889話の感想です。
表紙連載は「海賊始めたのれす」。今回はレオです。前回の格闘軍団同様に、海賊を始めたようです。こうなるとオオロンブスも同じことをやりそうだ。
前回はキャロットが月の獅子——スーロンとなって、大暴れしました。彼女の力も含めて、サニー号は逃げ切れるのか?
2017年最後のワンピース始まりです!
スーロンの力
キャロットに舵輪を破壊されたところで、動いたのはダイフク。魔人を召喚して、攻撃していきます。というか、魔人って自分の意志を持っているのね。
そしてキャロット目がけて、ナタで一閃!その攻撃力はかなりのもので、タルト戦艦を3隻斬り割きます!
しかしスーロンとなったキャロットは、持ち前の跳躍力とスピードで見事回避。片っ端から船に飛び移り、エレクトロの攻撃をしつつ、舵輪をかっさらっていきます。
「月の周期と空模様が味方すればやつら相当に強い・・・!」
ここで博識なジンベエの解説。この「月の獅子(スーロン)」は、陰りない満月を見つめることで、記憶の奥底の野生を呼び起こすようです。
それにより体が白くなり、凶暴になる力であり、自我すらも失うような力のようですが、キャロットは見事制御しています。
「ミンク族はアレを制御できねば一晩で戦い疲れて死んでしまう」
さらにまさかのカミングアウト!これはそう簡単に使えない諸刃の剣ですね。
ここで立ち上がるのは、ブルック。キャロットの援護のために、久しぶりの海上ダッシュで前方に向かいます。こいつはホールケーキアイランド編から、仕事してくれるなあ。
一方、後ろではマムの様子がおかしい状態です。食いわずらいから8時間、異常なほど腹ペコな彼女は、ナポレオンを使いゼウスとプロメテウスを呼び寄せます。
「おれ達にとってもこの先のママは「知らぬ怪物」だぺロリン♪」
どうもペロスペローの言い方からして、食いわずらいは時間がたつほど厄介になるようです。ここまで痩せたのは長男ですら知らないので、どうなるかわからないとのこと。
ここでババロアがペロスペローに報告。なんと止めるためのケーキが「ベッジの船」で運ばれているとのこと。
「もうその「ケーキ」は信用できねェじゃねェか・・・・!!!」
ぺロス兄の心労が増える増える・・・。
コックのプライド
午後9時、ベッジの筆はサンジとベッジが言い争っていました。内容はケーキをどうするかについて。
ベッジの考えは、ケーキに毒薬か爆薬を仕込んでおけばマムを倒す絶好のチャンスになるだろうというもの。しかしサンジはコックのプライドにかけてケーキの“味”でマムを打ち負かすつもりなため、これに反対します。
お互いキレながら言い合いしている中、ベッジが大口開けたところに、サンジが例のクリームを放り込みます。
思わず、叫び声を上げるベッジですが次の瞬間・・・
「死ぬ程美味い♡」
とてつもない笑顔である。
そして倒れたベッジにサンジが言います。
「いいかベッジ・・・暗殺はお前の自由————だがそれは俺が客の腹を満たしてからにしろ!!!」
「食いてェ奴には食わせてやる!!———それがコックの仕事だ!!」
これぞ、サンジのコックとしての矜持!ギンに飯を食わせた時の気持ちがここで現れています!
そんなサンジにメロリンになるプリンと、旦那に信じるよう説得するシフォン。さて間に合うのでしょうか・・・?
進撃!ビッグ・マム!
一方、会場ではゼウスとプロメテウスが、ナポレオンの念波を感じてマムを追います。プロメテウスが山火事を食べに行ったので、遅くなったといいますが、そもそもゼウスのダメージが原因なので、何も言えませんね・・・。
場面は変わり、再びサニー号側。キャロットは舵輪を片っ端から破壊していたものの、かなりきつそうです。
しかしダイフクの攻撃が強力過ぎて、かわすだけでタルト戦を破壊するのに繋がるから助かる助かる(笑)
ここでブルック登場。いくつか船の敵を眠らせた後、キャロットを回収して見事逃げます。ちなみに戻るには、目に月の光を入れないこと。運ばれている時も結構辛そうでしたし、なかなかヤバい代物のようです。
そしてダイフクの艦隊はすでにボロボロ。舵輪がないため編隊もままならず、波に流されていきます。
前方が空いたところ、ナミ達は直進しようとしますが、後ろからマムがジャンプ!ナポレオンの魂が帽子から刃に移らせ、さらにゼウスとプロメテウスが到着します!
髪にプロメテウス、剣をナポレオン、そしてゼウスに乗り込み、三体の特別なホーミーズと共に、サニー号へ接近!そして・・・
「下がっておれ!!!お前達!!!船の乗り捨ても覚悟しろ!!!」
ついに乗り込んできたビッグ・マム!サンジ達は間に合うのか・・・!
悪神と呼ばれた女
前回から痩せていき、今回ナポレオン、ゼウス、プロメテウスと三位一体で強大な姿を披露したビッグマム!その風格はまさに四皇というにふさわしいでしょう。かつてエルバフの村で大暴れした際に、ヨルルが言っていた「悪神」に申し分ないです。
ペロスペローは「知らぬ怪物」と言ってましたが、菓子を食わないで痩せると彼女の力はどのようになるのでしょうか?
少なくとも前以上に身軽ではありますが、パワーなどはどうなることやら・・・。
最後のセリフ回しからして、ジンベエが立ち向かう気なようですが、全員で立ち向かっても勝てる可能性が考えられません。チョッパーが怪物強化使っても、あっさり力負けしそう・・・。
そしてサンジの方は、コックとしての誇りを存分に出したカッコよさを見せてくれました。やっぱり彼はこういうキャラじゃないとね。
ベッジは毒か爆薬を仕込もうと考えましたが、マムはそれで止められる領域じゃないと思うな・・・。
私の友人とかは、ケーキ食わせても正気に戻るだけで意味ないと言っていましたが、今回クリームを食べたベッジは催眠にかかったように頭がボーっとし、さらに口の中に幸福感が広がると言ってました。これならマムを殺さず、意識を失わせることも出来そうです。
カタクナ的に面白いと思ったのはベッジのセリフ。
「今日まで世界中の美味い菓子を食ってきたビッグ・マムの想像を超えるケーキを作るだと!?不可能だ!!!」
このように言ってましたが、サンジの師匠はそれこそ世界で料理をしてきた伝説の海賊。まさに相手にとって不足無しです。
またミンク族のスーロンについての設定も細かく紹介されていました。野生を呼び覚ますって、彼らの先祖はどのような存在だったのでしょうか?
加えて、ジンベエのセリフからどうもみんな白くなるようです。つまりイヌアラシやネコマムシなんかも、白くなるのでしょうね。シシリアンなんて白ライオンじゃないか!
そして評価が下がるダイフクさん。カタクリ兄さんの強さやオーブンの面白さと比べると、どうしても見劣りします。魔人の強さは一級品なんだけど、ぺロス兄に使えないって言われたしな(笑)
いよいよ2017年も終わりに近づいてきました。今年はワンピース20周年ということで、いろいろなイベントがありましたがファンとしても満足できるものだったと思います。
そういえば、ジャンプフェスタで来年は過去最大の敵が出ると言ってましたね。白ひげ関係とのことなので、ウィーブル辺りが濃厚か?
なにはともあれ尾田先生、今年もお疲れ様でした!来年も期待しています!
来年への期待をはせながら、また次回!