863話の感想です。
今週は扉絵リクエストの代わりに人気投票についてのポスターが。背表紙はルフィがナミに「当たり前だ」という場面。
作戦開始の3時間前、ルフィはウエディングケーキの中へ鏡を忍ばせるることをベッジに頼みます。さらに速攻で大量の動物を捕まえてくると、ブリュレの能力でそれらを自分自身の姿へ変えます。
そして現在、ルフィの姿をした動物たちがケーキからどんどん飛び出していきます。崩れていくウエディングケーキ。マムはコックたちに新しいウエディングケーキを要求しますが、もちろんすぐ用意できるわけもありません。そしてキレたマムはコックたちに「Life or Wedding Cake!?」と問い・・・。
ストーリー
今回から結婚式での戦闘開始です。大暴れするルフィ軍団や能力を披露するカタクリと実力者が見せてくれます。いい感じにドタバタしてますが、そんな中目を引くのはやはりジンベエとマムのやりとり。元七武海と四皇の二人のやりとりは、圧倒されます。
今週は20周年記念の人気投票についてもあります。応募券は6枚で、今週の合併号21,22号から26号までの5冊と、5月2日発売の85巻についてきます。活躍中のサンジ、ブルック、ジンベエ辺りが上位にいきそうですが、キャロット、レイジュ辺りもかなり凄いと予想できます。
登場キャラ
・ルフィ
数話前に話していた面白い登場について、ブリュレの能力を利用した自分の分身たちによる登場のことでした。ニャーとか言う最悪の世代が大量に出てきたら、衝撃的ですよね(笑)
一方でマムの問いにあっさり答えるのは、彼らしい反応です。まあそれでもちゃんとカルメルの写真をわりに行こうとしていたのは安心できます。
・サンジ&プリン
サンジがプリンを庇う形でケーキから飛び降ります。優しいねぇ。
今週号はプリンの声優が、沢城みゆきさんと判明しました。声優だけでなく、ナレーションとかでも有名な人ですね。個人的にセクシーなキャラの声のイメージが強かったので、プリンをどのように演じてくれるのか期待しています。
・ナミ&チョッパー&キャロット
ルフィの姿をした動物たちを鏡から出していったあとは、サンジの援護に向かいます。ナミ辺りとプリンのひと悶着がありそうです・・・。
それにしてもナミとチョッパーがシーザーに辛辣すぎる(笑)
・ブルック
ルフィの変装をして、ラストにカルメルの写真を叩き割ります。彼、本当に仕事してますね。
・ペドロ
ジンベエと共にルフィの援護に出ます。貴重な戦闘員なので頑張ってほしいところです。
・ジンベエ
今回のメインキャラです。ルフィ助けたり、ベッジ庇ったりととにかく自分に注目を集めますが、最終的にはマムを相手に仁義を通します。もとからけじめをしっかりつける責任感がある漢ですが、それだけでなく仲間を誰一人も犠牲にせずマム相手に仁義を通しました。とにかく今回の落とし前のつけ方がカッコよく、まさに漢というやり方と思わせるだけでなく、無駄な犠牲は出さない知性的なやり方も見せてくれます。
それにしても魚人島の終わり間際にルフィが勧誘してから数年、長かったですが遂に麦わらの一味に加入しました。元七武海でもあるので実力は申し分なく、経験豊富な立ち回り、ツッコミだけでなくちょっとしたボケもできると今後も期待できそうです。役職ってどうなるんだろう・・・?
・ビッグ・マム
今回とにかく暴君っぷりがひどいです。ウエディングケーキを壊されたのに怒り心頭で味方のコックの魂を奪います。食いわずらい状態でもないのに・・・。
後半はジンベエにけじめをつけさせます。その能力と凶悪さから理不尽な制裁を繰り返してきましたが、臆さないジンベエには自身の能力も効かずにそのまま脱退を容認する形になりました。今でこそルフィとジンベエにお怒りですが、カルメルの写真を壊されたことを知ったらどうなることやら・・・。
今回マムが寿命を奪い取る技「魂への言葉(ソウル・ボーカス)」を披露します。以前息子のモスカートの寿命を取ってましたが、その時の技ですね。生への執着に話しかけ、その人が少しでも死に恐れると抜き取られます。個人的には実力や四皇という肩書きもあってだと思いますが。
・カタクリ
未来を視て、ルフィがカルメルの写真を割るのを防ぎます。増えた動物たちもブリュレによるものとすぐわかるなど、三将星の名は伊達じゃありません。
そして自然系「モチモチの実」の能力者であることが判明します。足を伸ばしてルフィを捕らえていました。水気があれば逃れるようですが、なかなか厄介な能力です。弾力もルフィ以上か?
この能力が超人系か自然系かで結構ネットで物議をかもしてますが、ジンベエが自然系って言っているのでもうそれでいい気がします。多分モチモチも「餅」じゃなくて擬音だと思いますしね。
追記、モチモチの実が「特殊な超人系」と単行本で修正されました。
・マムの子ども達
ところどころで登場します。モンドールはいら立ち、スムージーは驚きとカタクリ以外あまり対応してないように見えますが・・・。何気にラストの方のペロスペロー、ダイフク、オーブン、コンポート、アマンドがいる場面はちょっと怖く感じたり。
・ブリュレ
自身の能力で動物たちをルフィの姿にします。鏡世界の件にしろ、彼女もブルック並みに活躍してくれます。実際いやいやなんだけど・・・(笑)
・ベッジ&シーザー
作戦遂行のために今はまだ傍観します。今回は二人ともワンピース特有の顔芸がありましたね。だんだん愛着がわいてきました。ただやっていることや性格は褒められた奴らじゃないんですけど。
・モルガンズ
ルフィの登場にマムの魂への言葉、ジンベエの一味加入など嬉々として写真を撮ります。世界経済新聞の社長とは言え、裏の奴らと繋がってるだけあってゲスいなぁ。
個人的名セリフ&名シーン
・ルフィ「おれだァ~~!!」
怒ったマムの問いに答えるルフィです。ベッジは驚いてましたが、そもそもルフィはかく乱作戦でなく面白い登場ということだったので、これは当然のやりとりです。そもそもルフィもマムには怒り心頭ですしね。まあ普通だったら絶対やりませんが。
・ジンベエ「未来の『海賊王』の仲間(クルー)になろうっちゅう男が『四皇』ごときに臆してられるかァ!!!」
ジンベエがマムの魂への言葉を受けた後のセリフです。もうとにかくカッコいいです。臆せず堂々とマムと対面するその姿は、未来の海賊王の船員として申し分ないと言えるでしょう。
ここ最近四皇のマムが強くないとかいう風潮に対して、私が思っていたことを代弁してくれたようなセリフでした。マムが弱いのではなく、ルフィ達がそれに迫るレベルに来てるという考えが正しいと思います。ナミやチョッパーとかにまでは求めませんが、ゾロやサンジくらいは彼と同じくらいの姿勢であってほしいですね。