981話の感想です。
今回はセンターカラー。ディスコで一味が盛り上がります。ウソップはもちろん、サンジもDJが様になっていますねえ。これはロビンやフランキーも入れてほしかったですわ。ロビンとかどんな感じで盛り上がるのだろうか?
第980話「戦う音楽」 奏でる音は攻撃に - ワンピース航海記録
前回、百獣海賊団の宴に潜入したルフィとゾロですが、彼らの言動に怒りあっさり正体を明かします。そんな彼らを止めるのは同じ最悪の世代であるスクラッチメン・アプー。彼の戦う音楽に防戦を強いられますが、そこにキッドが攻撃を仕掛けて…
ドタバタ最悪の世代
前回のラストからキッドもあっさりバレました。これにはクイーン様も目を飛び出します。異常ありましたね。
キッドはアプーに詰め寄ってカイドウのスパイであったことを怒り心頭で問い詰めます。しかしアプーからすれば自分たち程度が同盟を組んだところで勝てるほど四皇は甘くない存在。そこまで分の悪いことをするつもりはないようです。ここでさらに斬(シャーン)で反撃!
このタフさについにクイーンも生け捕りではなく、抹殺を許可します。そんな中でキッドに攻撃を仕掛けたのは巨人族よりも巨大な男。彼はナンバーズのひとり八茶です。酔っているようですが、それ以上に鳴き声のようにしか笑わないその雰囲気は人型ながらも理性があるようには思えません。
ここでキッドに狙いをつける者がいましたが、そこはルフィがカバーしました。
「まったく案の定騒ぎを起こしやがってギザ男!!」
「お前が言うなよ!!ルフィ」
「お前もだろ!!!ロロノア!!!」
(ダメだコイツら)「ファッファッ!!」
最悪の世代が4人も揃っているのになにやっているんだこいつらは(笑)
さぁ勝負はまだ終わっていません。再びアプーが狙いをつけてきます。いち早く気づいたキラーは3人の耳を塞ぐように指示します。なんでもアプーの攻撃範囲は音が聞こえる範囲。逆に言えば、音を聞かなければ攻撃を喰らうことはないのです。
盛り上がる中で、百獣海賊団はキラーがSMILEを食ってプレジャーズになったことにも追求します。おかげでキッドの怒りを買うことになりました。こいつはこの島にいる間、ずっと切れているんだろうなぁ。
一方、この乱戦にも参加しない実力者がいました。それは飛び六胞のひとりフーズ・フー。彼はヤマトの方に狙いをつけて部下たちに捕らえるように指示を出します。
「クイーンの奴も言うなァ…殺してェ奴ならおれもいるよ…!!」
おお、不穏不穏。
こんな騒ぎの中、ビッグマムは気にせず着物を着ています。彼女も自分の海賊団に連絡をつけたようですが、どうも正規の港の存在を知らなかったようです。ということは…
あれと目が合って…
さて場面は変わって、東を進軍中の錦えもんたち。作戦を少し変えて半分は髑髏ドームの横から内部へ、もう半分は予定通り裏側へ回って挟み撃ちを狙います。ただし古い屋敷図には記されていない場所もあるので、誤算もあるのが現状。錦えもん達がたどり着いたのはなんと遊郭!なんでも飛び六胞のブラックマリアの居住地なようです。全員が一気に渡ると不自然ですが、遊郭ということでうっきうっきのサンジが吸い込まれるように入っていきます。ダメだこら!
そしてナミ達の乗るブラキオタンク組は内部潜入してモモの助を探すチームを結成します。心配で心ここにあらずの錦えもんには少し安心です。
するとそこに意気消沈のサンジが出てきます。彼がこんな状態ということは女に会えなかった、そして女のいない遊郭に男がいる筈がありません。ここぞとばかりに一斉に橋を渡っていきます。
すると音に気付いて遊郭の窓を開けた者が。間一髪、錦えもん達は水に飛び込みますが、ブラキオタンクに乗っているチョッパーたちは飛び込めません。そこで顔を出しているチョッパーと目が合ったのは…OH、ナチュラルボーンデストロイヤー…!!
空を守るのは…
さあ、今度は例のビッグマム海賊団!マムから港を聞いていないので、また鯉で滝を昇っていきます。大変ですが、すでに百獣海賊団と同盟を結んだ以上はキングの守りは心配ありません。彼らよりも先にルフィの首を討ち取ろうと息巻いて戦闘準備もばっちりです。
するとそこに翼を持った影が!またキングが何かしに来たのかと思いきやその影は彼とは違うもので…
「へェビッグマム海賊団の同盟話は…ホントだったのかよい」
現れたのは白ひげ海賊団で一番隊隊長を務めていた男、不死鳥マルコ!わざわざ現れたということはやることは一つ、不死鳥の脚を用いた蹴り“鳳凰印”でキング同様にビッグマム海賊団の船を蹴り落としました!
さらに彼らが落ちていく中ですれ違うように滝を昇っていく船も!
「何じゃ?でっかい船が落ちていくにゃあ」
「上を見ろマルコの仕業だ あの戦争以来だな」
かつてのおでんの部下と仲間も集結していく中、今回は終わりです。
来てくれたよい!!
いい感じに気持ちを上げていき、ラストのコマで最高潮の興奮を見せた今回の話。
ついにマルコ、ネコマムシ、イゾウが来てくれました。もうおでんの過去編を読んだ後だと彼らが来てくれたことにどれほど興奮することか!素で声が出てしまいましたもの!
マルコは白ひげの故郷を守るために残るものだと思いましたが、何か状況が変わったのでしょうか。ありえそうなのはウィーブルが海軍に捕まったとかですが、あの化け物がそう簡単に捕まるのでしょうか?
またあの船に他に誰が乗っているかも気になります。せめてジョズとビスタは乗っていて欲しいですね。ジョズは今片腕だけですが、彼の実力ならそれなりにやってくれそうです。
ビッグマム海賊団はこのままいけば参戦せずに終わるかもしれません。マム一人だけでも充分脅威なのですが、それでも実力派揃いの彼らが参戦しないのはルフィ達にとっても大きなアドバンテージでしょう。そしてペロスペローは苦労人属性が追加されていくのね。
また今回ついにナンバーズのひとりが姿を見せました。わりと普通の人間のような見た目でしたが、そのサイズは巨人族よりも大きいという衝撃的なデカさ!これは人間をデカくする研究をしていたシーザーがまた関わっている予感がします。あの理性無いのも理由ありそうですし。
また名前も八茶というものだったのでおそらく数字が名前に入っているのでしょう。1とかどんな名前で出すのだろうか?トランプだとエースだけど…。
冒頭ではキッドとアプーの話もありましたね。正直、キャラ的にクレイジーな要素が目立つアプーでしたがそんな彼ですら四皇には屈服するしかないと考えたのには驚きでしたね。これはアプーがヘタレというわけでなく、それが普通なのでしょう。それくらい四皇というのは絶対的な実力を持った存在というだけで。だからこそハングリー精神が目立つルフィ、キッドが際立つわけですが。もっと言えばモリアとかも諦めてなかったしなぁ。堕落はしていたけど。
こんなドタバタ騒ぎの中で静かに命の危機にさらされているのはブラキオタンク組。チョッパーは思いっきりマムと目が合ってしまいました。彼はなにかとマムと縁があるな。
ただマムってこの状態のチョッパーと記憶がある状態で会っていない気がするんですよね。だから少なくともノータイムでぶっ飛ばされることはない…はず。
ちなみに私の今週の一押し場面はマルコ登場ももちろんですが、同じくらいルフィ、ゾロ、キッド、キラーの4人組の掛け合いが良かったですね。船長×2、副船長格×2の最悪の世代という構図が絶妙に良いコンビ感を醸し出します。あのぶっ飛んだ3人に手を焼くキラーの苦労人ぶりもさることながら笑っているせいで傍から見れば彼らと同じような狂人に見えるのが酷い!
そういえば前回キッドの腕にポケモンのメルタンがいたらしいですね。よく見つけられるなーとか感心していたら、今回もいましたね。しかもそれなりにがっつりいるし…。なんだ新たなパンダマンポジションか?
マルコ達や最悪の世代の活躍にヒートアップしながらもまた次回!