第4話の感想です。
モーガン大佐の初登場ですが、前回と比べると全体的にコミカルかつギャグ調な印象の話です。モブキャラからコビーにヘルメッポ、はたまたモーガンまで変顔を披露しています。今回は次回のための準備回のような感じですかね。
話の流れとしては、前回ラストでルフィが殴った直後からスタートします。ルフィがゾロの刀を取り返すために海軍基地に潜入(?)します。一方でモーガン大佐は自らの像を立ち上げようとしますが・・・。
登場キャラ
・ルフィ
多分1巻で最もマイペースな彼じゃないでしょうか。ゾロとの会話以降は自由奔放に目的のために行動します。
またヘルメッポを殴った後は、まさにタイマンの喧嘩を始めるような物腰です。とはいえ去っていったヘルメッポに対して「殴る価値なし」というなど、彼なりに戦いには考えを持っているのでしょう。
何気に「ゴムゴムの銃」以外の技を初めて披露しました。「ゴムゴムのロケット」は今後も様々な場面で使用していますね。
・ゾロ
今回あまり出番はありませんが、そんな中でも自らの夢を目指すカッコよさを前面に出していきます。出番こそ少ないもの、その中で自身の信念を魅せるのが彼が人気である理由の一つですね。
・コビー
立ち回りは前回とあまり変わりませんが、ルフィへの信用が感じられるような行動が見られます。
ところで銃で撃たれましたが、これ初見の人やリアルタイムで見てた人はちょっと驚いたのでは?
・モーガン
海軍大佐であり、ヘルメッポの父親。通称「斧手のモーガン」
その異名の通り斧を埋め込んだような右腕で、その腕で相手を切りつけます。傲慢で残虐な性格で、とにかく権力がすべてと考えているようです。息子であるヘルメッポに対してもあまり愛情を感じていない印象です。
にしても親子にしてはヘルメッポと似てませんね。あごに鉄のギプスをしているのですが、やっぱあご割れているのでしょうか?この鉄のギプスしたのは理由があるのですが、それはまた今度。
・ヘルメッポ
前回は読者をむかつかせるような人物でしたが、今回はとにかく散々な目にあっています。父親に殴られ、ルフィに引きずられと碌な目にあってません。そんな中で素晴らしい変顔を披露しまくります。
またモーガン大佐の残虐性を見たためか、かなり小物感が出てきました。これが実戦の経験をしているかどうかの差かな?
・リカ
前回ゾロにおにぎりを作ってきて上げた少女です。ルフィと話していたところを母親に呼ばれ家に帰っていきました。素直にルフィに感心していた彼女とは違い、彼女の母親を含めた大人たちは驚きと怯えを隠しきれていませんでした。こういう子供と大人の違いは、ちょっと考えさせられますね。
・海兵と村人
なんかビビるか変顔していたかのイメージしかありません。しかしモーガン大佐の命令に対して拒否していた中尉の海兵はちょっとカッコよかったです。モーガン大佐の恐ろしさも知っていただろうに・・・。まあ普通に考えたら幼い子供相手にあの命令をやるわけにはいきませんからね。
個人的な名セリフ
・ルフィ「あんな奴、これ以上殴る価値もねぇ」
何気にルフィの喧嘩や戦いに関する考えです。ルフィが手を出さない戦いの理由の一つですが、これ言える人は器デカい気がします。まあ現代社会では、そもそもこんな状況来ることがまずないですが・・・。
・ゾロ「世間でどういわれてるかは知らんが、俺は俺の信念に後悔するような事は何一つやっちゃいねェ!これからもそうだ」
初めて読んだとき思ったのは、「めちゃめちゃカッコいいこというなこいつ!」です。もともとゾロのデザインはそこまで好きじゃなかったのですが、個人的にこのセリフがツボにはまり彼の株が上がりました。
周囲の評価を気にせず、自分を貫き通す彼の本質がよくわかるいいセリフです。後悔が多い私としては、羨ましくもあります・・・。
・モーガン「偉い人間がやる事は全てが正しい!!!」
モーガン大佐のやばさがよくわかります。この人はかなり極端ですが、自分の方が優位であるからといってひどいことを口にしたりする人はいます。そう考えるとなんか悲しいですなぁ・・・。
・ルフィ「ご・・・ごめんなさい」
ルフィよ、さすがに謝っても許してくれないと思うぞ。
次回はゾロの過去話です。どうも過去が一番ショボいとか言われることがあるゾロですが、現実だったら辛いでしょうよ・・・。