ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

福島「Hello, ONE PIECE」に行ってきました

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 私は東北に住んでいるのですが、場所が場所なのでイベント関係はなかなか行けません。加えて、私自身もインドア派ですし。

 しかし今回は嬉しいことに「Hello, ONE PIECE」が福島で開催されました。しかも身内は福島に住んでいる・・・これはもう行くしかねえ!

 ということで前売り券まで買っていってきました。上の写真はその時の特典です。今回は福島の「Hello, ONE PIECE」に行ってきた感想を書いていきます。

展示内容と感想

 そもそも「Hello, ONE PIECE」ってどんなものなのか私もよくわかっていませんでした。

 調べて知ったのですが、ワンピースに関する様々な展示が楽しめ、世界規模で開催しているものです。

 内容はルフィの魅力を5つのキーワードで表し名場面とともに展示、多くのカラーイラストの展示、カラーイラストが出来るまでの映像、尾田先生の机の再現、VR映像があります。

 

 私が特に面白かったのはカラーイラストの展示。多くのカラーイラストが壁一面に飾られているのは圧巻でしたね。またイラストによってはフランキーやブルックがいなかったりするのもワンピースがどれだけ長い間、連載してきたかを改めて実感させられました。ちなみに私は一味全員が揃ってのびのびとくつろいでいたり、何かの準備していたりするのが好きですね。今週のカラー扉絵のようなタイプは好みです。

 またVRも興味深かったです。300円かかりますが、キャラたちに命が吹きこまれていくような印象を受けました。それと私はVR自体が初めての経験でしたので、むしろそっちが理由で興奮したような気がします。

 この展示自体はそこまで長くないのですが、私は1時間以上いました。やはり好きなものに囲まれるって幸せだね。

 

 またオリジナルグッズの物販もありました。私もいくつか購入しましたが、お気に入りは一味全員が描かれているマグカップ。この福島開催からの新グッズでどのキャラを買おうか迷った時などにもおススメです。地味に底のルフィの絵柄がお気に入りなんだ。

 ちなみに物販コーナーにはワノ国衣装の一味がありました。最近の人が喜ぶ点もよくわかっていらっしゃる。

編集者によるトークショー

 さてさすがにこれだけで記事は終わりません。今回火曜日に行ったのですが、前もって申し込みしていたので編集者の方々によるスペシャトークショーにも行ってきました。

 出演したのは土生田高裕さんと内藤拓真さん。前者は根強い人気を誇るアラバスタ編辺りを、内藤さんは現在のワノ国編も担当している人です。

 興味深い話も多く、とても面白く聞かせていただいたのですが、さすがに全部書くわけにもいかないので、私が特に印象的だった話をまとめます。

 

①思い入れのシーン

 土生田さんはアラバスタへ突入する前にゾロ達がマントをかぶってビビのふりをした場面。あの「残念 ハズレ」の場面ですね。あの当時は原稿ギリギリのドン詰まり状況であったようで、それにもかかわらず感心するほどの面白い場面であり印象に残っていたようです。

 内藤さんはホールケーキアイランド編のラストにサンジとゼフが料理を出す場面。ワンピースの定番である敵を倒したり事件を解決した後に宴をするという流れが難しいもの、ルフィ達は戦い続け腹を空かせているからこそそれらしく落とし込むことができた流れと演出が印象的なようです。

 やはりお二人とも自分が担当していたところが印象的だったようで、作品の面白さだけでなく制作に関わっているからこその印象深さもありますね。

 ちなみにファン代表という立場で登場した福島民報の人はペルの爆発の場面でした。やっぱりアラバスタ編は好きな人が多いんだね。

 

②尾田先生はどんな人?

 土生田さん、内藤さん共に尾田先生は「ルフィみたいな人」と言ってました。仲間の多さや様々な面に優れていることなどありましたが、私が思わず笑ってしまった話は肉が好きというもの。もともと肉好きなのは他のメディアで知っていましたが、土生田さんが体調を崩している時に「肉を食べたら治る」というのは笑いました。そこまで好きなのか!

 また24時間ワンピースを考えている人とも評価しています。つねに情報収集に加え、夢の中でも考えているなど本当かと疑ってしまうような話もありました。しかしこれほどの実績と面白さを残しているならありえてもおかしくないです。

 話を聞けば聞くほど、趣味と実益を兼ねた人なのかと思いました。あらゆる経験がワンピースという作品の面白さへと変化させる尾田先生の手腕は感嘆します。

 

③ワンピースが愛される理由

 土生田さんはあらゆる面でレベルが高いと評価しました。ストーリー、キャラ、バトル、ギャグなど様々な要素が人を楽しませるものとして高い水準を持っているのでしょう。

 まあここらへんは人によって好みが違うので、全部のレベルが高いと言われてもピンとこない人もいるのではないでしょうか。私もワンピースをすべて無条件で肯定するわけでもないので。しかし多くの人がハマる面白い魅力があるのは間違いないでしょう。ギルド・テゾーロ的に言うなら「究極のエンターテインメント」ですね。

 内藤さんは泣けるよりも謎や伏線回収が人気だと答えています。長く続いても読者の興味がそがれないような謎にはワクワクします。尾田先生はひらめきや設定のすり合わせも上手いので、これらがより面白さを増します。それにネットとかでもストーリーより伏線回収だけを目当てにしているようなものありますものね(笑)

 

 ちなみに私が大きな理由だと思うのは、多様性あるキャラクターです。好き嫌いはあるものの性格や戦闘方法など魅力的な要素が多く、その数の多さから好きなキャラが必ず見つかると思われます。見た目では奇形キャラも多いですがだからこそ見た目の変化がより顕著に出しやすく、デザイン的にも魅力あふれやすいのだと思います。やっぱり長期にやる物語でキャラが多いって重要だよ。

 

イベントも楽しい

 イベントというよりは一種の展示会のような印象のある「Hello, ONE PIECE」でしたが、個人的にとても楽しむことができました。名場面と共にワンピースを振り返り、多くのカラーイラストに囲まれ、ワンピース生まれる一端を知り、VRという漫画とは別コンテンツで見る・・・本当にワンピースが好きな人もちょっと興味がある程度の人も十二分に楽しめることができると思います。

 そして編集者によるスペシャトークも制作側だからこその知る裏話やそういった観点からの面白さなど多くを知ることができました。

 

 今年は夏映画もありますし、尾田先生が描きたかったワノ国編もまだまだ続きます。「Hello, ONE PIECE」は福島で5月12日までやっているので、新しい元号に変わる前にワンピースの面白さについて改めて実感する機会として行ってみるのはどうでしょうか。