第1046話の感想です。
表紙連載は「プリンの町“ショコラタウン”に侵入者2名!!」です。マントっぽいからイチジとレイジュかと思いますが、黒ひげ海賊団とか来てもおかしくないし…うーん。
第1045話「NEXT LEVEL」 新たなギアの戦い方 - ワンピース航海記録
新たな力、ギア5の戦い方は自由自在。空を駆けるわ、触れた物全てにゴムの性質を持たせるわ、まさにやりたい放題です。凄まじい体力の消耗を強いられますが、ルフィはカイドウを倒すためにも、奮起して戦います。
彼は何者か…
痛烈な一撃を与えたルフィはゴムのトランポリンをしながら今の技名を考える中、立ち上がったカイドウは彼に問います。
「お前は…誰だ」
覚醒とはいえあまりにも変化した戦闘方法、異常な高いテンションと笑い方、あらゆる面からかそれとも戦って肌で感じたのか、カイドウはルフィに問います。
ゾウがジョイボーイに運命を感じる中、ルフィはカイドウに不敵に笑います。
「おれが誰か?モンキー・“D”・ルフィ!!お前を超えて!!「海賊王」に!!なる男だ!!!」
読者も満足できる反応に、カイドウは楽しそうに笑みを浮かべます。なんでも能力に心身が追いつくことこそが“覚醒”の段階なんだとか。
互いに傷つき、あらゆるものを失ってきたこの戦い。しかしだからこそ負けるわけにはいかないのです。
ここでカイドウは“軍荼利龍盛軍”でルフィをめった打ち!返すルフィも拳の連打で腹部を殴りまくります。
この激戦の最中でも、下では火の手が広がるばかり。それでもカイドウを倒せる可能性があるのはルフィだけ。仲間を信じて、彼は勝負を続けます。
火事を止めろ!
その頃、鬼ヶ島の城内は燃え盛る炎で阿鼻叫喚の地獄絵図。ライブフロアはもちろん、地下や遊郭とあらゆる場所で火の手が回っています。敵も味方も大混乱のこの状況。逃げようにも空中に浮かぶこの状況はどうしようもありません。
一方、4階では雷ぞうとジンベエが何やら会話しています。2人で何かをしようとしているようですが…。
ここで雷ぞうが思いだすのはかつての出来事。燃え盛る城でトキを救えなかったこと、自分を命がけで守ってくれたゾウでの莫大な水浴び…この件から彼は自身の巻物にあるものを
「この討ち入りに挑んだ者達を死なせはしないっ!!!」
強い決意と共に雷ぞうは巻物を展開。以前、カイドウの火を返した技ですが、今回ここから飛び出すのはなんと大量の水!彼はゾウの水を巻物にしまっていたようです。
そしてこの水流が向かっていく先はジンベエ。水さえあれば彼は自在にそれを扱います。“魚人柔術海流一本背負い”でその水を一気に城内各所へと行きわたらせました!ナイス消火!
決着は近い
ついに城の火を鎮火させたところで、鬼ヶ島が今度はかなり傾き始めました。いよいよ焔雲が持たなくなってきたようです。ヤマトがモモの助に焔雲の精製を強く訴えます。
「「鬼ヶ島」が!!!落ちるぞ!!!」
一難去ってまた一難、この大ピンチの状況でルフィは上空で雷を掴んでカイドウと対峙したところで締め!
その手があったか!
消火の方法に感心した今回の話。
火の手の回る鬼ヶ島の状況を打開する方法はまるで分からなかったのですが、いざ蓋を開けてみると雷ぞうとジンベエの見事なコンビネーションによる方法で解決しましたね。雷ぞうが悔やんでも悔やみきれないおでんの城の火事とゾウの命がけの匿い行為、義理堅い彼の性格からしても納得の着地点でした。要所で彼はカッコいいところを見せてくれますよね。
一方でルフィとカイドウはいよいよ強烈な殴り合いにまで発展。しかしそんな中でも、ルフィがハッキリと海賊王宣言と仲間を信じる姿を見せて、私としては満足と同時にホッとした気持ちもありました。どうも今週のチョイ見せで心配になっていたのですが、完全にルフィとして能力をコントロールしている感じですね。というか、カイドウのセリフだと心身が能力に追いつく=覚醒らしいですが、そうなるとインペルダウンの獄卒獣って不完全な形で覚醒したとかでしょうか?
しかしラストは雷を掴んでいましたが…いよいよ終わりが見えてきましたかね。今回のギア5状態、それなりにカッコいい場面が多かったのでぜひともカッコいい決め技が欲しいところです。
ちなみに私が今週ツボだったのは火事の中でドタバタ感。緊迫した場面ではあるのですが、それぞれの反応が興味深かったです。個人的にはブルックの焼死体ネタに笑ってしまった…。それと思ったのですが、対人戦では強力なアプーの能力ですが、無機物に効果ないのは地味にきついですね。
勝負の決着を楽しみにしつつ、また次回!でも来週は休載だからさー!