872話の感想です。
今週は20周年ということで巻頭カラー!麦わらの一味がレイドスーツのような姿で登場です。「ジェルマ66」ならぬ「麦わら56」!個人的にブルックがツボでした。
背表紙は「ロビンへ」。生きたいと言えェ!
前回ビッグ・マム海賊団にやられていったルフィとサンジとヴィンスモーク家。処刑が開始されると思いきや、ホールケーキ城の根っこ部分で玉手箱が爆発し・・・
ストーリー
正直ようやくここまで来たかという印象が強かったです。まあホールケーキアイランド編がテンポ良かったから、そう感じるだけなのかも・・・。
大混乱のホールケーキアイランド
冒頭、魚人島での玉手箱についての回想が挟まれ、現在。
とんでもない爆発により、ホールケーキ城が倒壊を始めています。もちろん中にいる人たちもパニック!ニワトリ伯爵も思わず、コケーッ!
パニック状態はホールケーキ城だけじゃありません。首都であるスイートシティでも、町民たちが避難しています。
混乱の中、サンジとレイジュはルフィを、ニジとヨンジはジャッジを連れて、逃げ出します。何気にイチジも無事でした。
倒壊する城の上で、混乱するマム達を見たベッジは・・・
「暗殺なんかするまでもねェ!!これで四皇“ビッグ・マム”海賊団は全滅だァ!!!」
ものすっごい嬉しそうな表情してますよ。この人何もしてないのに。
ククククの力
ビッグ・マム海賊団が混乱する中、落ちそうになるガレットを能力で助けるカタクリ。えらく冷静な彼ですが、ちゃんと理由はありました。
城で歌いまくる我らが料理長、シュトロイゼン。例の不思議な歌を歌いながら、剣を城に刺して・・・
「“変化(フェアエルデルン)”」
「“食(グルメ)”!!!」
掛け声とともに、城が巨大なケーキに早変わり。効果音も「パッフ~ン♡」です(笑)
結局ケーキがクッションとなり、全員無事だったビッグ・マム海賊団と町民たち。彼らもこれで終わらせようとはせず、すぐさま追撃の準備にかかります。
ようやく終わったと思いきや・・・
一方ホールケーキアイランドの北西では、ベッジが中にいたナミ達を放出。共同戦線はここまでのようです。
シーザーもようやく心臓を取り戻し、ご満悦。ここのナミがかなり辛辣です(笑)
シーザー、ベッジ達と別れ、ルフィ達も脱出を。シャークサブマージを回収するチームとそのままサニーに直行するチームに分かれます。
そして再びビッグ・マム海賊団の方では、部隊を2つに編成中。片方はルフィ達を、もう片方はベッジ達を追うようです。
その様子を見て、スムージーがマムを安心させるように声をかけますが・・・
「ウェ・・・ディング・・・ケーキ・・・!!!」
なんとここにきて、食いわずらいが発症!ここからどうなる?
登場キャラ
・麦わらの一味
ようやくホールケーキ城から脱出しました。
メンバーはルフィ、サンジ、ナミ、チョッパー、ブルック、キャロット、ペドロ、ジンベエ。読んだところ、この中でブルックとチョッパーがシャークサブマージの回収に当たるようです。
状況的にはまだ完全に逃げきれてないので、ここから奮闘してほしいのですが・・・。マムの食いわずらいもあるので、展開的に厳しいかな?
そう言えばヴィンスモーク家がいません。どこで別れたのかは不明ですが、彼らは無事なのでしょうか?
・ファイアタンク海賊団
こちらもなんとかホールケーキ城から脱出。その後はベッジがキャッスルタンクを使って、部下を体内に入れたまま、逃げます。
ヴィトやローラが、ルフィ達に友情を感じているのが良かったですね。ベッジはそこらへんを一線引いている感じがまだありますが、それはそれでボスらしい。
というか今回全体的にベッジが楽しそうです。つい最近まで、大変だったからなあ。
・シーザー
遂に念願の心臓を取り返しました。ローに心臓を取られてから、多くの者に利用されてきましたが、晴れて自由の身です。
今回ルフィ達と別れましたが、まだビッグ・マム海賊団がいる以上、一緒にいた方が彼にとって安全な気がします。でも残っても、何かやられかねないしな・・・。
・ビッグ・マム海賊団
ホールケーキ城の倒壊で、全滅かと思われましたが、そこはさすがに四皇の海賊団。強力な能力者のおかげで、事なきを得ました。
今回も指揮を執るカタクリ兄さんには脱帽です。この人、ホールケーキ城の倒壊にも慌てていなかったので、シュトロイゼンの能力を知っていたんですよね。やっぱり長くいる人は違うなあ。
あと何気にモンドールも指示だしてました。こいつの指揮能力もなかなかのものです。実際、中間管理職ばりの苦労してそうだな。
そしてラストにはビッグ・マムがウェディングケーキを求める食いわずらいを発生。一番近くにいるスムージーが不安です。活躍的な意味で・・・。
・シュトロイゼン
出ているコマこそ少ないものの、ククククの能力でホールケーキ城を本物のケーキにして、見事海賊団のピンチを救いました。
ベッジのセリフでありましたが、彼は謎の存在だったようです。ビッグ・マムの懐刀的なポジションだったのでしょうね。
さらに彼の能力は本当にただ食べ物にする能力であり、味はあまり良くないことが明かされます。彼が料理人であるのは、これがきっかけなのかも。
・ステューシー&モルガンズ
玉手箱を爆発させた2人。ステューシーの方は、月歩で空中へ逃げますが、モルガンズの方は不明です。まあケーキになったので、特に大丈夫だと思いますが。
というかモルガンズ、鳥みたいな見た目のくせに飛べないのかよ。
感想(個人的名シーン&名セリフ)
こういう展開もあったねと思った話でした。
正直、割とサプライズや見せ場が多い最近では、どうしても見劣りする感が否めない気分です。ナミとシーザーの言い合いやベッジのボケといった小ネタが光った感じです。
というか今回はジャンプ本誌がワンピース20周年で、いろいろな企画をやっているので、そっちの方に目がいきました。
尾田っちのメッセージに加え、巻頭ポスターやオリジナル将棋と付録もがっつり。
ただやっぱり一番心に来たのは、しまぶーの思い出漫画。これ単純に面白かったですね。私は昨年連載を終えた「トリコ」だけでなく、「世紀末リーダー伝たけし!」も読んでいたので、感慨深いものもありました。
個人的にはワンピースマガジンにあったファンの人の漫画よりも・・・何でもないです。
それと連載人による麦わら帽子を探せもありました。こち亀終了の時にやった眉毛のネタまんまですね。
ちゃんとオチに盛り込む「斉木楠雄のψ難」が個人的に良かったです。まあ、あれはギャグマンガだからこそできた事でもありますので。
偉そうなこと言ってますが、私はまだ全部見つけていません・・・。
・ベッジ「暗殺なんかするまでもねェ!!これで四皇“ビッグ・マム”海賊団は全滅だァ!!!」
落ちていくビッグ・マム海賊団を見た時のベッジのセリフ。いい感じに悪い笑顔をしています。
何もやってないのですがねえ。まあここ最近頑張ってたし。
・ナミ「潰せばいいのに」
ベッジがシーザーに心臓を返した際のナミのセリフです。なんか先週から口悪くなっている気がします。そんなに嫌いだったのね・・・。
・サンジ「しょうもねェ事して行くな!!!」
ベッジ「黙れサバイバルだ!!」
キャッスルタンクで逃げる直前に、「麦わらたちはあっち→」と書かれた看板を立てた際のやりとりです。このノリ誰かを思い出すと思ったら、フォクシーだ・・・。