877話の感想です。
表紙連載は、許嫁ウホリシア「ねェ結婚式の日取りなんだけど」サイ「大事な話があるんやいウホリシア」。期待通りのウホリシア登場!予想通りのたくましい体格です。あとサイの腕にしがみつくベビー5が可愛い。
背表紙は「涙の和解」。本編読んでいてちょっと安心した場面でした。
前回はプリンちゃんがまさかのツンデレを見せてくれました。今回も期待したけど、登場しないorz
ペロスペローのキャンディマン
船上では鏡を利用してくるガンガン出てくる敵に押され気味のブルック。さらにチョッパーの方は、ペロスペローによりアメで身体の動きを止められてしまいます。その硬度は強力であり、チョッパーの変身も許しません。
3分で相手をキャンディマンにするペロスペローの力、キャンディが徐々に全身を覆い、さらには体内へ侵入、そこから呼吸すらもさせなくするという恐ろしいものでした。ディズニーとかでは、メルヘンこの上ないキャンディがこんなヤバい能力とは恐れ入る!
「キャンディじゃあるめェし・・・ナメすぎなんだよお前ら!!この島は甘くなどないッ!!」
うんまあ、これは私も思いましたね。サニー号を奪い返すためとはいえ、格上の敵の主戦力相手に、ちょっと悠長ですよ。
ペロスペローは飴で全身を覆い尽くされたチョッパーの頭に時計を置き、さらにブルックも飴で固めてきます。
来るぞ、ルフィ達!
誘惑の森の様子を見て、なにかに気づいたカタクリ。ペロスペローはマムが来たものだと思いますが・・・
「うわああああ!!」
例によって、暴走状態でご搭乗のビッグ・マムから逃げるルフィ達が登場。
未来視したカタクリは戎兵たちではルフィに敵わないと考え、撤退を命じます。優しいというよりも、なんか俺の中で苦労人の印象が強いんだよな、このキャラ。
一方、ペロスペローはルフィ達に「キャンディメイデン」を仕掛けます。この技はその名の通り、キャンディで出来た拷問具アイアンメイデンで攻撃してきます。
対してルフィはキャンディメイデンに向かって、「ゴムゴムの火拳銃」!かなり久しぶりのご披露ですね。鉄も混ぜていないキャンディなので、熱には弱いようです。
今度は船から追い出すために、ルフィがカタクリに攻撃を仕掛けます。「鷹銃乱打」(ホークガトリング)を繰り出しますが、自然系のごとく攻撃を受け流すと、ルフィ同様に手を伸ばしてパンチで対応!
「あいつの能力・・・!!ルフィみたい!!」
キャロットがカタクリの能力を見た時のセリフですね。私はこれについて前から思っていました。弾力もありますし、攻撃も受け流せる強力な能力です。
そういえば「モチモチの実」って、単行本で自然系から超人系に修正されていました。ネットとかでの指摘もあってでしょうか?個人的には超人系なのに、自然系のような受け流しができるのは特別感があって、四皇幹部の凄さが際立ちます。
逃げるための準備
ルフィがカタクリと勝負する中、ペドロはたじろぐキャロットに言葉をかけます。
「おれは思う ルフィ達こそが 数百年間 我ら一族と “光月家” が待ち続けた 世界を夜明けへと導く者達だ!!」
そういえば、ネコマムシも「世界の夜明け」について言ってましたね。ミンク族全員にとってもこれは相当重要なことなのでしょう。思ったのですが、彼らの種族が導くわけではなかったのね。
というか、ペドロの状況的に死亡フラグのようにしか見えないのですが・・・。
ナミ達はクー・ド・バーストで脱出の準備中。ペロスペローはモンドールに軍艦を集めるように指示します。マムもいるし、状況がごちゃごちゃになってきたぞ。
いよいよ逃げようとした時、なんとサニー号が飴で固められてしまいます。言うまでもなくペロスペローの仕業。キャンディウェイブと呼ばれる技なようです。
ペドロの覚悟
クー・ド・バーストはできない、チョッパーとブルックはキャンディマンになりそうとペロスペローの能力により、脱出もままならないルフィ達。
ここで動いたのはペドロ。ペロスペローに斬りかかりますが、あっさり杖でいなし、踏みつけます。不意を突いたように思えましたが、接近戦でもここまで強いとは・・・!
ここで判明しましたが、ペロスペローの懸賞金額は7億ベリー!将星には及びませんが、ルフィやローを遥かに上回ります。伊達に長男やってないな!
かなりのピンチですが、ペドロが上着の中を見せると、なんと大量のダイナマイトが!
「これでお前の “魔法” は全て解けるよな…」
明らかに倒す気満々な様子で話すペドロ。おい待て、まさか・・・
「ここでルフィ達を生かし 出航させる事が どれ程に意味のある事か・・・いずれわかる!!
いいか ゆガラ達は前へ進め!!」
ペドロはタバコを吸いながら、ダイナマイトに着火!サニー号を捕らえていたほどの飴が砕けるほどの爆発が!
犠牲のペドロと化け物ペロスペロー
さて大きく物語が動いた877話。
ラストのペドロの行動は凄かったですね。ここ最近、あまり大きな出番がなかったのですが、ここに来てアラバスタ編のペルを彷彿させるような決意を見せてくれました。ペコムズの反応も気になるところ。
ただ個人的にはちょっといきなりすぎる行動にも感じました。
もうちょっとペドロがルフィ達に期待するような描写が欲しかったところ。一応、ゾウ編やタマゴ男爵との勝負とかそれらしいところはあるのですが、いかんせん結構前のことなので唐突に感じてしまいました。でもまあ寿命とかマムに奪われたりしてたしな。
そしてこれまで猛威を振るってきたペロスペロー。今回はペロペロの実の能力が存分に発揮されていました。飴という存在が、ここまで恐ろしいものになると誰が予想したか・・・でもビスケットで戦うやつもいましたものね。
今回はちょっとした情報もありました。ペロスペローの懸賞金とか、アマンドが大臣だったとか、カタクリの武器が三又の槍だったとか。こういうところで読者が気になることを紹介してくれたのは嬉しいところ。
ところでペドロとペロスペローはここで退場するのでしょうか?ペドロの方は寿命もあるのでキツイ気がしますが、ペロスペローは仮にも敵の長兄。ここでやすやすとやられるとは思えません。
でもこの人、マムに死刑宣告を受けているんだよな。どっちに転んでも死亡フラグが立っているって・・・。
展開が気になる中、次回は休載ときたものだ!