1083話の感想です。
扉絵リクエストは「巣から落ちたヒナ鳥に自分のコートを巣代わりにあげちゃうドフラミンゴ」です。彼のしっかりと口を閉じた姿って、こういう場面くらいじゃないと珍しいから…。
第1082話「取りに行こうぜ!!」 道化師吠える - ワンピース航海記録
クロスギルドによって海軍は弱体化をやむを得ない状況。そんな中、組織のトップであるバギーは相変わらずクロコダイルとミホークに軽んじられています。しかし四皇として、かつての同志であるシャンクスに曲がりなりにも追いつき、彼なりにワンピースを狙うことを決意。一方、カマバッカ王国には生存していたサボが帰還し…
革命軍の狙い
サボはドラゴンとイワンコフに作戦はすべてやり切ったことを報告。目的は3つで、天竜人のシンボルを破壊することによる宣戦布告、多くの奴隷解放に併せたくまの奪還、そして食糧庫の破壊です。これらのおかげで世界の注目を浴び、現に8か国では革命を成功させました。もっともルルシア王国では謎の消失がありましたが…。
革命が成功した国は当然、物資の提供や天上金を拒否。さらに各地の革命軍が政府の運搬船を襲うことで、マリージョアの物資の流れも止めています。あれほどの高さにあるおかげで敵から攻められることには強いマリージョアですが、裏を返せば物資の供給が難しくなる状況。これによる兵糧攻めが目的です。
もちろん、これで決着がつくわけがありません。そうなれば出てくると思われるのが天竜人につく「神の騎士団」です。彼らを引っ張り出すことが本格的な戦いの始まりだとドラゴンは言います。そんなに強いのか…。
そうなれば真っ先に狙われるのは、炎帝として革命の象徴になっているサボです。革命軍としても善政を為す王がいるのは理解していますが、世間からすれば政府にかかわる王=すべて悪という考え方もあります。だがサボとしては革命の火が燃え上がるのであれば、どんなことも利用するつもりなようです。
「このスクープ記事の“真実”!!」
だからこそ頼もしいと思う反面、欲しいのは説明。コブラ王が人徳ある王なのは革命軍も知っているため、新聞のことをサボに尋ねます。
マリージョアの戦い
ということで場面は世界会議開催期間でのマリージョアの話へ。革命軍が暴れて、天竜人が逃げ惑っています。
ひとりの奴隷海賊に乗って逃げようとする天竜人がいますが、彼はすでに疲労困憊。天竜人は遅いことをののしりつつ、銃で奴隷を殺そうとします。しかしいきなり現れた烏が銃を奪い去ります。
それを行った張本人はカラス!技の名を“烏煤(カラスス)”。生みだされた黒い烏を操って、助けた奴隷に東へ逃げるように伝えます。
そこに政府の役人が現れて一斉に銃を掃射します。カラスはハチの巣になったと思われますが、全身が黒い煤となり消えていきます。煤は役人の足元に広がり、槍となって一気に薙ぎ払う“方尖煤(オベリスス)”が決まります。ススススの実の能力で、相手を圧倒します。
さらにリンドバーグが武器を使って奴隷たちを逃がしていきます。奴隷解放はリンドバーグに任せて、カラスは向かってくるひとりの相手に相対します。相手は海軍大将の藤虎。複数の煤のカラスを撃ち出す“烏連魂(からすれんこん)”で攻めたてます。
「やだもー!!この男子すぐ怒るんだけどー!!」
「てめェらが街壊すからだろ!!!」
一方でモーリーは大樹となった緑牛と対決中。互いに巨体をぶつけあって戦っています。鍛え上げた巨人というだけあってかなりの実力ですが、同時に緑牛も本領を発揮できない状況です。というのも、足元に文句ばっかり言う天竜人が複数いるため、全力でできません。ダメだ、この世界貴族!この戦いにCP0となった元CP9も感心します。いやお前らはむしろ参戦しろよ!
その頃、サボはパンゲア城に潜入中。くまの首輪を探しています。しかしくま自身も城へ移動していました。どうやら今の彼を所有しているロズワード聖とチャルロス聖の親子が、しらほしを狙ってリベンジを企んでいるようです。こりないけど話を動かすのには便利なキャラだ…。
さてもう一方ではビビがガープに助けを求めようとしています。彼女は彼女でまたしらほしがさらわれることを危惧しているようです。
さらに同時期、コブラ王がいよいよ五老星と面会をしようとしており…。
真実スタート
いよいよ始まった世界会議の真相の皮切りとなった今回の話。
注目はやはり革命軍の軍隊長たちの戦いでしょう。初登場時はキャラの濃さはあるものの、相手が相手なのでいまいち凄さが伝わりませんでした。しかし今回はハンデがあるとはいえ、大将対手に奮戦します。
カラスは能力と技を引っさげて大暴れ。技名は烏や煤が基本になっていますね。シンプルにカッコいい攻撃が光ります。能力のススススの実は煤になる能力でしょう。ロギアですかね?
一方でモーリーは場面こそ1場面くらいですが、大樹となった緑牛にも負けない巨体で戦います。やはり鍛え上げた巨人って強いですね。彼の場合は能力もあるから尚のことです。ただ個人的にはあのオカマ口調と反応のおかげで、ものすごくレスバが強い印象です。レスバというか、話がだいたいそれで返ってくるというか…。緑牛がいら立っているも踏まえて、際立って見えます。
そうなるとリンドバーグも戦闘場面が見たいですね。見た目が獣人なのでミンク族かもしれないから、スーロンとかに期待したいところ。
さらに今回の革命軍の目的も判明。兵糧攻めとはなかなか強力なことをしてきましたね。しかしその効果も間違いなく期待できます。イワンコフのテンションの高さも納得ですわ。
ただちょっと驚いたのは神の騎士団ですね。個人的に天竜人のちょっとした私兵くらいでしか考えてなかったので、シルエットに加えて今後の強敵として期待できる感じになっていますね。
さらに久しぶりにルッチとカク以外のCP9組も出ましたね。全員CP0になれるのは優秀さゆえでしょう。ただクマドリが革命軍が濃いと言ってましたけど、お前らもたいがいだぞ…。
さてやはり気になるのはラストのコブラ王。彼がどういった経緯で最終的にサボの前で倒れるようなことになったのかは注目です。やはり五老星による濡れ衣が濃厚か…。
読者が気になっていた真実が明るみに出てきたところでまた次回!