1025話の感想です。
扉絵リクエストは「ウソップの冒険譚を聞いて『ウソップ物語』を編纂するタコ」です。個人的にタコのこなれた雰囲気がスゴイ好きですね。最近の扉絵リクエストの動物の中で一番好きかもしれません。
第1024話「某」 ワノ国のために戦う理由 - ワンピース航海記録
城内に火が燃え盛っていく中、屋上ではカイドウとヤマトの一騎打ち。しかし実力的にもやはりカイドウの方が明らかに格上です。しかし彼女は負けるわけにはいきませんでした。かつてその命を救ってくれた侍たちの意思があったのだから…！
毒親カイドウの強さ
冒頭、ルフィはモモの助に何度も叫んでいます。どうも巨大な龍になったものの、メンタルはまだまだ子どものまま。高いところが怖くて、なかなか飛び上がることができないようです。
その一方で、“雷鳴八卦”を打ち合ったカイドウとヤマト…かと思いきや、なんとヤマトは自分の周りに氷を纏わせる“鏡山”で攻撃を防いでいました。そのまま素早い動きでカイドウの上を取ると、光速に回した金棒の一撃“氷諸斬り”でカイドウの頭を床へと叩きこみました。
この連撃にもカイドウはあっさり起き上がると、金棒の連打を開始！同時に今もなおワノ国のひとりとして戦うヤマトへの苛立ちを吐き出します。いくらヤマトが頑張ろうとも、覆せない事実として彼女がカイドウの子どもということがつきまといます。幼い頃からたったひとり、親友や恩人の侍、さらには彼女にこっそり支援してくれていた百獣海賊団の部下も全員死んで行きました。所詮、友情は見せかけのもの。人は支配する相手でヤマトはそうするための鬼の子。何発も金棒で殴りつけながら、彼女を圧倒します。
「それがお前の運命だヤマト！！！」
怖えよ、四皇…！
一気に飛べェ！！
その頃、モモの助はついに飛行開始！ものすごいスピードであっという間に鬼ヶ島へと到着しますが、なんと彼は怖くて目を閉じて飛んでいたようです。つまり…
「違うここは屋上じゃねェ～！！！」
彼が突っ込んだのは城内のライブフロア！当然、中にいる人たちもいきなりカイドウそっくりの龍が突っ込んできたことで大混乱です。そのまま2階、3階と止まることなく飛び回り…
場面は再び、屋上の対決に。人獣形態も解除されるほどの連撃を受けたヤマトでしたが、このまま終わるわけにはいきません。最後のあがきとばかりに“神速”の掛け声と同時に金棒に覇気を纏わせます。
するとカイドウから見て、彼女の後ろの空に龍の姿が。なんとか屋上へと辿りついたモモの助は相変わらず目を閉じていたようですが、ルフィがカイドウを見つけたことを話すと、敵相手に覚悟を決めて突っ込んでいきます。さらに頭上のルフィは久しぶりのギア４のスネイクマンを発動！
ヤマトの“白蛇駆”とルフィの“JET大蛇砲”がカイドウに見事にヒット！ルフィの無事に彼女も安堵します。
すぐにカイドウは復帰して獣形態で巨大なモモの助に相対します。ルフィが無事であったこと、そして登場した龍の正体を問いますが…
「どうやっても死なねェよ！！！おれは海賊王になる男だ！！！」
「光月モモの助！！！「ワノ国」の将軍になる男でござる！！！」
「ウォロロ驚いたあのガキか！！この世に龍は二匹要らねェんだよ！！！」
巨大な龍が対峙するド迫力な構図で今回は締め！
もう一匹の龍
モモの助が迫力あった今回の話。
今さら怖いからって目を閉じるなよとも思いましたが、体は大人になっても中身はまだ子どもの逆コナン状態。ビビってしまうのは致し方ありません。しかしラストは一瞬カイドウにビビるものの、彼に匹敵する巨大な体格でハッキリと自分が何者であるかを言い放った場面はカッコよかったですね。ワノ国の将軍としての風格が出ていましたよ。
前半はヤマトの必死の奮戦がメインでしたね。相変わらず強力なフィジカルと実力で食い下がっていました。これを捕らえてこいと命じられた飛び六胞は無理じゃないかとも思いましたが、考えてみればフーズ・フーやササキは自分の海賊団や部隊を率いてましたし、うるティ&ページワンはタッグで動いてましたからね。それに彼を捕らえられないようじゃ大看板への挑戦権って無謀なのでしょう。カイドウが押されているように見えるのも、そもそもコイツすでに赤鞘や超新星組と連戦しているしな…。
しかしカイドウはどうして技を出すよりも金棒の殴打の方が異常に強く見えるのでしょうか。今回のヤマトへの攻撃もかなり迫力ありましたし。個人的には錦えもんへのとどめの一撃がかなり痛そうでしたね。
あと今回は何気にヤマトへの言葉がきつかった印象です。そんなに酷いこと言わなくていいじゃないか…！！
改めて、そりゃヤマトも憎むわと思いつつ、また次回！
