ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

第1080話「伝説の英雄」 老兵の一撃!?

 第1080話の感想です。

 扉絵リクエストは「河松と日和がおり紙で遊んでいるところ」です。今のワノ国ではこういう光景もあるんだろうな…。

第1079話「「四皇」赤髪のシャンクス」 その肩書に一切の疑いなし - ワンピース航海記録

 エッグヘッドで起こる事件の前日では、ヨークとセラフィムが反抗。一方エルバフ近海では大技を放とうとしたキッドにシャンクスが本気の一撃。さらにドリー&ブロギーの一撃で、キッド海賊団は全滅にまで追い込まれ…。

黒ひげの巨大船長たち

 黒ひげの拠点であるハチノスでは、海賊たちがざわめきだちます。なんでもコビーが脱走したのだとか。逃げた=もう黒ひげのものじゃないというよくわからない思考ですが、コビーの首にはクロスギルドが約5億の懸賞金をかけています。これには海賊たちも目の色を変えて探すことに。そんな中、なぜかハチノスの巨大な髑髏の岩がしゃべっており…。

 その光景を見ていたのは、奴隷たちと共に逃げていたコビー。脚には重りの鉄球がありますが、その程度で怯む彼ではありません。それどころか自分が囮になって、他の奴隷たちの逃げる時間を稼ごうとしています。

 そして現在、この島にいる黒ひげ海賊団として雨のシリュウと悪政王アバロ・ピサロがいます。ピサロの方はなんと島の地面から顔が出てきました。なんと彼の能力はシマシマの実の島人間。島全体が彼の身体のような状況なのです。そんな彼がコビーを捕まえるのは容易いですが、規模が大きくなるためもろもろ壊してしまうんだとか。

 そこで動いたのはバスコ・ショット。ガブガブの実の酒人間という肩書と共に、町ひとつ燃やして進路を防ぐことを提案します。これまた島が壊れるため、ピサロは拒否しました。巨人族デカデカの実の巨大化人間であるサンファンウルフもいますが、規模を思えばもってのほかです。

黒ひげの狙い

 一方、コビーは多くの海賊たちに追われる状況に。逃げている最中に、彼が思いだすのは連れてこられた際のティーチとの会話。なんと彼の目的はこの海賊島を政府所属の島にすること。悪党だらけの島を、政府が認めるわけないとコビーは訴えます。そこでティーチはコビーの命と引き換えにすることを考えていましたが…

「それに…無駄ですよ 僕は…「SWORD」ですから」

 彼の言葉に反応したのは、元海兵のクザン。このSWORDは辞表をすでに提出している海兵。マリンコードも返上しており、上の命令を無視して四皇相手にも戦いを挑める立場です。代わりに、いざという時は責任を持つことなく、すぐにクビにできるシステムです。つまり人質としてはあまり価値が無いように見えますが…。

 しかしティーチは作戦を変えません。ロッキーポート事件の英雄を簡単に見捨てるとは思えません。

「おれは世論に問いかける!!そうすりゃ政府は無傷にじゃ済まねェ…!!」

 うーん、乗りと狡猾さは相変わらずだ。しかし彼の目標は、さらにありそうな気も…。

SWORDと伝説

 ということで、時期が来るまで檻に入れられていたコビーですが、島に潜入したペローナがモリアを助けることを条件に協力したのです。その結果、脱走して今に至るわけです。

 そんな中、港に海兵が3人現れたという騒ぎが出てきました。3人ともかなりの強さで、ひとりは首を切られても復活しました。まるでロギア系のようですが…。

 さらに建物が動くという珍妙な出来事が発生。近場にはその建物に何度もムチを入れているこれまた意味不明な女性がいました。彼女の名前は孔雀。ムチムチの実の調教人間にして、大参謀おつるの孫という肩書を持ちます。…孫!?

「調教してあげる♡」

 そしていよいよ追い詰められたコビーには、海賊たちが一斉に射撃を仕掛けます。しかし銃弾は花のように咲いて無効化しました。かつてベガパンクが開発したGPフラワーがいつの間にか撃ち込まれました。

 すると近くの建物で、本部中佐のひばりがコビーに呼びかけます。銃を構えており、GPフラワーを仕掛けたのは彼女なようです。それよりもコビーを意識した発言に読者は気ぶっていいので?

 さらに同じく近くにはSWORDのプリンス・グルスが。彼の能力はグニョグニョの実の粘土人。どうやら港の海兵は、彼が生みだした泥人形だそうです。さてこの3人の連携により、海賊たちは開けた場所に集中することに。

 プリンスの合図と共に、軍艦が大きくジャンプ!そのまま広場に突っ込んでいきますが、その船首には伝説の英雄が…!

「おい海賊共ォ~!!!お前ら誰を攫ったかわかっとるんか!!?コビーは海軍の「未来」!!!そしてわしの愛弟子じゃあ!!!」

 ぶわっはっはと豪快に笑いながら、拳には強烈な覇気!すさまじい破壊力の拳骨“拳骨衝突(ギャラクシーインパクト)”がさく裂したところで締め!

本当にインパクトだわ…!

 いろいろあった情報が最後の場面で吹き飛んでいった今回の話。

 ついに出撃したガープですが、開幕いきなり最高峰の一撃をぶちかましたね。拳骨のルビがギャラクシーとか本気かよと思うと同時に、技の威力を見て納得しかありません。考えてみれば、老いたとはいえあの覇気がバリバリのロジャーとやりあっていたんだから、彼だって覇気はすさまじいわな…。

 さて今回は多くの能力者が出てきたのも印象的でしたね。黒ひげ海賊団はアバロ・ピサロ、バスコ・ショット、サンファンウルフの能力が判明。シマシマの実はイシイシの上位互換な感じでしょうか。デカデカの実はもうそのまんま、純粋に強いですわな。ガブガブの実は…なにをするのでしょうか?酔いで感覚を狂わせるとか?個人的にはいずれも能力者狩りじゃないと思うんですよね。だってどれも異名に合っているし…。

 一方で海軍ではムチムチの能力の孔雀とグニョグニョの能力のプリンスが登場。プリンスは前も出ていましたが、想像以上に強いですね。登場時に彼の周囲にいた海兵も泥人形なんでしょうね。孔雀はまさかのおつるさんの孫と来ました。たしかに若いころの彼女の面影がありますね。美人だが、それ以上に能力が気になります。ちょっとエッチすぎますよ~。そしてもうひとつ…おつるさん結婚していたの!?

 能力者以外でもひばりが活躍。銃の腕が目立ちますが、それ以上にコビーにちょっと特別な感情があるのが垣間見れますね。可愛らしい広島弁と素朴な感じが、コビーに似合うな…。私は応援する!

 今回読んでいて思い出しましたが、彼らってベッジの扉絵で出ていましたね。強いなと思っていましたが、今回で腑に落ちました。

 SWORDについても説明がありましたね。今回を踏まえたうえでドレークの言動を思い出すと…彼の正義を貫くか…。

 海軍と言えば、今回のハチノスに出撃したのは、ガープ、プリンス、孔雀、ヘルメッポ、ひばり、たしぎですが、スモーカーはいないのでしょうか?個人的にはかなり好きなキャラなので、めちゃめちゃ期待しているのですが…。

 さてこのメンバーに黒ひげ海賊団のメンバーはシリュウ、アバロ・ピサロ、バスコ・ショット、サンファンウルフとなかなかのメンバー。どちらが勝つかはわかりませんが、見ごたえある激戦が期待できます。

 このメンバーがハチノスに、黒ひげたちはロー率いるハートの海賊団と戦っていると踏まえると、エッグヘッドに向かっている一味はデボン、ラフィット辺りでしょうか。よりによってがっつり撹乱するタイプ…!

 ちなみにこんなにいろいろあったのに、私が個人的にツボったのは、GPフラワーで綺麗と言っていた海賊の顔。いやなんかゴールデンカムイのノリを思い出して…。

 マジで入り乱れてきた状況に興奮しつつ、また次回!またもや休載ですが、尾田先生の体調大丈夫でしょうか?

第1081話「黒ひげ海賊団10番船船長クザン」 立ちはだかる氷の能力者 - ワンピース航海記録