第7話感想です。
1巻の中でも私が最も好きな話です。2話から出続けたコビーが離脱する回であり、ルフィとの友情が描かれます。戦闘シーンはありませんが、それぞれのキャラがよく魅せられているいい話だと思いますね。
また海賊と海軍の立場がよくわかる描写もあります。ルフィたちは今後も似たような状況におかれる場合多くなりますね。
登場キャラ
・ルフィ
話全体では調子はいつも通りですが、グランドラインを目指すなど言葉にするだけでも海賊としての決心がよくうかがえます。 そして何よりもコビーのために一芝居するところが見ものです。彼が主人公として素晴らしいのは、仲間や友達のために行動できることだと私は思います。損得勘定抜きに人のために何かできるというのは、本当に素晴らしいことだと思うんですよ。
今回は珍しい彼の芝居が見られます。まあものすごくわかりやすい嘘ですが…。
・ゾロ
もうこの時点で結構ルフィに感化されているような気がします。もともとルフィ同様に自分の夢のために信念をもって行動する彼なので、同じ海賊になって発想も似たようなところがあるのかもしれません。ちょっと前まで海賊を悪党としていましたが、あっという間に自分もそれらしく・・・いやもともとかな?
・コビー
今回の主役と言ってもいいのではないでしょうか。ルフィやゾロと一緒にいたことで学んだことを持ち、見事海軍に入隊することができました。歯を食いしばりルフィと殴り合った後に入隊を希望するところは、彼のここまでの成長が最も表れたシーンでしょう。海軍に入ってからは、敬礼するなど言動もそれらしくなりました。
2話から出続けていた彼ですが、この回で離脱しました。今後もところどころで出番があり、その成長が垣間見れます。いずれルフィにとって相当な脅威になるかもしれません。
・海軍
中佐が結構しっかりしていましたね。やっぱモーガンが駄目だったんだよ・・・。
たとえ自分たちを助けてくれた相手でも海賊なら敵対する彼らの様子から、海軍の海賊への態度がはっきりわかりますね。とは言えそれでもちゃんと感謝できるのはしっかりしてますね。でも海軍支部だからそこらへん違うのかな?
個人的名セリフ
・ルフィ「ああ別れちゃうけどな ずっと友達だ」
シンプルでベタですがいいセリフですね。現実でも子供の頃に引っ越す友達に似たようなこと言っていました。また次のコマのコビーの表情がいい味出しますね。
・コビー「だけどあなた達二人には…!!自分の信念に生きることを教わりました!!!」
自分が彼らから何を学んだかがわかるセリフです。コビーは相当大真面目にいいましたが、ルフィやゾロは自分らしく生きていただけなので大した反応してませんが(笑)
・コビー「ぼくは!!!海軍将校になる男です!!!!」
コビーが海軍に入隊することを決定づけた一言です。この時の迫力は、ルフィやゾロが自分の夢や信念を語っていた時に迫るものがあります。まさに上述したセリフのような教わった生き方は、ここから始まったと言えるでしょう。
ちなみに海軍の将校は少尉からです。彼はまだ雑用なので相当頑張らないといけませんね。それこそ恐ろしいほどの特訓や指導してくれる教官が必要でしょう。本当にそんなことになりましたが・・・。
・ゾロ「海兵に感謝される海賊なんて聞いたことねェよ」
なんか初見のときに印象に残ったセリフです。今後も似たような状況いくつかあるんですけどね(笑)
次回はみんな大好きナミの登場です。さらに名前だけですが例の一味も・・・。