861話の感想です。
扉絵リクエストは「ネコマムシがネコだらけのコタツで丸くなっているところ」。尾田先生が描くネコは可愛くて大好きです。背表紙は「クソお世話に・・・」。
ホールケーキ城の屋上で驚いているヴィト。ベッジが何をやっているか聞くと、世界経済新聞の社長とジェルマのボスが話していることに驚いていたとのこと。そして結婚式にいるマムの子ども達の年長組や将星に恐れています。
一方マムのところにはマザー・カルメルの写真が運ばれてきます。その写真を見てマムもとてもご機嫌な様子で・・・。
ストーリー
いよいよ新郎新婦が登場し、ベッジ達の作戦も始まる直前といった話です。新郎新婦としてのサンジとプリンのやりとりが今後起きることも踏まえてもコミカルで面白いですね。反面ベッジ達の方はとにかく気が立っています。これから新世界でもトップクラスで名前が知られている相手を敵に回す訳ですから、彼らの方がむしろ正常ですよね。
そしてマムの方でもいくつか新情報が出ました。長女や3男、4男の登場がありましたが、それ以上に注目したいのはマザー・カルメルの写真。その姿は普通のお婆さんのようですが・・・。
また今週号のジャンプでサンジの兄弟の声優さんが判明しました。個人的にイメージと合致していて嬉しかったですね。詳しくは後ほど。
登場キャラ
・ルフィ陣営
ジンベエ以外寝てました(笑) 確かにここまで夜通し緊張張り詰めた状態で頑張ってきましたものね。ただ作戦10分前に起こされて大丈夫かは、いささか疑問ですが・・・。
・サンジ
控え室でプリンと会話しています。その様子は最初演技しようとしたもののプリンの反応で一気に崩れたような印象を受けましたね。相手が演技しているとわかっていても女性相手には、どうも精神面では弱いですよね。
自分の記憶まで疑ってしまうのには驚きました。とはいってもプリンの可愛い反応を見せられたら、正直サンジの様な反応を自分もしてしまいそうですが(笑)
そしてデレデレの状態のサンジはベッジに演技派と驚かれる始末。むしろルフィ達と和解したおかげでいつもの彼に戻った気がしましたね。
・プリン
サンジ相手に自身の演技力をフルに活かしています。実際読者から見ても、わかっていながらもこの可愛さはなかなかのものだと思いますね。恐ろしい悪女です(笑)
ところで今回久しぶりに可愛いプリンを見た気がします。最後に見たのはマムがブルック捕まえたところだったかな。個人的に演技しているプリンがツボなので、見れるだけでも嬉しいです。
・ビッグ・マム
全体的に上機嫌な印象でした。マザー・カルメルの写真に対しての反応、祝い品の宝箱や挙式後に披露するつもりの玉手箱の紹介など、とても嬉しそうでした。
しかしマザー・カルメルとの関係性を聞こうとしたゲストを覇王色の覇気で気絶させたり、一瞬ジャッジに対して敵意を向けた笑みをしたりと、ところどころでその恐ろしさが見えました。特にカルメルの関係性を聞かれたときの怒りは凄いものでしたね。読者的にも、関係性が気になるところです。
・マムの子供たち
前々から登場していた長男ペロスペローや将星の二人に加え、長女コンポート、3男ダイフク、4男オーブンが初登場しました。見た目を見る限り全員同じ父親じゃないように見えますね。ただヴィトのビビり様を見る限り、実力はあるんだろうな。
にしてもコンポート、長女だけあってかマムに似すぎですね(笑)
・ゲストたち
マムに対して贈り物したり、話に花咲かせたりとかなり楽しそうでしたね。マムの覇気食らって倒れた方もいましたが・・・。
前回登場したゲスト以外にも様々な人物がいましたね(名無しのモブでしたが)。この中で何人くらいがベッジの作戦や玉手箱の爆発の巻き添えを食らうことやら・・・。
・ベッジ&ファイアタンク海賊団
作戦遂行のために動いています。全体的に手慣れた印象でした。おそらく今までも同じようなことを何回もやってきたのでしょう。しかし相手はビッグ・マム海賊団。ヴィトの言う通り敵に回るとゾッとする相手ばかりです。彼らとて油断なりません。だからこそ寝ているルフィ達に怒ったり、サンジの様子を演技だと勘違いしたのでしょう。
それにしても便利ですね、シロシロの能力。味方を敵に気づかれることなく忍ばせるのは今回の様な作戦において、非常に有効です。
・ヴィンスモーク家
ジャッジ、イチジは談笑、ニジはナンパ、ヨンジは食いまくり、レイジュは警戒とそれぞれが自分らしい行動をとってました。今のところはただ暗殺の対象でしかない彼らですが、果たしてこのままいくのでしょうか・・・?
そしてサンジの兄弟の声優が判明しました。
・レイジュ 根矢美智子さん
・イチジ 杉山紀彰さん
・ニジ 宮内敦士さん
・ヨンジ 津田健次郎さん
根矢さんはベテランの女性声優さん。鋼の錬金術師のリザ・ホークアイとか有名ですね。ワンピースでもオトヒメの声をやられていました。
杉山さんはラジオやドラマCDが多い印象ですが、ジャンプを読んでいる人ならNARUTOのサスケという方がピンと来る人も多いのでは。
宮内さんは俳優さんでもあります。海外ドラマや洋画の吹き替えが多いですね。ダイ・ハードやミッション・インポッシブルなど有名どころでもやっています。
津田さんも俳優さんです。こちらは舞台俳優の印象がありますが。遊戯王の海馬瀬人やテニスの王子様の乾貞治などジャンプ作品とも関わりが深いですね。
個人的名セリフ&名シーン
・マム「おれ達の・・・・・・マザー!!!」
マザー・カルメルの写真が運ばれてきたときのマムの反応です。その嬉しそうな様子やその後にマザーをこの世の光と呼んでいるところから、彼女に対しては並々ならぬ肯定的な感情を抱いているようですね。
さらに「おれ達の」と言っているところから、彼女一人だけにとって重要な人物というわけではないようですね。そうなるとビッグ・マム海賊団の立ち上げに関わったとか?いずれにせよ謎が多い関係ですね。
・プリン「大変!!サンジさん!!」
「何なんだこのエロガッパ!!早くブッ殺してェ!!!」
サンジが鼻血を出した際のプリンの反応です。後者は心の声。サンジのわかっていながらもメロメロになる様子に対し、とにかく可愛い演技を続けるプリン、そして演技とは正反対の心の声の組み合わせが面白いです。
この後は血みどろの展開になるかもしれないのに何やってんだこいつら・・・。
・ベッジ「・・・・・・なんて演技力だ・・・!!!」
ラストにデレデレのサンジを見たときのベッジの心の声です。読者はこれを見て、「今回のタイトルってお前かよ!」といった類のツッコミをしたと思います。エニエス・ロビー編でもロビンの手錠の鍵を奪わなければならないのにお茶飲んだりと、敵に女性が絡むとこの手の事案が発生しますね。正直サンジは死ぬとしたら美女にやられたら本望な気が・・・。