982話の感想です。
表紙連載は「海軍だ逃げろ!!」です。答えの前にまずは逃げねばです。シフォンの力がとんでもねぇ!
百獣海賊団の本拠地である鬼ヶ島でルフィ、ゾロ、キッド、キラーはさっそく大暴れ!迫りくる敵を打ち倒していきます。
第981話「参戦」 ついに奴らが登場か!? - ワンピース航海記録
一方でマムから港の場所を知らされていなかったビッグマム海賊団は再び滝を昇りますが、なんとまたもや蹴り落とされるはめに。かつての四皇最高幹部であるマルコの登場とそれに続く懐かしのメンバーが滝を昇り…。
まだ酔えない…
冒頭は敵の大ボスがどんちゃん騒ぎ。カイドウが無礼講ということでオロチと共に楽しそうに酒を飲んでいます。ちなみになぜか飛び六胞のブラックマリアも同席しています。ヤマトの捜索よりカイドウと一緒に飲んでいる方が良いようです。まあ、少なくとも他の飛び六胞が出ているからカイドウとゆっくり飲めるチャンスですな。
オロチもすっかり良い気分。彼については20年もの間、恐怖と不安で頭と心を悩ませていた赤鞘の死亡を確信しているのです。報告を持ってくるであろうカン十郎を待ちながら、カイドウも彼の行動に感心を見せます。ただひとつ残念なのは、それほどの家臣が何も知らないならラフテルの手がかりは錦えもん達は知らないであろうということです。
そこにふすまを倒して現れたのは、黒炭カン十郎。勘違いして向かってきた百獣海賊団の船員を倒して、派手に登場です。そして彼の左手には顔を腫れたモモの助が!どうやら逃げようとしたようですが、動けないくらいにボコボコにしたようです。本当に容赦ないな。
さていよいよ乾杯というところで、カン十郎はオロチに真実を報告します。作戦は失敗し、船団はここに向かってくるのかと危惧しますが、今度は御庭番衆の福ロクジュが登場。船は見えませんが、向かわせた戦艦は帰らず、さらにライブフロアで4人の最悪の世代が暴れた事を伝えます。イメージの4人の顔が酷いが、キラーは仮面が顔みたいになってるじゃねえか(笑)
とにかくクイーンが鎮圧にあたり、侍の姿は見えず、さらには百獣海賊団とオロチの軍勢が一気に集まるこの地では間違いなく安全と福ロクジュは言い張り、ブラックマリアも酒を勧めます。しかし注がれる酒を見るオロチの顔は先ほどとうって変わって、衝撃、恐怖、怒りとあらゆる感情が入り混じった油断ならぬ表情でした。
(違う…!!おれが聞きてェのは気休めじゃねェ!!侍共を殺した報告だ…!!!)
ここに来て、相も変わらず驕り、油断しないオロチはモモの助を掴み、ステージに磔台の用意を指示します。彼を公開処刑にすることで終止符を打つつもりです。
ガンガン行こうぜ!
一方、鬼ヶ島の近海ではイヌアラシがネコマムシと連絡中。イヌアラシ達の居場所を聞くと一方的に通話を切りました。やっぱりネコの方がフリーダム…!懐かしの仲間に浮足立ちますが、ここの海流はもはや普通の船ではたどり着けないような場所。果たしてどうなることやら…。
そして電話の主であったネコマムシはマルコと共に荒れ狂う海を越えていました。どうもネコマムシが寄り道していたのか、マルコと来る時間が被ったようです。マルコがネコマムシに預けた伝言は後から行くというものだったみたいですね。
「よっしゃ急ぐぞ!!わしに名案があるがよ」
過去編読んでいると、ネコマムシのそういうのって信用できねえ…。
場面は変わって再び鬼ヶ島。南軍の傳ジローは飛び六胞のササキと会っていました。顔なじみだったようで、ササキはかなりフレンドリーに向かえます。こちらも錦えもんの方と同様、知らない門がありましたが、長い間オロチの下にいた彼にとってはお茶の子さいさい。
「ワノ国の歴史を知ってるか?ササキ」
まずはササキを鎖で縛って、厄介な敵を一人無力化。背中に記された光月家の家紋を見せるサービス付きです。そして錦えもん側と同じように組を分けて進軍しました。
城内のうるせえ奴ら
その頃、東軍はとんでもない状況に!
「船長の首を差し出しな!!!麦わらの一味~~~~!!!」
「「ギャアアアァァァ」」
マムがダッシュでウソップとチョッパーを狙っています!ブラキオタンクで後退しながら砲弾を撃ち込みますが、まるで効いていません!優しいおリンなんてなかったんや…!
この隙に錦えもん達は進軍、さらにナミ、キャロット、しのぶの3人もモモの助の救出に乗り込みます。しかし忘れてはいけません。マムの武器は強靭な肉体だけでなく、強力な魂を宿す奴らもいることを…。
「ゼウスを誘拐した女だよ!!!ママ~~~~!!!」
「「ギャー!!」」
女性陣にはプロメテウスがエンカウント!もうやだ、この化け物達(笑)
そしてカイドウの城内部では飛び六胞の2人、うるティ&ページワンがヤマトの捜索中です。勝手にページワンについて来て、いざ疲れたらそのまま行こうとするページワンにおんぶを要求しながら首を絞めにかかるうるティ…無茶苦茶だ、このお姉ちゃん!
このじゃれ合いもどきの中で、階段から滑り落ちるとそこにいたのは…
「何だ?てめー」
「お前が何だ」
タイトル回収、ルフィとうるティの鉢合わせで今週は締め!
タイトル通りのラスト
鬼ヶ島の中が忙しすぎた今回の話。
注目はやはりタイトルにもなっているラストの鉢合わせでしょう。まさかルフィとのマッチアップがうるティとページワンの姉弟とは、なかなか意表を突かれましたねえ。さすがにルフィが負けるとは思いませんが、片手間で倒せるような相手ではないでしょう。カイドウとの勝負があるなら尚のこと、体力は温存するべきでしょうし、この戦いはいったいどうなることやら…。真面目にうるティの能力はまだわかりませんし、ページワンとの息の合った(?)コンビネーションなんてされれば厄介そうです。
さらにしれっと命の危険にさらされているのが東軍の救出班。まさかのマム&プロメテウスです。完全にギャグ描写なのですが、被害を考えれば恐ろしいほどこの上ありません。ギャグ描写なのとマムが怒ってナポレオンを出さないことがせめてもの救いですね。
しかし50ベリーのペットと2億のゴッドが相手するのが68歳の43億賞金首か…字面だけだとマジで意味が分からんな!
逆に余裕しゃくしゃくなのが傳ジロー率いる南軍。あっという間にササキを無力化して進軍します。これはさすが、傳ジローですわ。
だからといってここでササキがリタイアとは思いません。ここから能力か実力でそれなりの活躍を期待しています。個人的にはフーズ・フーよりは好きなデザインしているから頑張って欲しいな。
また前半ではカイドウとオロチの酒盛り場面にカン十郎も登場。わかってはいたが、この状況でもなお油断しないオロチには本当に厄介すぎます。無傷でなぎ倒すカン十郎も強者感あるし、カイドウはもちろん、飛び六胞でカイドウの近くに身を置くぶっらくマリアも強者ゆえの余裕みたいなものが感じられましたね。
マルコ達の登場で嬉しくなりましたが、こいつら見るとやっぱりそれくらいの戦力は欲しかったですね。本当にマルコ、ネコマムシ、イゾウには期待が募るばかりです。
いろいろ書きましたが、やっぱり一番面白かったのはうるティとページワンの絡みですかね。やっぱりね、連載20年超えている人が出すキャラでここまで目新しさがあるとすごいし面白いですよ。
でもこのやり取りは兄弟、姉妹を持つか、その関係性で笑えるかどうかも変わっていそうだなぁ(笑)
そんな面白姉弟と戦うであろうルフィにも期待しつつ、また次回!