第9話の感想です。
この回から2巻の始まりです。2巻はまるまるバギーの一味との対決になります。
この話の流れとしては、ナミとルフィの会話がメインであり、後半はもうタイトル通りの状況です。会話や説明が多いですが、ナミやバギーについて気になるようなことも小出しにされています。
そして「道化のバギー」も出ます。当時こいつの知名度がこんなにも凄いことになるとは思わなかった・・・。
登場キャラ
・ルフィ
前回同様麦わら帽子が彼にとってどれほど大切なのかがわかります。麦わら帽子について話していた時の笑顔がまた良いんだ・・・。
今回はかなり表情豊かな気がします。今までも裏表なく思ったことを口にするようなところがありましたが、今回はそれに加えて驚いたり、むかついたりといろいろな表情が見れますね。
・ナミ
今回のメインです。ただの泥棒ではなく「海賊専門」であることや目標について知ることができます。その中でもやはり気になるのは、「海賊」が最も嫌いであること。この世界観では海賊に対して好感を持てないのはわかりますが、彼女の場合は扉絵とかで仲間になるだろうと予想される人物であったので、そこまで嫌うのには驚くと思います。まあ読んでいる人は、これに納得の理由があるからここでは書きませんが・・・。
そういえば彼女の目的ですが、ルフィのセリフからもわかるようにやっぱり1億ベリーってかなりの金額なんですよね。ここ最近のワンピース読んでいるとそのこと忘れそうだ・・・。
・バギー
今回遂に姿を見せた敵の親玉です。懸賞金は1500万ベリーで異名は「道化」です。その見た目の愉快さとは違い、失敗した部下に対して容赦ないところなど彼の恐ろしさがわかります。また前回部下の発言から悪魔の実の能力者であることがわかりましたが、この回では明らかになりませんでした。ナミからは妙な奇術扱いされてましたが、やっぱり一般の人からしたら珍しいのね・・・。
ちなみに彼の口癖は「ハデに」です。私のワンピース読んでる友人がこれ知らない人多かったのに驚きました。
・バギーの部下
バギーの恐ろしさとちょっとしたボケのために使われたキャラ達です。サーカスに出てきそうな見た目の奴らもいるので、やっぱりこの一味はそういうコンセプトなんですね。
個人的名セリフ
・バギー「誰がつけっ鼻だァ!!!!」
まさか彼の聞き間違いで部下1人吹っ飛ぶとは・・・。あの鼻相当コンプレックスなんですね、彼は。後に彼の素晴らしきギャグネタの一つとなります。
・ルフィ「仲間を集めて海賊になる事をおれはこの帽子に誓った」
この前にもセリフがあるのですが、入れると長くなるので少し割愛します。このセリフなんですがルフィの表情や第1話のことも考えると、彼の帽子と海賊への思いがよく伝わります。
大切なら保管しておけよと言っていた友人もいましたが、野暮なこと言ってはいけません。
・ナミ「私が世界で一番嫌いなものはね海賊なの!!!!」
彼女が海賊専門の泥棒であるのは、こういうところからも考えられますね。この回まではここまで露骨に海賊を嫌っていたのは彼女だけでしたから、結構驚いた思い出があります。この話では素性があまりわからないナミですが、この言葉が彼女にとって本当に大きなものだということがわかります。
次回は「海賊」の恐ろしさが前面に見れます。バギー的に言うなら「ハデに恐れろォ!」