64話の感想です。
今回は表紙連載ではなく、イラストです。サンジが調理し、後ろでルフィがワニの口にパンを放り投げています。このイラスト見るたびに、魚がこんなにスパスパ切れたらどんなに楽かと思いますね。魚をおろすの苦手なんだよ・・・。
ついにクリークに一発どころか、二回も攻撃を入れたルフィ。傷ついても退かない男か、倒すために大量の武器を持つ男か、勝利するのはいったいどちらだ!
クリーク最大の武器
前回の続きから、顔に蹴りを入れそのままクリークをダウンさせるルフィ。一度ならず二度までもクリークを横たわらせたルフィの凄さに、周囲は驚くばかりです。特にクリーク海賊団は自分たちの船長に渡り合っていることに驚愕し、最強伝説の揺らぎに不安を見せますが・・・
「くだらねェこと言ってんじゃねェ!!!!」
ここでクリーク、立ち上がって肩の盾を合体!たかだか二回の攻撃でやられるほどやわではありません。
そのまま何かで足場の船の残骸を叩き割ります。その正体は先ほどクリークが合わせた盾から持ち手と刃がでた特殊な形状の槍。「大戦槍」と呼ばれるその武器はクリーク最強の武器でもあり、なんと撃ちこむと同時に爆発するという斬ると焼くが合わさった攻撃が可能です。スタージュンかな?
もちろん威力は先ほどのニードルマシンガンの槍とは比べものになりません。一撃目は何とかかわしたルフィですが、クリークは再びルフィに狙いをつけて大戦槍を構えます。
なんとか再び避けるも、爆風により吹っ飛ぶルフィ。腕を伸ばして吹っ飛んだ先の足場につきますが、血を流しすぎているのか膝をついてしまいます。
槍の壊し方
クリークもルフィに接近し、槍の連撃。不安定な足場に加え、1トンもある大戦槍を軽々と振り回してくるクリークの攻撃はルフィでも反撃に転ずることがなかなかできません。
ここでルフィ、足をわずかに滑らせてしまい、その隙を突かれてクリークの大振りを喰らってしま・・・ったかと思ったら槍の柄に掴まり、なんとか回避。うーん、猿の身軽さ。
「イモ虫野郎がァ!!!!」
キレたクリークは船の残骸に槍をたたきつけ!もちろん爆発もあるので、ルフィは柄を離しますが、おかげで空中に放り出される形になってしまいます。
もちろんそれを逃すクリークではなく、ルフィ狙って強烈な刺突!拳で刃の部分は受け止めますが、爆発はもろに喰らうルフィ!倒れながらなんとか足場に着地するも立ち上がって間もなく、再び大戦槍の一撃を喰らってしまいます。
体からは煙が立ち、槍の傷もあるルフィはダウン。笑うクリークですが、なんとルフィはまだ立ち上がります。さらに間もなく、槍の刃の部分が砕き割れました!
「5発パンチを入れてやった・・・!!覚悟しろよ!!!」
なんとルフィ、攻撃を受けながらも刃の部分にパンチを入れて大戦槍を武器としての威力を弱めました。
同時に狙いがあり、ルフィとクリークが着地した場所はこれまでの中でもかなり広い木片。ルフィはこれだけあれば倒せると豪語し・・・。
一話で弱体化する武器
クリーク最強の武器と評価されている大戦槍が登場した回。しかしたった一話で槍の刃の部分を破壊され、武器としては未完成な状態にされます。次回でルフィに棒つき爆弾なんて呼ばれてしまうほど。
もちろんこの武器の最大の魅力は、その質量とたたきつける力次第で爆発の威力もパワーアップするというものですが、仮にも槍とついてるのにその意味をなさないというのは・・・。
それとこの武器、ゲームなどではクリークの通常技にされていることが圧倒的に多く、必殺技にはMH5を利用されていることが多いので、最強の武器(笑)という印象が強いですね。
むしろ印象に残ったのは、ルフィの戦闘センス。やられながらも、しっかりと自分の目的であった足場に相手を誘導していたのは見事の一言です。
ここらへんの立ち回りはいつも上手だよね、ルフィ。
個人的にこの話で一番笑いを誘ったのは、クリークが槍を振りかぶった時の「ウエい」という掛け声。
知っている人は多くはないでしょうがPSソフトの「グランドバトル」での掛け声でたびたび言うのです。力が入ったものではなく、自然に出たマヌケな雰囲気がある言い方なので何度も聞くと笑いがこみ上げてきます。
正直、どうでもいいことが一番気になったと思いつつまた次回!