第25話の感想です。
父親を侮辱されクラハドールを殴ってしまったウソップ。カヤに止められそれ以上の喧嘩にはなりませんでしたが、屋敷から追い出されてしまいました。その後カヤはクラハドールの昔話を、ウソップの方はルフィが彼の父親に会ったことを聞きます。一方村では怪しげな催眠術師が現れますが・・・。
今回は回想のような昔語りが2つもあります。クラハドールの雇われたきっかけとルフィがウソップの父親と出会っていることの2つです。特に後者はルフィとウソップのちょっとした繋がりともなります。前回ラストでルフィが何かに気づいたのもこのことについてですね。
また催眠術師ジャンゴが登場します。シロップ村編では重要な人物の一人ですね。そしてラストにはクラハドールとの怪しげな密会が・・・!
登場キャラ
・ルフィ
今回はウソップに彼の父親であるヤソップについて話します。ルフィとウソップの年齢が同じなためかヤソップからは、結構いろいろウソップについても聞かされていたようです。ヤソップの件やクラハドールを嫌いだと言うあたり、やはりウソップとは馬が合いますね。
ところでルフィがカヤのことをお嬢様と呼んでいるのですが、なんか違和感を拭いきれません。私だけでしょうか?
・ゾロ&ナミ
今回もほとんど目立ってません。敢えて言うならゾロの方はツッコミをしているところぐらいでしょうか。
・ウソップ
前回クラハドールに父親を侮辱されたことに怒りを持っています。確かに世間一般的には海賊は悪党ですが、ヤソップのような海賊を知るウソップにとっては、ヤソップへの侮辱と自分に海賊の血が流れている誇りを侮辱されるのは心の底から辛いものだったのでしょう。
ところでその後クラハドールが謝れば許してやってもいいと言っていましたが、なぜ彼は上から目線なんでしょう。いや自分の大事なことを侮辱されたのはわかるけど、お互いに若いという感じで良いのでは?
・ヤソップ
ルフィの回想で登場しました。鼻以外はウソップにそっくりです。ルフィに対して自分の息子をことをよく話していたようですね。海賊にはなり海に出たものの家族のことを愛しているという印象を受けました。
自分でアリの眉間にも銃弾を当てられると言ってましたが、現在赤髪海賊団の幹部を務めているような男なので本当にできるのかもしれませんね。まあ縦断のサイズとアリのサイズ考えれば、全身つぶれそうですが・・・。
・ウソップ海賊団
だんだん癒し枠になってきた印象です。特にたまねぎはどっか行ったと思うと、とんでもないことに気づいてくるのですが、その反応が涙流して走ってくるのが個人的にツボですね。
・カヤ
怒りに身を任せてクラハドールをもう一発殴ろうとしたウソップを止めました。お嬢様だけあってか暴力沙汰は嫌いなのでしょうか。
言動からウソップのこともクラハドールのことも信頼しているみたいです。病は気からとも言いますが、咳き込んだりもしていたので信頼する2人の喧嘩は彼女には大変なことだったのではないでしょうか?
・クラハドール
前半とラストで読者からガラッと印象が変わる人です。カヤに対して自分が彼女を心配する理由は、単純なものでありますが大きな感謝を感じてしまいます。しかしラストでは村に現れたジャンゴと共にカヤを暗殺する計画を話していました。当時はお前が敵かよと思った覚えがあります・・・。
・ジャンゴ
村に現れた催眠術師。ムーンウォークで移動したり、自分の催眠術で寝てしまうなどめちゃくちゃ変な人物です。そんな怪しさ満点の彼と知り合いだったのは、あのクラハドールでしたが・・・。
ところで私は彼の催眠術ネタ「ワン・ツー・ジャンゴ」が好きで、子供の頃真似していました。ネタ知らない友達にこれが催眠術の正式なやり方なのかと聞かれたりもしましたね(笑)
個人的名セリフ&名シーン
・クラハドール「もしも!!・・・万が一!!お嬢様の身に何かあっては!!私は世話になったご主人に顔向けできないのです・・・!!!」
クラハドールがカヤに厳しい態度をとる理由を話す場面でのセリフです。こういう恩人に恩を返すために頑張る設定は、漫画ではよくあるようなことなのですが、私はこういうのがものすごく好きです。本当にこの場面だけ見れば、頭固いだけのいい奴なんですが・・・。
・ヤソップ「海賊旗がおれを呼んでいたからだっ!!!」
ヤソップが家族と別れた理由を話した場面です。家族との別れは辛かったようですが、彼にとって海賊はそれ以上に何かを見せてくれるものだったのでしょう。現実だとあまり褒められるようなことではありませんけど・・・。
ところでワンピース0巻にはシャンクスがヤソップを訪ねるシーンがちらっとだけあります。これ見るとシャンクスの勧誘が大きいような・・・?
・ウソップ「こんな果てがあるかもわからねェ海へ飛び出して命をはって生きてる親父をおれは誇りに思ってる!!」
ウソップがルフィからヤソップの話を聞いた後に言ったセリフです。このセリフにウソップが海賊をどのような人物たちと捉えているかがわかりますね。子どもがヒーローに憧れるような感じなのですが、だからこそ大きなロマンを感じます。
次回はクラハドールの本性が暴かれます。ここからウソップの戦いも始まります。