918話の感想です。
表紙連載は「お見知りおきを(前半)」です。サイ、バルトロメオ、キャベンディッシュの海賊旗が描かれています。まさかベラミーが設計していた海賊旗の内容って・・・。
タイトルに最終話と書いているので、麦わら大船団物語もいよいよ大詰めですね。次は、ジェルマ辺りとか?
前回、お玉の救出と食糧宝船の奪取を行ったルフィとゾロ。そのまま逃げるつもりでしたが、お玉がひどい目に遭ったことを知ったルフィは、ホールデムに「ゴムゴムの火拳銃(レッドホーク)」を打ちこみ・・・
その一撃に面影を見る
ルフィの本気の一撃がホールデムに炸裂!敵は唖然としており、大混乱の状況です。
ホールデムを倒したルフィは敵の攻撃から逃げますが、ちょうど馬を発見。素早く背中に乗りますが、どっこいそれは真打ちスピード。いきなりしがみつかれた上に、勝手に自分に乗るルフィ達に苛立ちを見せます。
機転を利かせたルフィは、お玉に例のきびダンゴを出すように指示。彼女曰く、人間には効いたことないようですが・・・
「ヒヒーン!!どこまで!?ご主人様♡」
なんと効果ありで、手懐けることができました!うーん、馬顔。
ルフィとしては半分馬だから効くとともったようですが・・・直感ってすごいなぁ。そのままスピードに乗って、敵から逃げつつ宝船を追います。
移動中、お玉はポロリと先ほどのルフィの行動について話します。
「アニキ さっき エースみたいでやんした・・・」
ルフィの方は聞こえていなかったようですが、お玉も特に話し続けようとはせず、ルフィの背中をギュッと抱きしめます。うん、可愛い(←それだけじゃないだろ)
ローVSホーキンス
場面は変わって、博羅町の入り口付近。顔を隠したローとホーキンスが対面中です。
先手を取ったのはロー。ROOMを展開し、小石を彼に向かって投げつけます。一方で、ホーキンスはこの能力と手のタトゥー、さらに同盟の情報を思い出して、相手の正体に感づきます。
しかし勝負の世界では、一瞬でも考えに気を取られれば、すでに遅い。ローは投げた小石と自分の位置を交換し、ホーキンスを斬り割きます。
すると、ここでワラワラの能力が発動!ホーキンスの部下が上半身と下半身が分かれてしまいます。この能力、直接ダメージでなくても無効化できるのか!
「笠を取れ!!ムダだ!!トラファルガー・ロー!!」
正体を見破ったホーキンスは抜刀すると、鞭のように動く藁備手刀で頭を攻撃!しかし笠を素早く脱いだローは、そのまま周囲のホーキンスの部下たちを回し切りで体を半分こにし、さらにホーキンスに攻撃を仕掛けます。
「さすがに見極めが早い・・・!!」
「ただの脅しだがな」
どうやらローはホーキンスの能力を見破り、まず身代わりになる部下たちを無力化したようです。ここら辺の戦闘センスは流石ですよね。
ローの攻撃を防いだホーキンスは、彼に向かって「同盟」のことを言及します。この言葉に驚いたのは、ロー。どうやら彼は、ルフィ達とホーキンスが出会ったことを知らなかったようです。
さらにホールデムがやられたことが電伝虫で連絡。ジャックへの報告もされたようです。
(あいつら・・・考えうる最悪の事態にしやがって!!!)
ローの予想も、ちょっと甘すぎる気がするけどな。
おこぼれでない多くの恵み
「おい!!そこの奴ら!!道を開けろ―――!!」
二人がせり合っているところに、狛ちよが引く宝船が登場!ローは何とか乗り込み、そのままおこぼれ町目指して、突っ走ります。
ついにおこぼれ町までたどり着くと、宝船の中身を町民たちにぶちまけます。追ってきたギフターズもルフィの抱えてきた大量のきれいな飲み水が入った樽の下敷きに。
おこぼれ町の人々に、多くの食料と水が振る舞われる中、ルフィはローに気づきます。彼曰く、この行動は「ワノ国への反乱」ですが・・・。
「これはおれにメシをくれた玉への恩返し その始まりだ!!」
カッコいいよな、主人公!一食の恩をしっかり返しています!その後、肉をねだる場面がなければ文句なしだったがな!
お玉は嬉しそうにリンゴを食べていますが、ルフィとしてはこれはまだ恩返しの始まり。
「おれ達がこの国出る頃には!お前が毎日腹いっぱいメシ食える国にしてやる!!!」
この言葉に感銘を受けたのは、お玉。じつはエースも同じようなことを言っており、再び来たときには同じことをしようと考えていたようです。これはお玉が信用しますわ。
とにかく追手に追いつかれるわけにもいかないので、場所を移動しようとします。目的地は「おでん城跡地」で、不思議ともやがかかっている山の山頂です。ワノ国の亡霊たちに会いに行くと言いますが・・・。
「お前は―――信じられねェ「事実」を知ることになる」
その山頂には、光月家の墓が立ち並び、墓標には錦えもんやカン十郎、雷ぞう、モモの助の名前まで・・・!
彼らは亡霊!?
まずは遅れて大変申し訳ございませんでした!!!ちょっと今週、忙しく更新がすっかり遅れてしまいました!
実を言うと、これからしばらくリアルが忙しくなるので、今回のように当日更新できない日も増えるかもしれませんが、よろしければ足を運んでください!
では、感想の方を!とはいっても、やはり気になるのは最後の一コマ。光月家の跡地ということで、関係者の墓が立ち並ぶのはわかりますが、死んだおでんどころか、ルフィ達と共にいた錦えもん、カン十郎、雷ぞう、モモの助の名前が墓標に記されていました。
ローの言葉通りに受け止めるのなら、彼らはすでに死んだことになり、ルフィ達と話していたのは文字通りの「亡霊」となります。
しかしそれでは明らかに納得できないことが残ります。彼らが腹を空かせていた描写、悪魔の実を食べて能力者になったモモの助、戦闘にも参加していた錦えもんなど、挙げだしたらキリがありません。
また亡霊になっているとしたら、既知の仲であるはずのイヌアラシやネコマムシが何らかの反応を見せてもいいと思うのです。
じゃあ、あの墓は何なのかと聞かれるとちょっとわかりませんが、当たり障りないのが4人の墓はあくまで死を擬装するためのものであることですかね。ローは亡霊達とは言ってましたが、墓はおでんと彼ら以外にも多数あったので、この表現はおかしくありません。
ゾロの驚いたことは、誰かの能力で霊と会話できてその事実自体に驚いたか、会話の内容に驚きの事実があったかということもできますし。
でも亡霊と言われても、少しだけ納得できる材料あるんだよな。モモの助以外の3人の謎の能力とか。悪魔の実じゃない可能性も出てきた気がします。そんな能力、出されても反応に困るけど。
そして今回の一番の見どころは、やはりお玉がルフィにエースの面影を見たというところでしょうかね。個人的には、エースの遺志を継ぐ者はサボで、ルフィはロジャーの方だと考えていますが、こういう形で意志を継ぐというのはちょっと胸アツです。思い返せば、サボは俺たちって言ってた気がするし。
お玉のエースへの信頼がかなり強調されていたのも、個人的にはグッドです。
エース生きていたら、約束果たしに戻ってきそうだな。その時はスペードの海賊団でなく、白ひげ海賊団だから四皇同士のガチ戦争になりかねないけど。・・・いや、かなりヤバいが、エースがエースなら親父も親父だしな。
しかし、真打ち勢があまりにもがっかりレベルだったな、おい!一撃でやられたホールデム(ライオンは意識あり)、きびダンゴありきとはいえあっさり寝返るスピード・・・というか、後者は美味そうという理由で、自分からダンゴ食っていたじゃないか!
ジャックはシープスヘッドにかなりキツいお仕置きをしていましたが、他もこの体たらくでは致し方なかったのかもしれません。もはや真打ちで期待できるのは、ホーキンス、ドレーク、そしてなっているであろうアプーくらいでしょうか。もうひとりくらいは、強キャラ欲しいけどな・・・。
まあ、個人的に同じレベルでツッコミ入れたくなったのはローの方なんですけどね。気持ちはわかるし、ルフィ達が自由奔放なのも事実だが、ちょっとお前は見通しが甘すぎるだろと。
光月家の謎だけでなく、消化不良な真打ち勢やローにも頑張ってほしいと思いつつ、また次回!