52話の感想です。
今回の扉絵はルフィたちメインキャラがそれぞれのコマに映っている様子です。こういう構図をよく思いつくものだ。
圧倒的な力の差により、敗北したゾロ。ミホークの黒刀による一撃を、真正面からもろに喰らいましたが・・・。
ストーリー
今回は前回のまとめのような話です。やっぱりゾロ、ミホークがカッコいい!
鷹の目は言う
ゾロが一太刀喰らったのを見て、我慢できなくなったルフィは腕を伸ばしてミホークに接近!ジョニーたちもゾロの救出へ向かいます。
ミホークは向かってきたルフィのパンチをかわし、ゾロにはなった一撃はみねうちであることを明かします。かなり深く斬られたように見えますが、あんたデカい刀でもみねうちできるのは、さすが最強の剣士!
ゾロの実力を認めたミホークは、より多くを知り強くなることを期待。ここの一連のセリフの流れはグッとくる渋さがあります。
「このおれを超えてみよロロノア!!!」
若き剣士の誓い
ルフィとミホークが会話をしていると、ゾロが目を覚まします。そして唯一折られなかった刀を天に上げ、涙ながらに決意!
「二度と敗けねェから!!!!」
ルフィとゾロのやりとりを見て、笑みがこぼれるミホーク。去ろうとするところに、クリークが話しかけます。
ミホークとしては、クリークの首を取るつもりだったようですが、ゾロとの勝負で満足したらしくそのまま去ろうとしますが、クリークは銃を乱射。お前はもう懲りろよ・・・。
斬撃で攻撃を防ぐとミホークは去っていきます。その混乱に乗じて、ウソップ達は小舟で離脱。4人でナミを追います。そして麦わら帽子をルフィに投げ返し、
「5人ちゃんと揃ったら!!そんときゃ行こうぜ“偉大なる航路(グランドライン)”!!!」
いよいよクリーク海賊団と激突です!
登場キャラ
・ゾロ
自身の実力の未熟さと敗北したという事実に涙を流します。拷問されていた時ですらなんてことない表情だった彼ですが、このときの表情はとても悔しそうに涙を流しながらも、「世界一の大剣豪」という目標をより強固なものにした印象を受けました。
また仲間になる時にルフィに言われた言葉も思い出しています。己の野望、亡き友との約束、そして新たに未来の海賊王のクルーとしても「世界一の大剣豪くらい」にはなりませんとね!
これまで多くの戦いで勝利してきた彼だからこそ、この敗北は大きなものと言えるでしょう。実際この後剣士相手には敗北してません。というかこの後剣士以外と戦うことも増えたし・・・。
・ミホーク
前回は最強の剣士として実力を見せましたが、今回は一人の大人としてゾロとルフィに対応していました。ゾロの精神を見越して、自分を超えてみよと言って活を入れ、ルフィにはそのゾロの仲間として接しているように見えました。
今思えば、前回ゾロの三千世界を破った際に刀を一本だけ折らなかったのは、彼なりにゾロに可能性を感じたゆえの行動だと思います。だって彼ぐらいの実力者なら、名刀「和道一文字」といえども、割れたと思うんですよね。それくらい期待しているということでしょう。
今回で退場しましたが、そのインパクトは凄いものでした。本当に嵐のような人だな(笑)
・ルフィ
今回ミホークの勝負を見届けた後、真っ先に怒りをあらわに攻撃を仕掛けました。かわされたけど。
その後は海賊王への険しさをミホークに言われますが、彼もゾロに勝るとも劣らないくらいの信念の持ち主なので、舌出して知らねえよと返します。あそこまでゾロをボロボロした相手に普通はこんな返しできねえよ・・・。
そういえば頂上戦争編でミホークと戦いますよね。防戦一方だったけど・・・。
・ウソップ&ジョニー&ヨサク
主にゾロの介抱をしていました。でもキズ薬ぶっかけろはないだろ(笑)
出航時にルフィとウソップのやりとりはなかなかいいものでしたね。「5人でグランドライン」。こういうのもミホークが言ったいいチームにあたるのではないでしょうか。
・サンジ&バラティエのコックたち
コックたちは終始驚いているだけですが、サンジの方は野望を捨てるくらいなら死を選ぶようなゾロの行動に、ショックを受けているような感じでしたね。確かにこの頃のサンジは、野望をゼフのために諦めていましたものね。ゾロの行動が不可解だったというよりは、受け入れがたいような感じでした。
ちなみにラストにゼフがクリーク達を倒したら、雑用をやめていいと言うお許しを出してました。そもそもそれどころじゃねぇ(笑)
・クリーク
去り際のミホークに喧嘩吹っかけてました。人間離れした実力見ても、やられっぱなしが気に食わなかったようです。こいつ本当にバカじゃねぇか・・・?
感想(個人的名シーン&名セリフ)
遂に決着がついたゾロの戦い。戦闘こそほとんどないようなものですが、とにかくゾロとミホークがカッコよく、ゾロの目標とそこに君臨する強敵の構図がとてもカッコよく感じます。
またルフィやウソップのセリフも印象に残るものが多く、仲間の絆が感じられました。そう思うとメインキャラがいちいちカッコいいところがあった話だと思います。だから相対的にクリークがバカに見えてくるのですが。
・ミホーク「このおれを超えてみよロロノア!!!」
ミホークがゾロに対して言うセリフです。ゾロを一人の強き剣士として認めたような感じが凄く好きですね。
漫画も好きだけど、個人的にはアニメで始めの「我が名はジュラキュール・ミホーク」というところから、このセリフで占める流れをおススメしたい!
・ゾロ「文句あるか海賊王!!」
ルフィ「しししし!!ない!!!」
目が覚めたゾロが覚悟を言った後のルフィとのやりとりです。こういう男同士の熱い信頼関係がわかる場面が大好きです。
「二度と敗けねェから」と迷いましたが、このセリフ今後を考えると、ネタにもなっちゃうんだよな・・・(笑)
・サンジ「・・・やっと来るぜ」
ラストの方でサンジが言ったセリフです。これ当時自分自身が思いました。ミホーク戦は面白かったのですが、いよいよクリークと勝負というときに横槍入れられた感じがすごいあるんですよ。
次回はいよいよクリーク海賊団と勝負開始。感想書いてても思いましたよ、やっと来るぜって。