ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

第848話「さよなら」 ユーモア骸骨が暴れまくり

 848話の感想です。

 前回ビッグ・マムに喧嘩を売ったルフィですが、その様子をマムの子供たちに笑われるだけで本に閉じ込められたままです。

 一方ビッグ・マムは、ルフィの宣戦布告など気にしていないようで、明日の結婚で得られるジェルマの戦力や開ける玉手箱、そしてウェディングケーキに心躍る状態です。

 そんな中ルフィを見張る兄弟たちとビッグ・マムの双方に侵入者がいるという知らせが来ました。もちろんその侵入者とはブルック&ペドロです。ポーネグリフのために2人とも奮闘します。そしてルフィ達の方にはプリンが訪ねてきますが・・・。

ストーリー

 いよいよブルックとペドロによるポーネグリフ入手の戦いの始まりです。たった2人ですが、ペドロは持ち前のスピードでブルックは自らの能力をフルに活用してそれぞれの役割を果たしています。しかし将星やタマゴもいるので油断はできませんが・・・。

 またプリンの様子と言動も気になります。彼女のマムやローラについての回想や最後の耳打ちを見る限り、間違いなく何かしようとしていると考えられますね。前回のマムのローラに対する怒りを考えるとものすごく不安です。

登場キャラ

・ルフィ

 冒頭では前回に引き続き怒っている様子で、マムの子供たちにも喧嘩を売ってました。その後には、プリンに助けを求める場面もあります。さすがにオペラがいる前で頼んだのは、迂闊すぎると思いますけど・・・。

 プリンに何かを耳打ちされて、顔色が変わるだけでなく、おもわず何言ってんだと言います。相当大変なことを聞いたのでしょうけど、いったいどんなことを?

 

・ナミ

 ルフィと共に捕まったままです。ルフィと違って周りを気にして行動できるのは、彼女の良いところですね。これが普通な気もしますけど。

 またプリンの耳打ちに、ルフィ同様に顔色変えて衝撃を受けます。気になるな・・・。

 

・サンジ

 今回読んでいて、とにかく不安になりました。

 何話か前にしたプリンへのプロポーズの時に言っていた希望については、やはり今後の彼にとって大事なことなんでしょうね。そんな彼女を悲しませないようにメロリン状態になっても、どうも無理しているようにしか見えません。というかその前に部屋でうろつく様子から、やはりルフィ達と共に冒険してオールブルーを探したいのだと思ってしまいます。

 

・ブルック

 見事「宝物の間」に侵入して、将星やタマゴとも現段階ではぶつからずに済みました。さらにチェス戎兵相手に自身の能力と音楽を使った戦法で打ち倒していきます。彼のヨミヨミの実の能力は、魂による強力なエネルギーで骨の身体でも動くようになり、2年の修行でその力によって音楽の効力を強化しました。観客の魂を震わせた音楽を奏でられる彼ならば、マムにより魂を入れられたチェス戎兵であっても無力化する術を持っていることには納得です。まさにソウルキング!

 ところでマムの部下たちから珍獣扱いされていますが、むしろ肯定してます。自覚あるんですね(笑)

 

・ペドロ

 こちらもその俊敏性を活かし、うまく囮になっています。ただ逃げるだけでなく戦闘もしており、特に剣術に関しては目を見張るものがありますね。また壁をかけ走るという妙技も見せてくれます。ジャガーは木登りを得意としているようなので、その特性を利用したものかもしれません。個人的にはこんなに頼れるキャラだと思っていなかったので、少し驚きました。ネコマムシに信頼されるだけはあるなぁ。

 タマゴとはまだ会っていませんが、対面したら間違いなく戦闘ですよね。けっこう楽しみです。

 

・ビッグ・マム

 ここ最近がいろいろ忙しい感じでしたが、今回は全体的に機嫌が良さそうです。まあ侵入者の知らせには恐ろしい形相だったのですけど。四皇ですらここまで喜ぶジェルマの戦力ってやはり凄いんですね。あとかなりウエディングケーキを食べたがっていますが、大きいケーキではダメなんでしょうか?

 玉手箱については、前回宝箱が好きだと判明し開けるのを楽しみにしてますが、侵入者に対して盗む対象で気になるのが玉手箱の方でした。確かに関係している麦わらの一味がいますが、ポーネグリフよりも心配になりますかね・・・。

 ところで侵入者について帽子のドクロが気づきましたが、こいつも人格あるんですね。侵入者の念波をキャッチしたのにも驚きますが、個人的には擬人化の方に驚きました。マムの周りで魂を入れられていないものって何があるんだよ・・・。

 

・プリン

 彼女は昔からマムの言いなりに過ごしていたようで、だからこそ自分で結婚を決めるローラは大好きで憧れの姉だったのかもしれません。また彼女は責任感の強いところもあるようで、自分自身がサンジや他の皆を苦しめていると考えているようです。サンジはそんな風には思っていないのですが・・・。今までその性格から結婚に関することやサンジを海岸に連れてこれなかったことから、自責の念に駆られている印象を受けました。今回彼女はかなり辛い立ち位置にいますよね・・・。

 未だに彼女が怪しいと感じている人が多いですが、ルフィ達にプロポーズされたことを隠しもしない辺りから本当にただのいい子だと思います。だからこそ最後にルフィ達にした耳打ちは、彼女自身を危険にさらしかねないもののような気がしてなりません。生きてほしいなぁ・・・。

 

・宝物の間の警備

 ペドロの囮作戦が成功したようで、大きな戦力であるタマゴとスムージーを見事宝物の間から締め出すことに成功しました。とはいえタマゴ男爵はペドロを追いながら追い詰めるために指揮しており、宝物の間の有意いつの扉の外にはスムージーも待ち構えています。これはそれぞれの対決もあるかもしれませんね。まあブルックは珍獣扱いなので、殺されはしないようなのでそこらへんは安心かな。

 ところで今回スムージーの立ち絵が描かれました。前に私はガタイがいいと書きましたが、どうも彼女は脚が長いだけな様です。足長族だと思うのですが、そうなると警備の主力は2人とも足長族ですね。タマゴ男爵はここら辺も関係してビッグ・マム海賊団に入ったのかな?

 

・マムの子供たち

 冒頭にルフィの宣戦布告を笑っていました。その後に侵入者を知らせに来たのは、彼らの弟のアングレという少年です。まだ幼く、不良に憧れているような印象を受けました。というかこの年の息子いるってマムは未だに出産とかしているのでしょうか?

 後半ではルフィ達の見張りに5男のオペラが残っていました。プリンがルフィを君付けで呼ぶところやコソコソしているところから怪しんでいますが、大丈夫でしょうか?

個人的名セリフ

・サンジ「プリンちゃ~~~ん♡プリン!ちゅわ~~~ん♡おれはキミを!!幸せにするぜ~~~♡」

 いつものメロリン状態のサンジなのですが、置かれている状況が追い詰められているので、むしろ不安にしか見えません。本当に大丈夫か、コイツ・・・。

 

・ブルック「同感です!!」

 宝物の間にブルックが入ったときに、警備の珍獣発言に対してのブルックの一言です。前からですが彼は自分の扱いにはユーモアを含めますよね。手長族との出会いとかでも珍獣扱いされていたので、その時からよりこんな扱いに慣れたのでしょうかね。

 

・ブルック「とってつけたような魂(ソウル)が・・・私の執念の“魂(チャマスィー)の叫び”の前に!!立ってられるはずないんだぜ!!!」

 ブルックが音楽を使って、チェス戎兵の魂を抜き去ったシーンでのセリフです。彼のヨミヨミの能力が存分に発揮できる相手でもあり、彼の後ろには魔王のような影まで出てきています。このセリフを読むと、自分の能力について相当理解を深め、使いこなせるようになったのだと改めて感じます。

 久しぶりの彼の活躍は素直にうれしいですね。今年の映画ではギャグ要員だったから尚更です。

・プリン「さよなら」

 最後にルフィ達に耳打ちした後のセリフです。今回のタイトルにもなっていますね。このセリフだけというより、彼女が笑顔を見せながらも涙を流していたその顔も含めたうえで印象的でした。「さよなら」って別れる際の言葉ですが、あんな表情で言われるとものすごく嫌な予感しかしません。生きてほしいなぁ・・・。そこも含めてサンジ何とかしてくれないかなぁ・・・。

今週のジャンプ

 今週はジャンプの表紙や巻頭カラーでした。2016年も残すところ1か月もありませんが、2017年はワンピース連載20周年です。今週号から背表紙がワンピースの名場面になるようです。ちなみに今週はルフィの初登場でした。載せてほしい名場面がありますね。

 背表紙にも気にしつつ、また次回!

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