ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

ワンピースの前身「ROMANCE DAWN」感想

 さて今日のワンピースでしたが、20周年記念ということで本編ではなく尾田先生がかつて描いたワンピースの元と言える作品「ROMANCE DAWN」がアニメとして放送されました。

 今回はそれについての感想を書いていきます。短いですがぜひお付き合いを。

概要

 週刊少年ジャンプに掲載された作品でワンピースの前身ともいえる作品。今回は尾田先生が連載前に描いた短編集「WANTED!」に収録されているほうからになります。

 ROMANCE DAWNはもうひとつあり、そちらはSummer Specialというジャンプの増刊号に収録されていました。そちらは「ONEPIECE RED」の方に収録されています。

あらすじ

 海賊モンキー・D・ルフィは船に揺られ航海を続けていた。そんな時いきなり銃声が聞こえたかと思うと、パンダのようなカラーの鳥が船に墜落!船底に穴が開いたため、その鳥で穴を塞ぎます。

 すると巨大な船がルフィの前に現れて…。

シンプルイズベスト

 個人的にノスタルジックな気持ちになりました。ワンピース初期の頃の雰囲気と言いますか、起承転結がきっちりしており謎の間がなくすっきりしていました。最近のグダグダ伸ばすアニメ本編に辟易しているだけかもしれませんが。

 

 キャストの方はルフィは変わらずなのに加えて、ヒロインのアンも岡村さんなのであまり目新しさは感じませんでした。岡村さんの方は気持ち若々しく感じるような演技に感じましたがね。

 勝平さんや中井さんも出ていたけど、個人的にはシュピールのチョーさんが絶妙に会っていた印象でした。チョーさんはこういう不気味さとコミカルさを併せ持つ敵キャラとのマッチングがもう最高なんだな思わせてくれます。

 

 作画は目新しさこそないものの、最近のアニメオリジナルの時よりはキレイに感じました。加えて動きも結構あるのがよかったです。個人的にはシュピールによって船が壊されるときの破壊シーンが好きです。

 原作と違う場面も少しありますが…まあ、気にするほどじゃないわな。

今後に期待

 私としては久しぶりにアニメを楽しめた感じでした。どうも私は作画どうこうよりもムダな冗長な間が辛いため、ここ最近のワノ国編の引き延ばしはかなり苦痛に思うときがありました。そのため今回のようにまとめられていると非常に楽しく見ることができますね。

 気持ちの悪い引き延ばしは辛いですが、ワノ国編は現在も本誌で連載中の尾田先生が力を入れているところ。本誌に追いつくわけにいきません。

 今回は20周年ということでROMANCE DAWNが放送されましたが、今後のことも考えればこの類のSPをもっとやっても良いと思うですよね。いっそEDや昔少しの間やっていた麦わら劇場の復活しても良いような気がするのです。

 

 …いやね、ワンピースのアニメ全てが嫌いになったわけじゃないのですが、ちょっと引き伸ばしが微妙に感じることが多くてキツイんですよ。ホールケーキアイランド編の時は曲がりなりにも原作でそこまで出なかったシャーロット兄弟の登場とかで気になる点もあったあのですが、ワノ国編にはその類のものさえないのです。

 ある意味、今回のROMANCE DAWNで一番の収穫は今後に他の短編なども期待できるようになったことかもしれません。ということでまずはMONSTERSあたりをだな…。