989話の感想です。
表紙連載は「証拠ならあるのよね!!」です。追い出されるギリギリのところで写真は撮っていたのですね。しかしこの構図からすれば、マムのキックを喰らっていると思うのですが…よく無事で済んだな。
第988話「“待たせたな”」 ピンチに現れる男たち - ワンピース航海記録
屋上ではミンク族がスーロン化して百獣海賊団と対決している最中、下ではサンジによってモモの助を救出します。さらにビッグマムにはフランキー&ブルックの突撃による不意打ち攻撃で見事にダウンを取ります。続々と集まる戦力に、戦いは激化していき…
逃げるか、戦うか
まさかのビッグマムのダウンに、百獣海賊団もびっくりの状況。この隙にルフィはヤマトが味方であることを、モモの助としのぶに伝えますが…
「光月モモの助!!僕はおでん!!君を守るよ!!」
この発言にドン引きした2人はしのぶの煙遁の術で逃げます。そらいきなりおでんを名乗る女が来たら、怖えよ!
ヒョウ五郎たちが敵の主力でもある飛び六胞を狙いに行く中、マムもあっさり起き上がります。威圧感満載の彼女に、ナミはそのまま逃げることを提案しますが、フランキーはその逆。海賊王のクルーとなるならば、相手がトップ海賊だからって逃げてばかりでは、未来はありません。相対する今がまさにその時。
「ウチの船長“海賊王”にする気はよォ!!!」
ということで、ラディカルビームをマムに向けてぶち込もうとしますが…。
相手がデカくあろうとも
ここで侍たちをなぎ倒しながら現れたのは、巨人族よりもさらにデカいナンバーズ!なんでも彼らはカイドウがパンクハザードから買い取った“古代巨人族”の失敗作だそうです。絶対シーザーから買い取ったな!
ここで先頭のナンバーズの手にブラキオタンクがあるのを確認。もちろん中にはウソップたちがいる筈です。ならばとばかりに標的変更!ラディカルビームを件のナンバーズの顔面にブチ当てます!
さすが兄貴、と言いたくなりますが、彼の後ろにはビッグマム。すでにナポレオンを構えて、彼向けて振りかざしていました。
だがそれをカバーするのはもう一つのアダルトチーム。マムの腕を取ったジンベエによる“魚人柔術渦潮一本背負い”!さらに着地点にはロビンの”千柴万紅大飛燕草(ミルフルール・デルフィニウム)”で、そのままマムをライブフロアから落としました。ナイス連携!
なんとかなったところで、フランキーはウソップたちに連絡を入れます。例によって漢のロマンである合体の開始です。
守りを崩せ!
一方でルフィはライブフロアの上階に。絶対に迷っていたであろうゾロとも合流して、2人で天井の穴からカイドウのところへと向かおうとします。
しかし横にいた大看板がそれを良しとするわけあありません。ゴムゴムのロケットで飛んでいる最中に、ブラキオサウルスへと変身したクイーンにかぶりつかれました。さらに上空にはキング率いる飛行ギフターズ軍団が空を固めます。
「全然行けそうじゃねェな!!」
「空がめちゃくちゃ厳重だった!!」
単純な2人があっさり下の階へと逆戻りさせられたところで、チョッパーたちも降りてきます。さらにサンジもダメージは暗いながらも、戦線復帰。周りは敵だらけにもかかわらず、続々と集結する麦わらの一味にヒョウ五郎は、不思議と安心感を覚えます。
「なのに何だろうな負ける気がしねェ!!!」
もはや何年振りになろうかというほどの、麦わらの一味集合絵に読者の気持ちも高まるばかり!
「おれはカイドウぶっ飛ばしにいく!!!他は任せる援護頼む!!!」
1枚絵の安心感
麦わらの一味が結集した今回の話。とにかく一味が生き生きと描かれていました。
フランキーの啖呵や、ロビン&ジンベエのコンビネーション技と四皇相手にも臆さないその姿勢は、もう一味はこのレベルまで来ているんだよ!と再認識させてくれましたね。嵐の番組で話していた4~5年で終わるも、少し現実味を帯びてきたように思えます。実際は面白いネタ考えついたらぶっこむだろうから、もうちょっと長くなるだろうけど。
ルフィとゾロのコンビも良いですね。空の守りに唖然としているところとか、ワノ国編の初期を思い出します。やっぱりこのコンビだと脳筋感強いですね。
それに対抗する百獣海賊団の大物感もなかなかのものです。特に上で守りを固めるキングとクイーンの強者感は、まさに敵の大幹部と言ったところですね。ただナンバーズが割とあっさりだったので、個人的には飛び六胞に期待していますね。ヒョウ五郎たちが狙っていますが、ぶっちゃけそれでやられるほど弱いメンバーでもないと思うので、一味をさらに追い詰めるような役割として、侍たちを倒して再登場してほしいですね。そこでローやドレークたちも参戦して、さらに乱戦とか…。
こんな中でも相変わらずぶっ飛んだ言動を見せていたヤマトには、どう評価すればよいのかわかりません。何気に緊張していたあの表情は可愛かったですけど、やっぱりサイコ感溢れていますよ。美人好きなモモの助も、さすがに引いていましたね。自分の父の名前をかたるアラサー女とか恐怖だわ!
でもやっぱり今回良かったのは一味の集合絵ですね。ジンベエも違和感なく入り込めている構図と、その強さ溢れる存在感は最高です。ヒョウ五郎の言葉を借りるなら、タイトル通りの「負ける気がしねえ」というところですね。
しかしこれ何年振りでしょうか。たぶん最後に集まった絵が魚人島編あたりだと思うので、10年近くは昔になりますかね。…えっそんなにか?
経つ年月に愕然としながらも、また次回!