46話の感想です。
表紙連載は「裁きの森の決闘」。バギーとガイモンの対決。身体のパーツ足りないと、同じくらいの身長なんだね。
今後バラティエにいるかどうかで揉めるサンジとゼフ。ルフィ達も巻き込んでごたごた状態になります。その2日後クリーク海賊団の旗を掲げたガレオン船がバラティエにやってきます。しかしその船はボロボロで・・・?
ストーリー
バラティエ編での敵キャラが登場した話です。この話からいよいよ戦闘が始まるような雰囲気を醸し出します。実際は一回邪魔が入りますが・・・。
今後の不穏な空気を感じさせつつ、ギャグ的な要素もしっかり入れられています。特に一味とサンジの絡みは今回が初めてとなり、グランドラインに行くまではこのメンツで航海するので注目ですね。
登場キャラ
・ルフィ
あんまり目立ってなく、雑用もさぼり気味です。やる気がないな(笑)
・ゾロ&ナミ&ウソップ
こちらはバラティエの料理をがっつり楽しんでます。しかしサンジとゼフのごたごた後の対応にはそれぞれでした。ゾロは特に気にせず、ナミは自分の魅力とサンジの性格を最大限に利用してサービスを受けて、ウソップはサンジの対応にむかっ腹を立てるような感じです。この3人の反応が特徴をしっかり出していて面白かったですね。
・ジョニー&ヨサク
メリー号で横になっていたのがチラッとだけ映りました。5日後も経っているのに、まだフルボディからやられた傷がきついのか。
・サンジ
冒頭はゼフとちょっとした言い争いをします。この時点で明らかに他のコックたちとは何か違う様子がうかがえました。その後はナミに最大サービス、男達には粗茶を出すと明らかな差別をし始めますが(笑) いやここの性質上、お茶だけでも大したものなのか?
その後は周囲が止めるのも気にせずに空腹で弱っているクリークに対して食事を出します。その結果思いっきりラリアットを喰らい、吹っ飛ばされました。ここら辺がギンの時と比較して読むと面白いですね。
・ゼフ
冒頭で少しサンジと小競り合いを起こします。サンジに対して様々な理由をつけて、出て行けと言いますが・・・。とは言え彼の態度もわかりやすいものですけどね(笑)
・パティ
クリークが来てからは、他のコックたちに支持する形をとってました。飯を与えるなとくぎを刺し、海軍に連絡とてきぱきとしています。結果的にサンジに蹴り飛ばされましたが・・・。
・カルネ
今回はクリークの解説役といった立場でした。彼の慌てようとその口ぶりが今回の敵の厄介さをものがたります。
・クリーク
海賊艦隊の提督であり、首領(ドン)やダマし討ちといった異名を持ちます。海賊を始めたのが監獄で海兵になりすますという異例な人物であり、徹底的に勝利にこだわって手段を選ばない人物であることが判明します。今回の話でも分かるように、飯を食わせてもらう前と食った後での態度があまりにも違います。ダマし討ちをやり慣れていますが、ある意味ウソップをひどくしたようなものとも見れます。それだけでこんなにたち悪くなるのかとも思いますが・・・。
・ギン
フラフラなクリークを抱えながら再びやってきます。とにかくクリークを心配する様子が見れますね。
しかしクリークがサンジを吹っ飛ばしてからは、約束が違うことにショックを受けました。バラティエ編での良心の一人は期待を裏切りません。
個人的名セリフ&名シーン
・ゾロ「魔女かてめェは・・・!!」
ナミとウソップとサンジのやりとりがひと段落着いた後、ゾロがナミに言った一言です。この時のナミのやってたことは、まんまゾロのセリフ通りだと思います。2年後とは違う意味で、したたかだな・・・。
・サンジ「ほらよギン。そいつに食わせろ」
食事をクリークに差し出す場面です。現実だったら本気でおかしい行為ですが、彼の場合はどうしてもつき通すことがあるのでしょう。メタい話ですが、ここで敵が倒れたら元も子もないですし、これくらいやるキャラじゃないと魅力を引き出せないと思います。
まあパティを蹴る必要性は無いと思いますが(笑)
次回はサンジとクリークそれぞれの言い分をがっつり見せてくれます。そしてあの男の秘密も・・・。