第11話感想です。
物語自体はそこまで大きく展開はしていませんが、ルフィ達が負けらしい負けをした回です。もちろん1対1でやりあったわけではないのですが、バギー側も全力を出していないので海賊団としては負けたといえるでしょう。
話の見どころとしては、バギーの戦闘力やルフィとゾロの信頼関係ですかね。
登場キャラ
・ルフィ
今回は全体的に言うことが、表情と合わあることで器がデカく感じます。もちろん海賊としてはまだまだ駆け出しですが、既に一味の船長としての自覚は持っているのでしょう。現時点での唯一の仲間であるゾロへの信頼も抜群ですね。
それにしてもバギーの短剣を歯で止めるのは驚いたな・・・。
・ゾロ
バギーから手痛い一撃を食らうも、ルフィを助けるために奮闘します。仲間になって間もないですが、ルフィの信頼に答えるように彼もまたルフィを信頼するという素晴らしい関係です。やっぱ似た者同士って感じがします。
またこの話では彼の強力な腕力も見れます。そりゃ一人で船漕いで、ルフィを追いかけられるはずだわ・・・。
・ナミ
前回までは目立っていましたが今回は出番は抑え気味です。ただ「海賊」に対して若干迷いが出てきている場面があります。
・バギー
遂に正式に明らかになる「バラバラの実」の能力。「斬る」攻撃に対しては絶対的な守りをみせます。いきなりの不意打ちなど、「賊」らしいやり方でゾロを追い詰めていきます。やはりこういう姑息なところも彼の強さと言えるでしょう。
またルフィ達相手にキレました。こういうの見ると、いよいよ対決という感じがします。
個人的名セリフ
・ゾロ「この鉄格子はさすがに斬れねェしな」
当時は何ともなかったセリフですが、読み返しているからこそ目に留まってしまいます。ゾロは「鉄は切れない」と、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。成長していくんだなぁ・・・。
・ルフィ「後ろから刺すなんて卑怯だぞ!!デカッ鼻ァ!!!」
確かにそうなんですが、海賊どうしの命を懸けた戦いでこれを言うのは甘いような気がします。たしかクロコダイルもこんなこと言っていたような気が・・・。自分はやらないにしてもここで言うのは、ルフィが海賊として未熟であると思います。
そういえばデカ鼻が禁句だって、ナミも知っていたのね・・・。
・ルフィ「逃げろ!!ゾロ!!!」
この時ルフィが本気で言っていたのか、それとも機転を利かせ一緒に逃げるぞということで言っていたのかが私にはいまだにわかりません。ただそれ以上にここではルフィとゾロの信頼関係がわかる良いシーンだと思います。どっちの意味でも信頼していることに変わりないですし・・・。
・ゾロ「おれはおれのやりてェ様にやる!」
怪我しながらも5人がかりで持てる鉄格子をルフィが入ったまま運ぼうとするときのセリフです。彼の怪力にも驚きますが、それ以上にルフィを助けようという気迫に圧倒します。こういう場面でのゾロの気迫は毎回凄いですよね・・・。
次回はタイトル通りの内容なんですが、ちょっといい話です。何気にこの話を読み返すの楽しみでした。