23話の感想です。
ルフィ達はグランドラインを目指しますが、ナミはこのままグランドラインに入るのは無謀と考えます。それもそのはずグランドラインは「海賊たちの墓場」とも呼ばれている航路です。そこで船員や船の装備など準備のためにシロップ村に寄ります。そこで村の若者のウソップに出会います。
この話からシロップ村編の始まりです。今回は上陸し、村や状況の説明もするだけなので大きな展開はありませんかね。注目すべきはやはりウソップの初登場です。彼の個性がよくわかる描写が多く、シロップ村編でのキーマンになる事がわかります。
登場キャラ
・ルフィ
そこまで出番はないのですが、いつも通りの気楽さを見せてくれます。グランドラインの準備にまず肉を欲しがるといった緊張感のなさが改めてわかります。彼の長所でもあるのですが。
またウソップとはあっさり打ち解けていました。やはり互いに海賊好きということで馬が合うのでしょう。
・ゾロ
ルフィ同様に緊張感がないです。違うのは肉ではなく酒を欲しがったところ。なぜこのルフィと彼は飲食が頭から離れないのか・・・。
また隠れて見ていたウソップ達にいち早く気づきます。この辺りは流石ですね。
・ナミ
冒頭の準備に関するやりとりだけで彼女の気苦労が伺えます。その後のウソップとの会話などからも今後の動きをしっかり考えていると思われます。というかナミがいなかったら、ルフィ達どうなっていたんだか・・・。
・ウソップ
皆さんおなじみのキャラで、この話が初登場です。1日の始まりに村で大声で嘘をつき村人たちから逃げることが日課なようで、本人曰く「退屈な村に刺激を与えた」とのこと。村人たちにとっても当たり前の出来事なようで、ちょっとした時報のようなものになっています。
ウソップ海賊団を村の子供たちと結成しており、船長をやっています。もちろん本物の海賊ではなく、ごっこ遊びです。またルフィ達に対して出会い頭に嘘をついています。あっさり見破られますが・・・。この2つのことから海賊への憧れとその誇りを重要視しているのがわかります。
ところで今でこそ彼のトレードマークである長い鼻ですが、当時は他のキャラよりも少し長いくらいにしか感じませんでした。どちらかといえばウソップという名前に衝撃を受けましたね。ちなみに彼の「~~死んでしまう病」もこの話からです。
・ウソップ海賊団
ウソップと共に海賊のごっこ遊びをしている少年3人です。名前が「ピーマン」、「にんじん」、「たまねぎ」と野菜の名前になっています。
3人ともウソップのことをよく理解しているようで、彼の本物の海賊への憧れもわかっているようです。
・カヤ
シロップ村に住む少女です。大富豪ですが、両親を亡くしさらに病弱で寝たきりな状態です。ラストに少しだけ出ましたがウソップに会いたがるところから、彼とはちょっとした関係があるようです。
個人的名セリフ
・ウソップ「はー今日もいい事をした!!このたいくつな村に刺激という風を送り込んでやった!!」
朝に村中を駆け巡り嘘をついて村人たちから逃げ切った後のセリフです。彼が嘘をつくのには大きな理由があるのですが、この話だけ読むと自分の行動を正当化するただの迷惑ないたずらにしか感じませんね・・・。
・ウソップ「このおれの八千万の部下共が黙っちゃいないからだ!!」
ルフィ達に村を襲うのをやめさせようと考えてついた嘘です。この嘘はウソップの嘘の中でも有名なものの一つですね。ゲームとかでもよく使われます。当時は誰が騙されるんだと思いましたが、まさか後に騙される奴が出てくるとは・・・。
次回はウソップの海賊への想いを知ることができます。あのクラハドールも登場です。