第47話の感想です。表紙連載は「あんたも珍獣」。仲良くなって酒を飲みながら、動物たちと宴会してます。男の友情かな(笑)
前回腹を満たし、復活したクリーク。空腹である自身の部下100人への水と食料、そして新たな船としてバラティエの船を要求します。コックたちは拒否しますが、クリークは睨みを利かせ脅してきます。そんな中サンジは要求の食料を準備するため、厨房へ向かいますが・・・。
ストーリー
遂に牙をむいたクリーク。そんな彼の支配欲の強さやサンジと他のコックのやりとり、そして今後重要になってくるラストとなかなか怒涛の展開です。何気に大ゴマやセリフ回しが迫力あるので、個人的にかなり勢いのある話だと思います。
登場キャラ
・ルフィ
今回驚いているだけです。書くことねぇ・・・。
・サンジ
クリークに言われた百人分の食料を用意しに行こうとします。コックたちに止められますが、彼なりのコックとしてのあり方が語られます。ちょっと不思議な光景でしたが、過去を知っているものからすれば説得力があります。この時点で知ってるのゼフだけですが・・・。
ところで前回クリークから不意の一撃を喰らってる筈ですが、ピンピンしてます。さすがはゼフに鍛えられただけはあります。
・パティ&カルネ&コックたち
サンジに対して怒りをあらわにします。彼らからすればサンジの行動は迷惑以外の何者でもないので、当然の反応ですよね。
その後は店を守るためにクリークに立ち向かいますが、圧倒されます。さすがにボス各相手では無理ありますよね・・・。
・ゼフ
最後の方に登場して、クリークに百人分の食料を渡します。コックたちが慌てるなか、その後を見据えたように船員の戦意を考えたり、クリークを落ち武者と言い放ったりします。こんな状況の中でも冷静なのは、踏んできた場数の違いか・・・。
ラストにはクリークから「赫足(あかあし)のゼフ」と呼ばれ驚かれますが・・・。
ところで「赫」は音読みで「カク」、訓読みで「かがや(く)」と読みます。「あか」じゃないじゃん!
・クリーク
全体を通して、とにかく睨みを効かせ続けます。とにかく支配欲が強いのか、「命令」として船と食料を要求します。
そしてパティに鉛玉を撃ちこまれた後は、鋼の鎧の姿を見せます。鎧や武器、部下の数や艦隊を引き合いに自身が最強であることを主張します。実際に海賊をも圧倒するバラティエのコックたちを、あっさり返り討ちにします。
とにかく最強であることを主張しているせいか、自尊心がかなり強いように見えます。いつも自信ない私からすればちょっとだけ羨ましいとも思ったり・・・しないな。
・ギン
ルフィと同じくらい見せ場ありません。違うのは驚くだけでなく、謝ったり怯えたりしてるくらいか。
個人的名シーン&名セリフ
・サンジ「食いてェ奴には食わせてやる!!!コックてのはそれでいいんじゃねェのか!!!」
他のコックたちに銃を向けられた時のサンジのセリフです。サンジのコックとしてのあり方がストレートに語られてますね。彼の場合のコックは職業とかではなく、自分自身の生き方の一つだと思っています。そう考えるとクリークの命令に従ったのではなく、サンジらしいことをしただけだと読めますね。
・パティ「おれとお前のどっちが正しいとは言わねェが今回のこれはてめェのミスだ!!」
サンジを殴りつけた後のパティのセリフです。クリークを復活させたことを咎めてますが、それと同時にサンジの考えについても否定していませんね。当時パティはほとんど融通が利かないだけの男だと思っていたので、こういうのが結構気に入ります。
・クリーク「うっとうしいわァ!!!!」
立ち向かってくるコックたちに銃をぶっ放す場面です。文字のフォントが変わり、2ページも使った迫力ある演出となっています。選んだ理由も迫力だけですがね(笑)
次回は決戦前の気合の入れ時。そして伝説レベルの男2人の話も・・・。