883話の感想です。
表紙連載は「見かけたからにはケンカ両成敗!」。こんな形で戦闘に介入されたら、迷惑この上ないな。
背表紙は「非情な一撃」。エースがルフィを庇ったシーンですね。非情とは言いますが、赤犬は普通に強力な攻撃をぶち込んだだけです。
カタクリの実力に圧倒されるルフィ。このまま倒されてしまうのか・・・?
モチ攻防
押されっぱなしのルフィはギア4を発動させようとしますが、カタクリの流れモチでそれも防がれます。
理由としては、パワーアップするとわかっているのに、黙ってみているわけがないとのこと。うん、正論だ。
「お前を見くびっちゃいない!!!」
ルフィに対して、俺はお前を全力で倒しに行くぞと言っているようなものです。格上の実力者に、これを言わせるのは主人公の特権のひとつだと私は思っていますよ。
さてここでカタクリが繰り出した技名は「加々美モチ」
覚醒した能力で周囲をモチに変化させ、それらを触手のように絡めながら、相手を巨大な鏡餅で押しつぶすというもの。喰らえば圧死や窒息死も免れなさそうな技ですが・・・
おやつの時間
ルフィを押しつぶすという形で、決着をつけたカタクリ。どうもなかなか勝負が決まらず、不本意なやり方のように聞こえました。
時計を見ると、勝負がつかずに今日の「おやつの時間(メリエンダ)」が40分も過ぎているとのこと。「糖分こそ力の源」という考えは、力強さもありながら、やはりビッグ・マム海賊団という感じですね。
さてどこに待機していたのかカタクリが呼ぶと、シェフ達が登場。「完璧主義」の彼が定刻過ぎにおやつを取ることに驚いていました。
ちなみに紅茶はすでに冷めているのですが・・・
「アイスティーで構わない」
(何とお優しい~~~~~~!!!)
本当に優しいな、カタクリ兄さん(笑)
本日のおやつはチョコと生クリームのドーナツ。カタクリはモチで社を作ると、そこに入り、一人でおやつタイムです。
どうもシェフ達の話では、彼は食事やティータイムも一人で取るようです。一見、寂しい感じもしますが・・・。
至福の一時
一人ストイックに栄養補給していると思われるカタクリをよそに、なんとルフィが鏡餅のてっぺんから登場!クラッカー戦と同様に食い進んでいったようです。
「物食わなきゃ勝てねェのか!?」
むしろ食べ物でこんな戦い方出来るビッグ・マム海賊団の奴らが、おかしいと思うの・・・。
カタクリの姿が見えませんが、見聞色の覇気ですぐにルフィは社の中にいること突き止めます。直後に匂いでドーナツ食べていることを看破するので、もしかしたら野生の勘かもしれませんが(笑)
場所が判明したことで軽くランニングしてくると、ルフィの体がまた元通りの体型に。ホールケーキアイランド編から、ルフィの人外レベルが凄い気がする。
さて痩せたルフィはバトル再会と、社に対して「ゴムゴムの象銃」!社が崩れるとそこにいたのは・・・
「ああドーナツ!!うましドーナツ!!あ~~~~~~ん♡」
「寝転んで食うドーナツ!!禁断・背徳そして―――ドーナツ!!
至福とはこの一時のこと うましドーナツ!!」
思わず、エネル顔も出るこの衝撃!寝そべって幸せそうにドーナツをムッシャムッシャ食ってます!
み~た~な~!
「見たな・・・・・・!!!俺の食事シーンを・・・・・・!!!」
ドーナツを飲み込み、ゾッとする牙をのぞかせるカタクリ。
ルフィの方は特に気にしていないようですが、シェフ達は衝撃的過ぎてその場から走り去ります。
しかしカタクリがそのうちの一人を槍で攻撃!シェフ達は泣きながら命乞いをしますが・・・
「誰にも何も言いません!!!口が裂けても!!!」
「誰の口が裂けるって・・・!?」
バギーのようなブチ切れ理論で、両腕をカクカクにした武装色パンチ「角モチ」でシェフ達をぶん殴ります。
今度はルフィの方を見ると、そのままパンチでぶつかり合い!
武装色の覇気ひとつとっても、ルフィの上を行く彼ですが、三発目の拳を避けたルフィの蹴りがなんとカタクリのあごにヒット!未来予知をしていない・・・?
今度はカタクリが再び能力覚醒によるモチの触手技「雨垂モチ」で攻撃しますが、ここで遂にルフィはギア4を発動!ジャンプで攻撃をかわします。
「お前は強ェけど!!!無敵じゃなかった!!!」
ラストはギア4による一撃で、カタクリを強襲!ついに反撃か!?
勝ちフラグが出てきたな
いよいよルフィに勝機が見えてきた話でした。ただその原因が衝撃的過ぎて・・・!
どうもカタクリ最大の武器である見聞色の覇気ですが、ルフィに食事を見られたことで精神的にぶれまくって上手く発動していないようですね。
エネルと戦った時も、心を落ち着けないと乱れるとか言っていたので、見聞色の覇気使いは、相当精神的に安定が必要だと思われます。
だからこそカタクリは、おやつの時間が周りからの目線や期待から逃れられる唯一のリラックスタイムであったのでしょう。
あんなに周りから完璧だと思われていたのは、必死で彼が「いいお兄ちゃん」を演じていたと考えると、可愛くも見えるな!
正直、見聞色の覇気を鍛えまくった理由が、弟や妹が社に入ってこないように警戒するためでも、俺は納得する!
個人的にはいい意味でギャップがありました。モチの能力で口を大きくするとか、もう面白すぎる!
今回の食いっぷりを見る限り、才能を含めてマムに一番似ていたのかもしれません。ペロスペローやコンポート辺りは、この事実知っていそうだな。
今思えば、前回あれだけブリュレが完璧を誇張していたのは、今回のための盛大な前ふりだったのか・・・。
その様子が「お願いだから、本当にやめて・・・」と言っているように見えるネタになるとは(笑)
「うまし!」なカタクリ兄さん、最高かよ!と思いつつ、また次回!