ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

第946話「おリンVSクイーン」 決着早いよ!

 946話の感想です。

 扉絵リクエストは「錦えもんがお鶴と夜道をデート キツネが狐火を灯して道案内をしているところ」です。いや~、愛ある光景ですわ。でも奥さんいるのに錦えもんはオープンスケベすぎると思うの。

第945話「おリン」 恐竜よりも人間が怖いわ! - ワンピース航海記録

 

 兎丼に現れたのはなんと四皇ビッグマム!彼女はチョッパーの言葉を信じておしるこを求めますが、自身の好物を奪われると思ったクイーンは激昂します。能力でブラキオサウルスに変身しますが、いきなり叩きつけられることになり…

人間VS恐竜

 おしるこを求めて、いまだにクイーンの頭を押さえつけているビッグマム。その腕力のせいで床が壊れ始めているほどです。

「ババーおれを誰だと…」

「おしるこよこしなトカゲ野郎ォ!!!」

 なんとか耐えるクイーンですが今度は首根っこを掴まれて、マムによるジャイアントスイング!恐竜の中でもトップクラスの体格を持つブラキオサウルスも何のその。容赦なくぶん回します。

 そのまま投げ飛ばしますが、その巨体と投げられた速度による壁の激突はとんでもありません。ルフィたちも巻き込まれずに何とか助かりますが、兎丼が傾くほどの衝撃でした。

 しかしそのおかげでキッドとキラーは水桶から顔が出る形に。これにはルフィも一安心です。逆に虫の息どころか完全に伸びてしまったのはクイーン。四皇最高幹部で10億も超える懸賞金ですが、四皇相手には手も足も出ませんでした。まあうん、知ってた。

裏でこそこそ

 被害は甚大であの河松がいる開かずの檻もすっかりぺしゃんこになっています。いやー、これは助かりませんわー。(フラグ)

 そして百獣海賊団はマムの狙撃も考えますが、ここは看守長であるババヌキがストップをかけます。下手に刺激を与えれば何しでかすかわかりませんもの。ということでクイーンも倒れた今、まずはカイドウに報告しようとしますが…

 なんと連絡用の「スマシ」という細長い生き物が眠ってしまい鬼ヶ島への連絡できなくなっていました。いったいどういうことなのか…。

 

 一方、幹部塔では雷ぞうが河松のカギを探索中。マムの騒ぎもあってか動きやすい状況ですが、それに加えてカリブーの手助けもあるようです。なんでも先ほどから連絡が取れない状況なのはカリブーのせいだったのです。

 スマシこと「スマートタニシ」は電伝虫と違って念波が弱いため一度大きな「親分タニシ」を通して念波を送るという面倒な仕様。そのため親分タニシを封じれば連絡も途絶えるということなのです。そこでカリブーが自ら親分タニシを封じ込めに行ったのだとか。長く捕まっていたためか驚くほど情報通かつ的確なかく乱ができますね、彼は。

おしるこが…ない!

「あった~~~~♡“お・し・る・こ”~~~~♡」

 場面は再びビッグマムに。ついに彼女はおしるこの入った(入っていた)鍋を発見しました。その香りにすっかりメロメロなビッグマムは期待して開けますが、海賊団や読者も知っていた通り鍋の中身は空っぽ。さっきまでのわくわくがすっかり消えて、無言になってしまいます。たまにカイジあたりである黙り方だわ!

 百獣海賊団はみんな大急ぎで避難を始めますが、ここでルフィがビッグマムに同情します。自分ももう一回食いたいくらい美味かったのだと…。

(犯人は…!!お前かーーー!!!)

 

 全員がその発言に耳を傾けると、言ったルフィもびっくり!彼としては心の中の発言のつもりだったようです。発言には責任を持ってよ!

 それを聞くなりビッグマムはルフィに攻撃します。ルフィは必至で自分の立場を説明しますが、記憶喪失の彼女にはまったく知ったことではありません。たぶん記憶あっても容赦しないだろうけど。

修行仕上げのお相手

 いよいよ土俵際まで追い詰められたルフィ。首輪も音が鳴って刃物の準備万端です。何とかルフィを売って助かろうとする百獣海賊団ですが、マムはうるさいと彼らを一蹴。彼女が怒っていたのは当然おしるこがないからですが、なんとそれは食べることではなく持って帰るため。見ず知らずの自分に多大な優しさをくれたおこぼれ町の人たちに食べてもらいたかったという「優しさ」の行動でした。

 怒りに吠えながら再びルフィたちに拳を振り下ろすマム。その勢いでヒョウ五郎が吹っ飛び、首輪から今にも刃物が出そうになります。ルフィは強引に武装覇気の腕で外すことに成功しますがいったい何が起こったのか、そのままルフィの首輪も外れて二人とも土俵から脱出します。

 

 何とかなったことに喜ぶルフィとは対照的に、ヒョウ五郎は彼のやったことに驚きを隠せません。そしてマムから逃げようとしますが、ヒョウ五郎が動きません。

「窮地にこそ!!力は開花する!!!」

 なんとヒョウ五郎はこの状況で自分をルフィに守らせようとします。しかしこれは失敗したら間違いなく殺される危険な特訓法。それを承知の上で彼はルフィに覇気を身に着けさせようとするのです。

「来い!!!“四皇”!!!」

 ということで、武装色の覇気特訓のまさかの相手はかの四皇ビッグマム!

場を無茶苦茶にする女

 兎丼メインとなった今回の話。

 前回の一撃ではやられていなかったクイーンですが、展開は大方の読者の予想通りだったとおりマムのとてつもない怪力であっさり倒れてしまいました。いやうんわかっていたんだけどさ、いざ見たらものすごい迫力の絵でしたね。戦闘は一方的かつすごく短かったのに。しかもマムは記憶喪失なので、ソルソルの能力や威国などといった技も使っていないのが恐ろしいです。。

 クイーンは能力のおかげもあったのかルフィのおしるこ発言の時はすでに意識は戻っていましたね。ゾオン系は本当にタフな印象があります。死んでないだけよかったな。

 でもだからといってクイーンがマム相手にこれ以上、何ができるのかはわかりませんよね。少し冷静になればマムとルフィを戦わせて漁夫の利を狙うことくらいでしょうか?その作戦には無理ある気がしますけど。

 

 さらに一瞬ではあるが、武装色の覇気の強化のきっかけをつかんだルフィ。あの首輪のはず仕方を考えると、レイリーがシャボンディ諸島でケイミーにやったことと同じでしょう。鍛えればいかなるものに対して、触れなくても弾き飛ばせるようになるといったところでしょうか。

 とはいえ、そのための特訓相手がマムって…。いずれカイドウを倒すのですから特訓相手としては申し分ないのですが、特訓というよりもデスマッチに近い状況な気がします。

 

 そんな裏で頑張っているのは雷ぞうとカリブー。通信切ったり、牢のカギを探ったりと活躍中です。

 特にカリブーの働きがすごい。しっかり情報集して、役割分担していますね。ところで彼がルフィに着くメリットって何でしょうか?けっこう卑怯ながらも立ち回りがうまいタイプなので、活躍するのは見ていて面白いのですが何か裏がある気もします。

 しかし情報にも精通しているであろう忍者である雷ぞうがなぜワノ国産のタニシを知らなかったのでしょうか。まあ、20年も前から来た彼だからその間に発見されて研究が進められたものなのかもしれませんが。こう考えると、電伝虫の歴史とかも気になりますね。あれは本当に自然発生した生き物なのかと今さらながら思います。

 

 キッドとキラーが助かったことや河松の檻がつぶれたとかちょっとしたこともありましたが、私が一番気になったのはマムがおしるこを求めた理由です。

 まさか彼女は自分が食べるよりもみんなに分け与えるほうを考えていたのです。この考えは幼き日の歪んでいないころの彼女を思い出します。海賊になる前は本質的に悪意はないほうだったのでしょうが、いかんせんフィジカルと底に潜む凶暴性が圧倒的な恐ろしさを持っています。かつてフランキーは存在することは罪にはならないと言ってましたが、少なくとも彼女はいるだけで回りに甚大な被害を出しますよね。

 でもこのキャラだからこそよりマムを魅力的にしているのも事実。ワノ国でも彼女の活躍に期待していきたいところです。

 彼女の暴走を止めるのははたして誰であろうかなどと考えつつ、また次回!

第947話「クイーンの賭け」 全力の一撃の結果… - ワンピース航海記録