1077話の感想です。
表紙連載は「考えてみれば邪魔だったのはベガパンク」です。ジャッジもシーザーもすごい今更だ…。でも正直、私もこの扉絵連載はジェルマの件だって忘れそうになるわ!
エルバフに向かうキッドたちを待ち構えていたのは、巨兵海賊団と組んでいた赤髪海賊団!シャンクスとキッドの戦いが期待される一方、エッグヘッドでは解放したルッチ&カクと組んで、セラフィムを攻め立てます。
ルナーリアの特徴
冒頭、戦桃丸は島民に脱出を促します。彼が話したのは、オハラでの一件。地図から消えるほどの痛ましい事件でありましたが、ベガパンクが狙われているこの現状ではこの島も徹底的に消される可能性もありえます。それこそオハラの事件以上のことが…。
さて場面は変わって研究層の4階。ルフィが“ゴムゴムの猿王群鴉砲”、ルッチが“手銃黄蓮”と連続攻撃による合わせ技でS-ベアを吹き飛ばします。さらにS-ホークには、カクが“嵐脚乱”で隙を作ったところにゾロが“死・獅子歌歌”で一太刀入れました。ナイスコンビネーション!
しかしこれほどの攻撃でも、セラフィムたちにはダメージも無くあっさり立ち上がります。この防御力に、ゾロが思い出したのは大看板のキングでした。なんでもシャカの話では、アルベルの血でセラフィムたちは強化されたのだか。
となれば、話は早いです。注視するのは背中の炎。これが燃えている間は防御が格段に上がるため、狙うとしたら炎が消えている間です。無駄な体力を消費させてしまったことに謝るゾロですが、この情報を得れば多少はやりようがあります。
「キングの特徴は「白髪」「褐色の肌」「黒い翼」「背中の炎」…」
「「「もっと早く気づくべきだったな!!!」」」
ゾロよぉ、そりゃ怒られるわ!
さらにシャカが本体の居場所に心当たりがあるとして移動します。とりあえずセラフィムはルフィたちが請け負うことに。
許すか、オラァ!
当然、他の場所でもセラフィムと戦っている状況に。3階ではS-シャークによって、ブルックがやられ、エジソンが半壊にされていました。残ったナミはゼウスによる“雷霆”で攻撃しました。それでも仲間の姿、しかも子どもということで彼女は心を痛めますが…
起き上がったブルックがナミに注意!S-シャークは素早く潜って、地面からの奇襲を狙ってきます。
水音と共に再びS-シャーク登場。彼女のピンチにブルックが構えますが、そこにひとりの男が…。サンジによる炎のドロップキック“温度レアァストライク”が炸裂です。1度忠告したにもかかわらず襲うのであれば容赦はしません。
「ゼェゼェ…ガキだろうがジンベエだろうが死刑執行だコジンベエ!!!」
眉毛もジェルマ使用になって、めちゃめちゃ悪い顔のサンジが相対します。
可愛いセラフィム
さらに3階の別棟では、リリスがS-スネークにバブルガンを放ちます。なんとこの泡は海のエネルギーが組み込まれており、能力者のリスクもそのままのグリーンブラッド持ちには効果てきめんです。この隙に捕えようとするフランキーですが、ちょっと触っただけだったのでS-スネークはあっさり復帰。怒りに任せてレーザービームを乱射していきます。
しかしここでフランキーが後ろからバブルを乗せます。これで抑え込んだことによって、S-スネークは再び弱体化。なんとかなったと一行は思いましたが…
「わらわ…くるしい…」
うるうると目を潤ませるS-スネークに、フランキーは怯むと“芳香脚”で石化ダメージ!さらにリリスがバブルガンを発射しますが、隙間を抜けるようにかわしていくと、可愛らしいウインクをします。これにはリリスもウソップもえへへと照れますが、その結果“メロメロ甘風”で完全石化です。こいつ、自分の可愛さを分かっていやがる…!
その一瞬に
各方面でセラフィムとの戦いが行われている頃、シャカが向かったのは地下にある古い悪魔の実の研究室。そこには捕まったベガパンク本人とサイファーポール達がいました。驚くシャカはすぐに救出をしようとしますが、そこにベガパンクがひとつの問いを投げかけます。
「誰と来た?」
「え?」
その瞬間、シャカの頭が何者かによって撃たれます。バラバラになった頭と共に倒れこみますが、同時に階段の方では足音が聞こえ…。
セラフィムはすごいんだが…
セラフィムが猛威を振るった今回の話。
特に今回厄介だったのは、やはりS-スネークでしょう。メロメロの能力をフルに活用して、あっという間にウソップ、フランキー、リリスを無力化しました。ハンコックが美しさでメロメロさせているのに対して、こっちは可愛らしさでメロメロにさせているような印象でした。いや実際に可愛いよ、チクショウ!
この強さが強調されるほど、キングの特徴に気づかなかったゾロが大ポカすぎます。そりゃ、ルッチやカクにまで怒鳴られるわ。やっていることがボンクレーに気づかなかったビビと同じなのよ。
もっともセラフィムも無敵とは限らないですよね。その証拠に、今回のリリスが披露した能力者特効用のバブルガンはかなり効果的な印象でした。悪魔の実の力は海とは切っても切れない関係なんですね。というか、ここ最近のセラフィムの様子を見ると強いのと同時に、やはり経験値の無さがある印象ですね。炎までも戦闘に扱うキングってやっぱり凄かったんだな…。
そしてラストはまさかのシャカが銃撃を食らう始末に。あの感じだとやはりサテライトの誰かが裏切り者でしょうか。とりあえず今回撃たれたシャカは除外できそうですが…誰かが本当にわからないんですよね。アトラス除けば、全員がセラフィムに襲われてますし、階段の足音聞くとアトラスでも無さそうな気が…。私の予想であったエジソンも襲われていましたし…他とは方向性が違いそうなヨークか?
個人的にはサテライト全員良いキャラしているから、裏切り者いるのはシンプルにショックです。特に今回のリリスとかめっちゃ乗り良かったじゃん…。
いずれにせよ、サテライトと一緒に行動していながら、描写されていないチョッパー&ロビンのチームは気になりますね。
それと描写されていないチームはジンベエとステューシーですか。サンジがナミの悲鳴を聞いて駆けつけましたが、場所を踏まえると動き速すぎない?さすがは女の涙も聞く男。しかし最新刊のSBSでサンジの眉毛が取り上げられてから、今回の描写を見ると激昂するとジェルマの眉毛になる法則でもあるのでしょうか。なんかまだ彼は設定に一癖隠されてそうで怖いですね。
まあ、個人的に気になったのはサンジの放った技名。これはボンクレーやイワンコフとかの系統でしょうよ。まさかサンジは改造人間じゃなくてニューカマーの方…。
ギャグと不穏が入り混じったことに困惑も感じながら、また来週!