ワンピース航海記録

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第33話「“音無き男”」 伊達に海賊やってきてません

 33話の感想です。

 前回ラストに海岸についたクロ。クロネコ海賊団の多くがやられていることにあきれ返ります。それに怒ったのは、ニャーバン・兄弟。殺されるくらいなら自分たちが先に殺してやろうとクロに仕掛けますが、無音の移動「抜き足」によりあっという間に回り込まれてしまいます。そしてクロは5分間の猶予を与え、その間にゾロたちを倒せなきゃ自らが全員を殺すと宣言。皆がクロに注目している間に、ナミは刀をゾロに渡します。三刀流になったゾロとニャーバン・兄弟が対面し・・・。

ストーリー

 クロの実力の描写、そしてゾロとニャーバン・兄弟の勝負となっています。前半はクロが「抜き足」を披露します。激しい描写ではないのですが、ニャーバン・兄弟の怯えようやジャンゴの解説からクロの恐ろしさが垣間見れます。後半はゾロが見事決めてくれます。久しぶりにスカッとするような吹っ飛ばしを見せてくれます。

登場キャラ

・ルフィ

 最後に少しだけ出ました。活躍は次回からですね。

 

・ゾロ

 やっぱり強かったという印象を与えてくれます。三刀流になった瞬間、「虎狩り」で二人相手に勝利しました。片方仕留めきれなかったものの、この状況で彼が負けるビジョンは全く見えないといっていいでしょう。

 個人的に、ナミに対して刀を受け取ったときに素直にありがとうと言ったりするところは、その後の獣のような強さとのギャップでとても柔らかい印象を受けました。こういうのもゾロの魅力だと思いますね。

 

・ナミ

 周りを見て隙をつき、自分たちに有利な状況になるよう動いていくという彼女の長所が活かされていると思います。今回のように彼女が頑張っていなかったら、なかなかうまくいってない戦闘は今後も結構ありますね。逆に足引っ張るパターンもあるのですが。

 

・ウソップ

 今回もほとんど出番ないです。手負いとはいえ、もうちょっと活躍してくれてもいいのよ?

 

・クロ

 現クロネコ海賊団最強のコンビのニャーバン・兄弟を相手に赤子の手をひねるように圧倒しました。彼の移動術「抜き足」は、ジャンゴ曰く「暗殺者50人集めても気配を感じる間もなく殺される」ことができるようです。六式の「剃」にも匹敵するようです。また彼の特徴的なメガネの上げ方は、武器の猫の手で自らの顔を傷つけないためであり、三年のブランクがあるとはいえその実力を見せつけてきます。

 ところで彼が持っていたバッグですが、あれに武器の猫の手が入っていたという解釈でいいのでしょうね。メリーを襲った時にはそういう描写ありませんでしたけど。

 

・ジャンゴ

 今回はだいたいクロについての解説役です。やっぱり長い付き合いだとわかるのでしょうね。それでも出し抜こうとしたナミに気づくなど、なかなか抜け目ない様子も見れます。

 

・ニャーバン・兄弟

 みすみすやられるわけにいかないと二人がかりでクロに挑みますが、背後に回られ首に猫の手の刃を突き付けられます。彼らの怯えようが、クロの強さをものがたっていますね。

 彼にやられないためにも果敢にゾロに挑みますが、三刀流になったゾロには勝てずあっさりやられました。しかしその後ブチは催眠術で強化されます。というか幹部レベルと思える彼にも効くのか・・・。

 

個人的名セリフ&名シーン

・ゾロ「心配すんな・・・5分待たなくてもお前らは一人残さず おれが始末(ツブ)してやる」

 ニャーバン・兄弟を倒した後に、刀を向けてクロに言ったセリフです。そのギリッとした目つきと落ち着きようがセリフとうまく合ってものすごくカッコいいです!この後のクロの返答もかなり良い。

 

・クロ「生きてるぞ ツメが甘いな・・・」

 ブチが立った際にゾロに言った言葉です。死亡確認を怠ったお前が言うなよ・・・。

 

 次回いよいよルフィが復活です。カヤと外道クロの会話も・・・。

第34話「“執事クラハドール”」 狡猾なキャラは怖いね・・・ - ワンピース航海記録