871話の感想です。
表紙連載は「悪共に麦わらの一味ステッカーとルフィセンパイピンバッヂを特別価格で販売」です。普通に考えて海賊のバッヂを押し売りとか、嫌がらせ以外の何物でもないな(笑)
背表紙は「そげキング・・・?」アニメがめっちゃ面白かったですね。
ベッジを抱え、ビッグ・マム海賊団から逃げるシーザー。ルフィとサンジ、ジェルマの5人が護衛につきますが、はたして・・・?
ストーリー
乱戦状態ですが、ルフィとイチジの活躍が光っていましたね。ただストーリー的には、やはりステューシーや玉手箱か?
兄弟アタックと世界政府
脱出のために壁の向こうを目指すシーザー。その後ろではルフィとサンジ、ジェルマが戦っています。今更ながら人数の違いが凄いな、これ。
逃げるシーザーの前に、本日仕事しまくりなペロスペローによる飴の壁が発生。驚くシーザーですが、
「混色(ブラック)・・・バグ!!」
イチジ、ニジ、ヨンジの同時攻撃により見事破壊!赤、青、緑を混ぜたネーミングが光ります。
一方、いまだに玉手箱を諦めないル・フェルド。お前はもう避難してろと・・・。
すると後ろから同じゲストのステューシーによる、飛ぶ指銃!なぜ六式の技を・・・
「『玉手箱』は我々“世界政府”がいただくわ」
なんと歓楽街の女王は仮の姿、本当の正体はCP0でした。これは予想できない!
さらに世界経済新聞のモルガンズも合流。こっちはスクープ狙いなようですが。
しかし再び玉手箱は落下。もう諦めようぜ・・・。
ルフィ&ジャッジが挑む!
あくまでも逃げるための護衛ですが、ルフィを思いっきり煽ってくるマム。ルフィがそれを我慢できるわけもなく、サンジの制止を振り切って、ギア4!
「最後に“海賊王”になるのは お前じゃねェっ!!!!」
ルフィの拳とマムの拳がぶつかり合います。
現状ルフィの最強の一撃を防ぐ、武装覇気のマムがやべえ。
力が抜けたルフィをサンジとレイジュが回収しますが、今度はジャッジがマムに挑戦!
「貴様などに我が王国の300年の無念の魂を預けた…己が憎い!!!」
槍による一撃をマムの顔に決めますが、歯でバリバリに槍を砕き、そのままゼウスによる掌底でジャッジを攻撃!
兜まで割れちゃったよ・・・。
逃げる間際の大事件
ジャッジがやられたことで、そっちを援護に行くニジとヨンジ。護衛が減ったことに驚くシーザーの前に、ぺロス兄並みに仕事しているカタクリ登場!
「早く行け!!!」
だがそのカタクリにイチジが攻撃! 兄弟の上の方が頑張りすぎる。
遂にカタクリも避け、もう間もなく壁を越えられるシーザー達!
歓喜に喜ぶなか、なんと反対側からシーザーの格好をした何者かが道を阻みます。正体は2話前に、カタクリに取り返されたブリュレ。
やっぱりこいつは厄介だわ!
後ろをむけば、イチジはカタクリにやられ、ニジとヨンジはマムに捕まり、ジャッジは未だにダウン状態。ルフィ、サンジ、レイジュも取り押さえられています。
「処刑を始めようか」
マムが処刑宣告を行う中、ホールケーキ城の根元に落ちた玉手箱が大爆発!
傾くホールケーキ城に、今後どうなる?
登場キャラ
・ルフィ
マムの煽りにあっさり乗り、ギア4で攻撃します。やっぱり護衛に向いてないよな、コイツは・・・。
ちょっと気になったのは、ギア4の持続時間。マムに一発ぶち込んだだけで、あっさり戻ってしまいましたね。
そう考えるとその一発はかなり重かったと考えられますが、それを防ぐマムの覇気と腕力よ。
・サンジ&ジェルマ
全員でシーザーの護衛にあたります。ただ今回、戦闘描写があったのはジャッジとヴィンスモーク家の男兄弟ですね。
やっぱり読んで思ったのは、イチジのプロフェッショナル感。
ジャッジがやられて持ち場を去ったニジ、ヨンジと違い、最後まで一人で護衛を遂行しようとしてました。
ただやはりカタクリの方が強かった。
・シーザー
タイトルにこそなっていますが、逃げて騒ぎまくってた印象です。仮にも懸賞金3億なんだから、頑張れよ・・・。
思うに今回のタイトルの「がんばれ」って、逃げているときのシーザーへの罵詈雑言とも取れる応援ですよね。ナミの「クズだけど」がいちいち酷いな。
・ビッグ・マム
真っ正面からギア4状態のルフィの攻撃を防ぎます。なんか話を追うごとに、やばさに拍車がかかっている気が・・・。
マムでこのレベルだからカイドウはもっと強いんだろうなあ。
またルフィではカイドウには勝てないとも言ってましたね。マムはどうやって勝つんだ?とも思いましたが、ソルソルの実ならフィジカル要素抜きの攻め手もありそう。
・ビッグ・マム海賊団
今日も今日とてぺロス兄とカタクリが頑張るここ最近。
他の奴も頑張っているとは思いますが、この2人が別格すぎるんだよなあ・・・。
あとやっぱりブリュレが厄介です。コイツを回収したチョッパーとキャロットは、じつは功労賞なのでは?
ところで何気にラスト、ダイフクの魔人とスムージーに混ざって、ガレットがいます。18女の場違い感が・・・。
・ステューシー
結婚式のゲストで登場した彼女ですが、正体は政府の諜報機関でした。CP0なので、ルッチやスパンダムの同僚ですね。
どうやら狙いは玉手箱な模様。世界会議も近い今、魚人族の宝ともなれば中身は気になりますよね。
四皇相手に諜報部員出すとか、世界政府も大きく出ますよね。いや、これが仕事なんだけど。
今回彼女が使ってた指銃は、以前ルッチがルフィに使ってましたね。飛ぶ指銃“撥(バチ)”と呼ばれる技で、空気を撃ちだします。
感想(個人的名シーン&名セリフ)
乱戦の中、ルフィとジャッジと戦ったマムの強さ、ジェルマによる合体技、世界政府側だったステューシーというように見せ場と驚きの連続です。
ただ読み続けている身として、一番注目したのは、玉手箱の爆発。その威力は相当なもので、ネプチューン軍の玉手箱を盗んだ相手への容赦のなさが伺えますね(笑)
そしてもうひとつ注目したのはジャッジのセリフ。
「もはや我々の夢は潰えた・・・!!!」
「わずか66日の夢の跡に残された 故郷(くに)の土も踏めぬ亡霊達に 合わせる顔もない!!!」
「貴様などに我が王国の300年の無念の魂を預けた…己が憎い!!!」
これってつまり「300年前に故郷を追われ、ジェルマは海洋国家となり、その恨みの対象が北の海(ノースブルー)」ということでしょう。
ちょっとジェルマのルーツが気になりますね。世界経済新聞とかも考えると、いろいろありそうだし・・・。
・イチジ、ニジ、ヨンジ「混色(ブラック)・・・バグ!!」
ペロスペローのキャンディーウォールをぶち破った、3人の合体攻撃です。
ここにサンジもいたかもしれないと考えると、ちょっと胸アツです。前回カッコいい訣別したんだけど、ちょっと考えちゃうなあ。
・ルフィ「最後に“海賊王”になるのは お前じゃねェっ!!!!」
「おれだァ!!!!」
マムに攻撃する際の、ルフィのセリフです。四皇相手にも臆さず、思いっきり攻撃をぶち込むのがいいですね。
ただカッコいいんだけど、やっぱり護衛しろとも思っちゃう。