45話の感想です。
サンジを仲間にしようとするルフィ。サンジは断りますが、ルフィはそれをさらに断り、言い合いに。そこにギンが話しに入ってきて、ルフィがグランドラインを目指していることを知りますが・・・。
ストーリー
タイトル通り決戦前の下準備の様な話。バラティエやクリーク海賊団の説明、はたまた目的のグランドラインの話も出てきます。当時はグランドラインの恐ろしさと興味にワクワクしたものです・・・。
ギャグもちょっとした感動もあるいい話です。個人的には隠れた名話だと思います。
ちなみにこの話が6巻の1話目です。
登場キャラ
・ルフィ
正式に海賊を一時休業し、雑用として働くことになりました。皿を何枚も割り、料理をつまみ食い、鍋をひっくり返すとものすごい迷惑です。たった3ページ程度ですが、それだけでもバラティエに出した損害はかなりのものになる気がしますね(笑) そういえばこの失敗って尾田先生が昔バイトでやらかしたものと同じらしいですね。
ギャグ的な立ち回りが多いですが、冒頭のサンジを仲間に誘う場面で見せる諦めの悪さは、いい意味で主人公らしい印象でした。
・ゾロ&ナミ&ウソップ
後半でルフィが雑用になったと聞いて、バラティエで見学がてら食事をしていました。態度がフランクなのはいいですが、誰も大してツッコんでいないのがちょっと驚きます。下手したらかなりの間拘束されるかもしれないのに・・・。
なんか完全に学生のノリでしたね。まだ許すタイプのレストランだから良かったものの・・・。
・サンジ
ルフィから仲間の誘いを受けるもの、レストランへ残らなければいけないという含みある言い方で断ります。「理由」とありますが、読み返しならではの感慨深さを感じました。
カッコよさや女性に対してのポエムの様な口説きといったサンジの魅力をところどころで見せてくれます。この流れるような口説き文句も何気に今回が初めてですかね。
・ギン
先にグランドラインに行った経験者として、ルフィにその恐ろしさを忠告します。その後はサンジに見送られる形で土下座をし、その感謝を伝えます。本当にまっすぐな男という印象です。クリーク海賊団ですけど。
ラストにはクリークをバラティエに案内します。だいたいこの場面が今回のタイトルを表してました。
ところでクリーク海賊団の「戦闘員」として紹介されてました。いや間違ってないんだけどさ・・・。
・ゼフ
今回サンジの説明で、元海賊であることが明らかになります。ただの海賊でなく、「名のある海賊」です。厨房で指示飛ばしたりしてましたが、それだけでも統率力の高さと部下から慕われているのがよくわかります。
・コックたち
ルフィのせいで苦労する方々。皿を無駄にされ、メインディッシュを食われたりと、とにかく邪魔されます。もう「頑張れ」としか言えませんね(笑)
個人的名セリフ&名シーン
・ルフィ「お前が断ることをおれは断る!!」
サンジが仲間への誘いを断った際、ルフィが言った返しです。漫画でのこういったやりとり好きですね。主人公と今後仲間になりそうな会話というか。でも現実でこういう人いたら、私はきついな・・・。いや今更何をと思われるかもしれませんが。
・ゼフ「オイバカども さっさと働け!!」
クリーク海賊団の話で盛り上がるコックたちへ、ゼフの一言です。あっさり言うことを聞くコックたちがなんか可愛いです。
そもそも血の気あるコックたちを一言で沈められるのは、凄いです。やっぱり海賊って凄いなあ。
・サンジ「怒られる理由と証拠がねェ」
サンジが食器を捨て、去っていくギンに行ったセリフです。これ最後までギンに心労をかけないように思ったサンジなりの優しさだと捉えてます。今更こんなことでゼフに怒られるなんてのも無いでしょうしね。こういうことをスマートにできるのが、彼のカッコよさだと思います。
次回は東の海の最強の海賊が登場します。個人的には一味とサンジのやりとりが好きですが。