ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

第1071話「英雄出撃」 文字通りの英雄!

 1071話の感想です。

 今回はカラー扉絵。紅白歌合戦でも披露された麦わらの一味とウタの集合絵です。本当に…尾田先生はいつも我々を盛り上げさせてくれます…!紅白歌合戦で見た時に、思わず「おお…」と声を出してしまいましたもの。

第1070話「最強の人類」 ベガパンクの傑作 - ワンピース航海記録

 ベガパンクお墨付きの傑作パシフィスタのセラフィム。ルナーリアに有名海賊の因子、さらに悪魔の実の能力と政府の役人を相手に猛威を振るいます。しかし命令権を持つ戦桃丸もついにダウンし…

わちゃわちゃベガパンク

 冒頭、ドラゴンボール並みのスピードで海上を進むのはカマバッカ王国から飛んできたくま。しかしレッドラインに激突して、周辺の町で大騒ぎになります。そんな彼は意味ありげに政府のマークを見上げており…。

 一方、その頃のエッグヘッドではルッチ指揮のもと、逃げ道を塞いでいきます。彼としては海軍を待つつもりは毛頭無く、ルフィを四皇と認めないという理由で押し通します。屁理屈が過ぎるぞ、こいつ!

 そしてラボフェーズでは、アトラス除いたベガパンク達が集合!徹底抗戦する気満々のリリスをシャカがたしなめます。あくまでサテライトである自分たちは犠牲になってでも本人を逃すことをメインにすることを主張します。

「イイ子ぶりやがって嫌いだぜお前~!!!」

「結構だ」

 一方でベガパンク本人は、自分の命令のせいで戦桃丸を犠牲にしたことを悔やみます。ここでピタゴラスが提示したのはもうひとりの協力者。なんでも島内にいるようですが、彼も下手に協力したら政府に追われる身になるようですが…。

 一筋縄ではいかない事情がありそうですが、ベガパンクは速攻で救難の連絡!遠慮のない命乞いにエジソンピタゴラスもびっくりです。

 しかしラッキーなことに、この人物は命令を待っていたとこれを快諾。どうもこの人物がいれば、CP0も抑えられるようですが…。

出航のために

 さて作戦が決まっていく中、復帰したボニーはベガパンクの居所探し。どちらかというと虫の恨みに変わっている彼女を止めようとルフィも追いかけます。

 するといきなり警告音のブザーが鳴ったかと思うと、迎撃システムのフロンティアドームが解除されました。コントロールルームには誰もおらず、ベガパンク達も疑問の嵐です。それどころかルッチ達も疑問に感じており、警戒してまずはルッチ達のみ飛んで確認に向かいます。

 しかしどうも本当に解除されただけな模様。この幸運に加え、サニー号を発見したルッチ達。カクが“嵐脚周断”で船を真っ二つにしようとしますが、この巨大な斬撃を寝起きのゾロが一太刀でガード!

「誰だ おれの眠りを妨げんのは…」

「ロロノア!!!」

 こちらもこちらで久しぶりの対戦カード!

 さて迎撃システムは復旧したものの、CP0が侵入。サニー号が破壊されれば、それこそ脱出のための足が無くなるため、急ぎの援護が必要です。

 ここでルフィも合流。早々に出航が決まったことを仲間達に告げられます。ところでこのタイミングでボニーを見失い、さらにベガパンクもどこかに行ってしまったようです。まさか…!

「父を元に戻せるのか戻せねェのか!!!答えは二択しかない!!!」

「それは…できない!!すまない!!!しかし理由があるんじゃ!!!」

 予想通りの追いかけっこ!読者も彼の言う理由が気になるところです。

騒乱はエッグヘッドだけでなく

 さて場面は変わり、新世界のとある海域。突き進むキッド海賊団ですが、どうも魚が大きいなど特徴的な状況が窺えます。そんな中、キラーが上陸するかの確認。今さらキッドにそんなことを訊くまでも無いと思われますが、彼が言うには…

「“巨人族”の総本山…!!「エルバフ」だ…!!!」

 同じ頃、G-14支部にも連絡が。ドール率いる艦隊はエッグヘッドに向かう予定のようですが、さらに戦力を貸してほしいという無茶苦茶な打診です。

 そんな傍若無人っぷりを見せるのは、海軍の英雄ガープ!ゲラゲラ笑いながら、いつの間にか到着していた彼はかつての教え子であるヘルメッポを呼びます。自分の情けなさに号泣するヘルメッポですが、そんなことを抜かす暇があるのなら…

「乗れい!!!これより海賊島「ハチノス」へ向かい!!!海賊共をブチのめし!!!コビー大佐を救出する!!!」

ついに動くか、伝説が!

 2023年初となった今回の話。

 やはり読者の目を引いたのは、ラストのガープ出陣でしょう。コビー救出のために黒ひげの本拠地に出向くという傍若無人っぷりです。メタ的に考えると勝てないとは思うのですが、同時にこの人がボコボコにされる姿も想像つきません。全盛期ほどではないにしろ最低でもレイリー並みはあるだろうしな…。もっとも黒ひげも伝説を引き下ろす気満々なので、かなりの激闘が期待できます。

 ただ彼ってローと対決中だからハチノスにいないんですよね。せっかくだからこの対決は見たいところですが…。

 さらに唯一不明であったキッドの進路も判明。わりとみんな予想できたエルバフへの航路でしたね。このまま行けば、ワンピース争奪戦に一歩リードでしょうか。ルフィ達と再び鉢合わせすることもありそうです。

 そんなルフィ達はエッグヘッドで大騒ぎ。すでにゾロとカクの懐かしの対決も実現しています。キリン状態で長いタメを必要とした周断をあっさり出したり、それを寝起き一振りで防ぐなど、互いに成長を感じられるのがいいですね。もうちょっとこの対決は見たいですが、この緊急の状態では無理でしょうな…。

 そんな中で、やはり気になるのはベガパンクの話していたもうひとりの協力者。CP0を抑えられるとはかなりの実力者であることが窺えますが、何者なのでしょうか。これ面倒なのは言葉だけならどちらの意味にも取れるんですよね。戦桃丸同様に政府に関係する立場だから協力したら裏切り認定を食らうのか、それとも元々この島にいて匿われているだけの政府のお尋ね者か…いずれにせよあの敬語だけでは認定は難しいのも事実。すでに新キャラか既存キャラかで予想は飛んでいますが、まだ情報も少ないしな…。

 防衛システムを一時的にダウンさせた人物も気になります。話が出てすぐのことだったので、同一人物の可能性もありますが、裏切り者にもなるか、それともルッチ達をおびき出した方が良いと判断したのか…。

 これだけでも気になるのに、くま周りも気になるのが憎いところです。ベガパンクの話していた戻せない理由や、再びマリージョア付近に現れたくまが思うことはなんなのか、彼の行く末もベガパンク関連では注目でしょう。あのくまのボディが完全にロボットのようなひび割れ方しているのがなんか切ない…。

 そして今回の個人的注目場面はシャカとのやり取りの際のリリスの表情。あの絶妙な悪顔にツボりました。しかし分身同士が喧嘩して、本人が仲裁するってシュールすぎます。

 さていよいよ2023年になりました。今年も猛烈に盛り上がっていく予感のワンピースについて、粛々と記事を書いていきますのでよろしくお願いします。

 今の時点でかなりワクワクしつつ、また次回!

第1072話「記憶の重さ」 彼女の正体 - ワンピース航海記録