第891話の感想です。
表紙連載は「やろう共!!町の復興を手伝うのれす!!」 どう見ても、子どもの海賊ごっこにしか見えないのは、私だけだろうか・・・?
最初のマムの追撃をなんとか払ったナミ達。一方、ルフィは鏡世界でカタクリと一騎打ちを・・・
全力の打ち合い!
時刻は夜の9時半、各島で鏡が割れるのが止まらないという状況です。もちろんその理由は、ルフィとカタクリの対決。
鏡世界では、その対決中のカタクリに見惚れるものがいました。
彼女は33女のシャーロット・フランぺ。41人中40人の兄に選ばれた「ベスト妹ーィスト賞」に選ばれた女の子です。
40人の兄が票を入れたといいますが、彼女の性格を考えると、ペロスペローやダイフク、オーブン、オペラ、クラッカー辺りは、あとでいろいろ言われるのが面倒で入れた気がします。
そんな彼女はカタクリのお気に入りになりたいようですが、他の妹たちや弟、部下にまで憧れられている彼なので、ライバルは多いとのこと。
部下を引き連れてカタクリの援護をして好かれようと、なかなか姑息なことを考えていますね。
そしてルフィはカタクリと勝負中!しかしどうも一方的なようで、ルフィは何度も手痛い攻撃を喰らっています。ボロボロの状態で血もしたたり落ちます。
立ち上がるルフィに、視界の外からの力餅!ルフィは、なんとか避けて反撃するものの、カタクリもルフィの攻撃を避けます。
そして今度は小さいドーナツを複数作り、そこから複数の拳によるパンチ!攻撃を喰らうルフィですが・・・
「避けようとした・・・!?」
死なない目
ルフィが未来を読んでいるはずの自身の攻撃を避けようとしたことに、驚いています。さらに攻撃を喰らいながらも、一向に怯まないルフィに対して、今度はモチの蹴り!
「なぜ死なない お前のその・・・“目”は!!!」
もろに喰らって吹っ飛ばされたルフィ。どうやっても勝てないような相手なのに、一向に退かず、立ち上がろうとする彼の姿に、カタクリは呆れを示します。
立つのを許さず、攻撃することも許さないように、未来を視て淡々と追い詰めていくカタクリ。
結果、なかなか攻められずにもどかしくなるルフィですが、そこで思い出すのはレイリーの言葉。攻撃にも意識や気配があるとのことで、やみくもに手を出してはならないとのことです。
そこでいったん、落ち着いて目を閉じると・・・
なんとカタクリと同タイミングで攻撃を放ちます!この瞬間、カタクリはルフィが手い確率ながらも、自分と同じ未来を視ていることに確信を持ちます。
信じられてる
攻撃を放ったものの、そのまま見過ごすカタクリではありません。蹴りとばすと、そのまま複数の無双ドーナツを出してきます。
倒れたルフィに諦めることを推奨。すでに計画を知っているカタクリからすれば、ルフィの行動はあまりにも無謀と思えたのでしょう。仮に鏡から出れても、ことが大きく変わると思えません。
「だけど おれは必ず鏡の中から現れる・・・」
息も絶え絶えのルフィはまるで他人事のように言いますが・・・
一方、ベッジの船では遂にウエディングケーキが完成!ドクロなど強烈な印象を持たせます。シュトロイゼンの設計図通りとはいえ、もっと美味そうなのがあるのでは・・・?
サンジがプリンとシフォンにお礼を言うと、プリンが例のツンデレ状況で、サンジに罵声を言います。
というのも、すでに仲間たちはやられているかもしれないのでケーキを運んでも無駄になるとのこと。すぐにシフォンのツッコミで、素に戻るプリンに対して、サンジは答えました。
「最高のケーキを完成させ必ずマムを止めると・・・あいつらに・・・」
鏡世界でもルフィはふらつきながらも、カタクリから目を逸らしません。
「お前をぶっ飛ばして!!ハァ 必ず鏡の中から現れると・・・ハァ あいつらに・・・!!」
「「おれは信じられてる!!!」」
船長、コックともに自分がやるべきことを、仲間との絆をしっかり感じています!
そしてサニー号を方面では、チョッパーが怪物強化の状態で、ボロボロに!道連れ覚悟で、みんなの盾になっていたようです。
対するマムのプロメテウスはなんと、サニー号の10倍はあろうかというサイズ!格が違います!
しかしその時海上から、何かが向かってきます。マムがいい匂いと反応してるということは・・・!
船長とコック
いよいよ事態の収束が見えてきた891話。
見どころはなんと言っても、ルフィとサンジの反応でしょう。どんなにピンチな状況でも、仲間たちから「信じられてる」とわかっている以上、彼らが諦めることはありません。
王道のテンプレなんですが、演出含めて熱くなる展開です!
そしてこの信じられている内容を考えると、ルフィVSカタクリ、サンジVSビッグ・マムに見えるのが、また面白いところ。相手の最高戦力と、ルフィ側の最高戦力のぶつかり合い(形に違いはあれど)はとても面白い構図です。
そしていよいよカタクリ相手に、少し善戦できるようになってきたルフィ。確実ではありませんが、カタクリ同様に未来を視ているようです。
とはいえ、まだカタクリと同じレベルの未来を視ているのがミソ。逆転するには、どこかで彼を超える必要があります。
しかしこの設定・・・今後、ルフィに引き継がせたら、今回みたいなギリギリの戦いができなくなりそうな気がします。他に未来を視える相手が多数いても、カタクリの格を下げる要因になりそうだし、かといってここで未来を視れるようになったらルフィが攻撃を受けるたび、不自然になりそうです。
カタクリがかなり覇気を使用しているとか、ルフィの未来視が実は反射的なものが大きくカタクリも視きれなかったといった方が、後に面倒にならないと思いましたね。
あとカタクリの覇気の強さが浮き彫りになるように聞こえますが、モチモチの能力の使い方も充分脅威です。特に今回の無双ドーナツ。あれはもはや数の暴力でしょ!
そして今回、冒頭でステューシーやモルガンズも登場。モルガンズはルフィが死ぬのは残念そうにしていました。まあ新聞のネタになるしね。
ステューシーの方は、大爆発したのは「玉手箱」が原因であること明かします。こいつと闇金王も原因のひとつなんですが・・・。
しかしネタ方面では、やはり語らなければならない33女のフランぺ。15歳でありながら特攻隊長を務め、カタクリのファンクラブ会長もやっています。
けっこう自信満々というか、ナルシスト気味な彼女の発言ですが・・・
「だいたいこんなに敵にてこずるおにー様なんて・・・見たくないし!!」
「あの人はいつでも完璧でなきゃ!幻滅しちゃう!!」
貴様のような奴がいるから、カタクリ兄さんはみんなの前で横になりながらドーナツも食べられないんだ!!
ところでフランぺって33女で15歳なんですよね。そうなると35女のプリンって・・・サンジさん、それはマズいよ!(←すでに公式で「36女」と訂正されました)
カッコいいセリフに燃えながらも、キャラひとりでネタを振り回しつつ、また次回!