983話の感想です。
表紙連載は「港にいた、あの時のおっさん」です。感動の再会…と言いたいけどシフォンとローラはパウンドのこと知らないしなあ。どうやって父親と証明するのでしょうか?
第982話「無礼者meets無礼者」 なんだ?てめー - ワンピース航海記録
カン十郎がオロチの下に着いたことでモモの助の公開処刑が決定します。一方で各々討ち入りのために動く連合軍と、ヤマトを探す飛び六胞。そんな中でぶち当たったのは無礼者のルフィとうるティで…
追ってくるマム達
冒頭はONE.PIECE.comで判明していた鯉の昇る滝での一幕。船ごと落とされたかと思われたビッグマム海賊団ですが、なんとペロスペローがたった一人だけ自身の能力を使って鬼ヶ島を目指していました。あくまで最後に勝つのはビッグマム海賊団!そんな野心を持ちながら、アメを器用に使って海を進みます。
「覚悟しろ…ペロリン♪「同盟」も認めねェ!!最後に勝つのは「ビッグ・マム海賊団」だ」
やっぱりこの人、すごいわ…。
その頃、ウソップ&チョッパーはタンクが変形してフランキー将軍の脚状態で遊郭に戻ってきました。どうやらマムに一発殴られた時に変なスイッチが入ったようです。むしろよく無事だったな。
そして遊郭内ではマムがプロメテウスの声を頼りにナミ達に迫ります。ゼウスを取り返す気なようですね。道中では能力で古いものに命を吹き込む始末。このお手軽戦力増強も厄介ですね。
とにかくマムに追いつかれる前にモモの助を助けたいナミ達。このまま逃げ切れるか…!?ちなみにサンジは遊女を諦められないということで単独でどこかに行きました。バカと思ったけど、コイツの単独行動は逆転の布石にもなるしなー。
大乱戦の超新星
お次の場面はクイーンがステージに立つライブフロア。すでにモモの助が磔にされて特別イベントの公開処刑が始まろうとしています。
さっきまでこのフロアで暴れていた超新星4人は散り散りに。ゾロは虫のギフターズに阻まれていました。元は海賊王を目指してここまで来た海賊が能力者になっているだけあってかなり厄介な相手となっています。
キッド&キラーはコンビで向かう敵を薙ぎ払います。味方とははぐれましたが、あっちはまだ変装は解けていないでしょうから何とかなるかな?そんな中で百獣海賊団でも何やら騒ぎが。これには船員たちも気になりますが…。
「スキを見せたら死ぬと思えェ!!」
後ろを向いたギフターズに鉄くずの腕による攻撃!戦闘中に気を抜くのが悪い!
恐竜コンビを相手にするのは
そしてルフィの方では自分のことは棚に上げてページワンを心配するうるティにさっそく喧嘩を売られます。ルフィも啖呵を切るようにいつもの海賊王になる自己紹介をします。
「海賊王になるのはカイドウ様に決まってんだろ ウルトラバカ野郎!!!」
ここで動くのはうるティ。思いっきり振りかぶるとおでこに強力な覇気を纏わせます。攻撃方法はなんと頭突き!破壊力満点の“ウル頭銃”をルフィも真っ向から頭で受けます。
その破壊力に百獣海賊団は感心しますが、うるティとページワンは違います。うるティは人獣形態に、ページワンは獣形態となってルフィに警戒を見せます。ここで売るティの能力判明!リュウリュウの実でモデルはあの特徴的な頭で有名なパキケファロサウルスです。
この恐竜コンビになったのは言うまでもなくルフィへの強敵認定。その覇気の力だけで気づいたようです。ここら辺はさすがは飛び六胞というところか。
今度はダメージはありつつも起き上がったルフィの反撃!ジャンプしてうるティの角を掴むとそのまま床に叩きつけました。そこにページワンが大あごを開けて噛みつこうとしますが、腕を伸ばし上に逃れると素早く彼のあごの下に。ゴムゴムの象銃でアッパーを決めました。
しかしルフィの大暴れもここでストップ。獣形態になったうるティが両腕を掴みます。そのパワーはまったく振り払えないほど!ギア4でもなければ力負けします。うるティはさらに強烈な頭突きでルフィを倒そうとしますが…
「“雷鳴八卦”!!!」
金棒による破壊の一撃でうるティがなんとダウン!カイドウと同じ技を使う大柄な男は鬼の面をしており、ルフィを抱えて逃げていきます。しかもなんの殺気もないこの男は、なんとルフィを待っていたというではありません。
「僕の名はヤマト!!!カイドウの息子だ!!!」
お前の目的は?
意外な形で渦中のキャラが登場することとなった今回の話。
数話前から話題に上がっていたヤマトですが、ついに今回その姿を現しました。とはいっても鬼の面をつけているため素顔はまだ不明です。
カイドウと同じく金棒を得物にしており、技まで彼と同じ。しかも不意打ちとはいえ飛び六胞をダウンに追い込む実力とたしかにカイドウの息子として申し分ありません。同時にカイドウとは似ても似つかない好青年のような物腰はとても印象的です。彼がカイドウから逃げたのも納得の雰囲気があります。
そんな彼の中で気になるのはその見た目。あの大きなしめ縄に、この体格はどことなくおでんを思い出します。まさかおでんが生きていたとは思いませんが、まったく関係が無いとも思えません。カイドウ同様におでんに影響されたのでしょうか。そもそもカイドウと血のつながった息子かどうかもわからないので、なにか別に意味がある男なのかもしれません。
そのように考えると、ルフィに話したセリフもおでんが話していた世界が待っている人間を想像させます。こいつの目的はどこにあるのか…結局、彼の正体がわからない以上は何も言えないや!
さらに今回でうるティの能力が判明しました。ティラノサウルスかと思いきや、頭突きで有名なパキケファロサウルスでしたね。また反応に困る恐竜だ…。最近だとジュラシックワールド2の活躍が有名かな?
しかし実力は十分。強力な覇気を纏わせた頭突きの破壊力は見事なものです。人型でこれだから、獣形態でやろうとした攻撃はもっと破壊力がありそうです。それに比べてぺーたんはさぁ…。まあゾオン系といえばタフさが売りでもあるので、2人ともさすがにここでリタイアはなさそうです。
また今回印象的であった描写としてはゾロと対峙したギフターズの反応でしょうか。あれが心を折られた海賊の末路なのでしょう。 あんな覇王色(?)のような覇気を使えるうるティですら、海賊王はカイドウを押していますものね。だからこそ以前描かれていたように新世界で生き残るには四皇に挑み続ける実力&精神力も必要なのでしょう。
そういう意味では冒頭のペロスペローの執念はすごいですね。正直、マルコに落とされた辺りからギャグキャラ感が出てきましたが、たった一人でも何かしてやろうというのは恐ろしいですね。将星のスムージーは…うん、海賊無双で頑張ろう。
情報料多すぎてまとめるのが大変になってきたなと思いつつ、また次回!これで来週休載だから焦らすなもうー!