま麦わらの船を追いつめろ!!おれとババロアはベッジとママを追う!!」
ここでペロスペローが任せたのは、スムージー率いる艦隊。スムージーをリーダーに、妹と思われる足長族のシトロンとシナモンも一緒です。
なんか一人だけ、体型が・・・ゲフンゲフン!
そしてサンジの方は落ち合い場所がばれていることも明かします。
ジンベエ曰く「珍しく強敵認定をされとるようじゃのう」とのこと。何を今さらじゃないですか、ヤダー!
今後の計画
ベッジ達の方は、ケーキを持って後ろから来るマム達からとにかく逃げます。どうも会話からして、これを提案したのはシフォンなようです。
脱出ですら手が一杯なこの状況ですが・・・
「これが恩返しってモンでしょ
大丈夫!!ケーキの味を信じて!あのコック本当にスゴイ奴だった!!」
「全くそういうトコ大好きだぜ シフォン!!!」
シフォンの言葉に呼応するベッジと仲間たち。うーむ、ファイアタンク海賊団にも愛着がわいてきたな。(←むしろ遅いくらい)
さらにサンジは、カカオ島を通過する策があるとのこと。ここらへんで頭の切れる彼に期待です。
一方でカカオ島ではオーブンが、タマゴとモンドールの指示から大量の軍艦でカカオ島を取り囲みます。
そして住民に、町中の鏡を割ってくるように指示します。
記念品などの鏡は海へ捨て、後日回収するなど、ちょっとした優しさも見せつつ、とにかく鏡を機能不全にさせることを目論みます。
どうやら鏡の出口を一つだけにして、もしルフィが出てきた際に逃がさないためなようですね。
しかし逃がしただけで一家処刑とは・・・さすがは法に忠実な男!
そしてラストはルフィとカタクリの対決。
間違いなく、だんだんと自身の覇気に近づいているルフィに危機感を抱き、素早く決着をつけないと負ける可能性もあると考えた彼は、槍を構えます。
ルフィの方はふらつきながらも、「プスッ!」という音とともに、足に何かの違和感を持ちますが、そこにカタクリの槍が・・・
えぐり取るほどの一撃、「モチ突き」が遂にルフィの体に・・・!!
なんとか間に合ったケーキ
とにかく展開が読めなくなったと思われる今回の話。状況を軽く整理していきましょう。
まずマムの方ですが、ベッジ達が引き受けてくれます。ケーキの味はかなり素晴らしいようなので、食べればボーっとさせて、その間にベッジが攻撃、または逃走が図れそうなので問題ないでしょう。
ペロスペローの件もマムが動かなくなれば追跡より、そっちを優先させそうですし。
問題はサンジの考えとルフィとカタクリの対決。
前者は、カカオ島の現状を考えると、打開してくれそうなのはジェルマの勢力です。実際、追手の主戦力が女性なので、サンジでは戦いも不利ですし。
ただ「どうやって」通過するのかが、まったく思いつきませんが・・・。
そして後者ですが、ルフィに強力な一撃が入りました。絵を見る限り、わき腹辺りをごっそりやられていますね。私的には、この技がカタクリの技の中でも一番えぐい技だと思っているので、まさかルフィが喰らうとは・・・。
ただモチ突きを喰らう前に、ルフィは脚に何らかの攻撃を喰らいましたね。最後のコマでフランぺが笑っていたので、彼女辺りが麻痺効果のある吹き矢でも当てたのでしょう。
しかしこれでルフィが敗けるとは思いません。
というのも、この攻撃、カタクリからすれば仕留めるつもりで放ったものですが、むしろ「ルフィが足を滑らせたことで中途半端なダメージになった」とも考えられます。それでも相当な威力ですが・・・。
ここまで来ればルフィの勝利フラグが立った見てもいいでしょう。
この勝負、ルフィに勝ってほしいと見るか、カタクリに勝ってほしいと見るかで大分見方が変わると思います。どっちに傾倒するかで、考えるべき可能性が抜け落ちそうな気も・・・。
とりあえず、私はルフィの勝利に一票。ここはフランぺの余計な行動のせいで、カタクリが仕留めそこない、逆転されたと考えれば、カタクリの株も落とさない結果になると思いますね。
今回、個人的に良かったのは、サンジがサニー号に着いた時、ナミ、チョッパー、ブルックが彼に抱き着いた後の反応。
ドレスローザ編のように、ギャグに振り切ったような敵がいないからこういうのあると嬉しいです。あとアニメとかのサンジを見ると、ギャグ路線の彼が視れるのに安心します。
しかしプリン的には、この手の奴をどう思うかも気になりますが・・・。
そしてもうひとつ歓喜なのは、ついにスムージーの活躍が見れそうなこと・・・ではなく、今回登場した彼女の妹、シナモン!
888話のコマで登場した彼女ですが、個人的にツボの女性だったので、今回取り上げられたことはものすごく嬉しいですな!
足長族は脚がものすごくきれいに見える・・・!
しかし今回疲れたな・・・。場面多いと、書くこと増えるし、どうやって転換して書くかを考えなければ・・・。
楽しみ半分、疲労半分でまた次回!