ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

第1013話「Anarchy In The BM」 やっぱ強えェ…

 1013話の感想です。

 扉絵リクエストは「ゾロに似たサメをどう料理しようか考えるサンジ」です。絶対にこれまでの航海で1回はこんな場面があったと思うような光景です。一味の日常をイメージさせるような扉絵大好きですよ。

 各場所で戦いの援軍へと向かう一味と赤鞘。そんな戦場で怒りのビッグマムと鉢合わせになっていたナミ達に、うるティが強力な一撃。さらにお玉に手を挙げたことでナミの怒りが爆発!うるティ相手に一撃お見舞いし…

強い女たち

 逃げるのを止めたナミの一撃は強力でした。しかしうるティはゾオン系の古代種、喰らってもあっさり起き上がりました。ナミはここで“トルネード・テンポ”!以前のハトぽっぽ発射と違い、強烈な竜巻攻撃になりました。

 しかし持ち前の強靭な肉体でこれを回避!そのままナミを掴みます。恐竜の腕力は当然の剛力!ナミがそれを振り払えるわけがありません。もはや逃げることは不可能。彼女をバラバラにするために、その頭を振りかぶります。

 この勝負、普通にやればここで決着がつきますが、この場では強靭でイカレたマムがいる場所!プロメテウス、ナポレオン、さらに新入りヘラが合わさりひとつの武器を形成します。放つ強力な光の一撃“鳴光砲(メーザーほう)”が放たれます。まさかの特撮架空兵器かよ!

 さすがにうるティもここでダウン。姉弟揃ってマムにやられる形になりました。

マムの価値観

 規格外の戦いでしたが、なんとか助かったナミ。とりあえずここは皆で一度離脱します。するとナミが物陰でゼウスを発見。新たな雷雲にナミも疑問を抱きます。

 新たな雷雲のホーミーズであるヘラは、プロメテウスの彼女が欲しいという要望で生まれた存在。なかなか小悪魔な性格で、プロメテウスやナポレオンのアピールを軽くいなします。

 この新たな雷雲にゼウスは不安で涙いっぱい、ナミとも顔を合わせましたが、彼女もゼウスに裏切られたようなものなので、完全に無視です。するとここでマムもゼウスを発見。完全に用済みであることを宣告します。さらにヘラがゼウスを食べ始め、そのまま彼を取り込もうとします。ゼウスは必死に命乞いをするも、彼はマムの魂から生まれた存在。謝罪ならそのままヘラに食われて、自分の力になれとのことです。まあ、そのまま魂奪われるのは納得しないわな。

 さて、マムは逃げようとするナミとウソップからお玉を回収。彼女が麦わらの一味を見逃すわけがありません。お玉の制止も聞かずに、ナポレオンを振りかざします。

 さらにここでゼウスが、ナミを殺そうとしたことを謝罪します。絶交したので助けようとはしませんが、それはゼウスも承知の上。マムにも見放された今、ひとりぼっちで死ぬのだけは辛く、せめて彼女に死に様を、いや生き様を見ていてもらうことをお願いします。

「ナミ!!!逃げてー!!!これがおいらの生き様だァ~~!!!」

 最後の最後に持てる力をすべて出し切ってゼウス、まさかのマムに反抗です!ゼ、ゼウス…!

 

 かと思いきや、あっさりエネルギー不足。しかも魂を抜かれかけています。ナミが情けでブラックボールを出しますが、もはやそれすらも食べられません。結局、最後はブラックボールごとヘラに食べられてしまいました。OH、無常…!

 この隙に、お玉の先導の下にマムから逃げます。しかしマムの主義は来るもの拒まず、去る者殺す…ならば逃げようとするお玉も合わせて!

「殺さなきゃね~~~!!!」

 当然、殺す気満々なビッグマム!ナポレオンにプロメテウスも合わせた状態で攻撃しようとします。

相手は四皇

 しかし正面からその剣を掴む者あり!巨大な鉄くずの腕がそのままマムを地へと叩きつけます。

「コイツはおれの獲物だ!!」

 ということで、ルフィ張りにマムと因縁がある男キッドと交代です。

 

 一方、その頃屋上では疲れた様子で息を切らしていました。彼が口にするのは後悔の言葉、それはルフィの首を切って「勝利宣言」をすることと…

「でなきゃみんながお前の勝利を信じ続けちまうだろう…?」

 そこには落ちていく傷だらけのルフィの姿が…!

勝ち方を教えてくれ

 何度目かになる四皇の強さが分かる今回の話。

 まずタイトルにもなったマムは、まあ…前から分かっていたことではありますが、やっぱりこの人だけイカレ具合がずば抜けていますよね。お玉への仁義も去るなら殺すって、マムの価値観としては間違っていないのですが、いよいようるティとページワンがやられ損じゃないですか!

 前に彼女をステージギミックなんて言いましたが、生ぬるい例えでしたね。災害とかに近いんですけど、この人それを自在に操る上に、今回に限っては疑似的とはいえメーサー兵器なんて使いやがったからな…。ゴジラファンでも想像つきませんよ、この技は。

 さらに相変わらずエンタメ的な理由で後悔するカイドウも印象的でした。いやもちろん相手の戦意を喪失させるという意味で言っていることは正しいのですが、これまでのやって来たことを考えるとそうとしか思えないのが…。

 これはおそらくルフィの所にヤマトが、キッドの所にローがということなんですが…勝つビジョンがまるで浮かびませんね。前回、ルフィへの信頼をゾロとサンジが示したところにこれって…いや個人的には四皇の壁の厚さを見せつける意味では間違っていませんが、おいおいという気持ちも同時に沸き上がりました。ある意味、今週の恋するワンピースは間違っていなかったんだなって…。

 それと個人的にゼウスの涙の訴えは、正直ちょっと切なくなりました。そうだよな、必要とされないのって苦しいよな…。ところで、ヘラはブラックボールも一緒に食べていましたけど、ナミさんこれはチャンスですよ。

 このペースで5年の完結は無理ですよ…と思いつつ、また次回!来週は休載なので、次回まで四皇の強さに震えて眠れ!

第1014話「人生の大根役者」 侍が散っていく…。 - ワンピース航海記録