ワンピース航海記録

こちらはワンピースを中心に物語の感想などを扱っているブログです。

第1016話「お玉でやんす」 雷雲の奮闘

 1016話の感想です。

 扉絵リクエストは「忍者ゾロが忍猫と天井裏に潜んで槍で突かれそうになっているところ」です。個人的にはこのシチュエーションよりも、ゾロの忍者姿に笑ってしまいました。

第1015話「縁(くさり)」 しがらみの縁 - ワンピース航海記録

 

 鬼ヶ島でルフィの敗北が知らされるものの、これまで何度も逆転劇を見てきた一味は諦めずに奮闘するばかり。そんな中、ヤマトはついにカイドウと対面し…!

戦力差の現状

 花の都では火祭りで大盛り上がり。この祭りに飛徹とおトコも参加していました。祭りの火は弔いでもあり、天国にいる死者にも届くように焚いているのです。当然、おトコが思うのは、亡き父康イエのこと。この澄んだ空ならば、必ず見守ってくれていることでしょう。愛する娘と国の行く末を…。

 その行く末を左右する鬼ヶ島では戦闘継続中。現在の戦力差は2万4000VS3000ですが、ライブフロアでの反乱により討ち入り組は7000まで引き上げられています。敵は知りませんが、これに彼女の能力が加われば…!

復活のわた!

 一方、その頃ナミ達はクリマタクトが話し始めたことに困惑。どうやらヘラに取り込まれる寸前であったゼウスの魂が押し出されて、近くにあったナミのクリマタクトに入ってしまったようです。

 それはそれとて走り続ける彼女らはライブフロアのステージ上に到着。ここで号令を出すことが作戦でしたが、正面には落ちたモモの助の死亡報告を行おうとしていたバオファンに加え、なんと復帰したうるティが登場!ウソップに頭突きを決めて、お玉を奪い去ります。彼女はすでにギフターズやマムの裏切りが、お玉のせいだと感づいていました。マムは半分正解ってところだけど…。

 怒ったナミはクリマタクトを振りますが、なんとゼウスによって形が変化して棘付き金棒のようになって殴打!ダメージは通りませんが、すでにマムの攻撃で瀕死のうるティでしたが、あともう一撃の強力な攻撃が決まれば打ち倒せると思われます。

 となれば、”雷霆”が一番ですが、攻撃範囲からお玉を巻き込んでしまうでしょう。しかしそこで動くのは援護のプロ!ウソップが倒れながらも“緑星サルガッソ”を決めたことで、うるティからお玉を引き剥がすことに成功しました。

 このチャンスを逃しはしないとばかりに、ナミは”雷霆”を発動!だがこれすらもうるティはジャンプして避けます。今までならここまでですが、今の彼女に力を貸しているのは意志を持つ雷雲ゼウス!

「おいらの攻撃(しごと)!!!」

 ゼウスの追尾攻撃で、見事にうるティを討ち沈めました!

 

 この目の前の攻防に、バオファン思わずうるティとページワンの敗北を実況百獣海賊団に衝撃が走る中、さらにバオファンが発生器だと気づいたウソップはデビルで彼女を捕らえます。

「お…!!お玉でやんす!!」

鬼の親子対決

 その頃、ヤマトはカイドウと勝負。討ち入り組同様に、ルフィとモモの助を死亡を信じない彼女の奮闘は続きます。彼女の願いはルフィと共に海へ出ること。そのためにもここで踏ん張ります。

 そしてカイドウも自分の娘を将軍にと考えているため、逃がすつもりは当然ありません。人獣形態となり諦めを促しますが、彼女はそれを断固拒否!相手の強さなど娘である自分が一番わかっています。それでもおでんが待ち続けた男をルフィと確信するからこそ!

「僕はお前をくい止める!!!」

「手加減すると思うなよ!!?ヤマトォ!!!」

百獣海賊団が崩れていく…

 徐々に百獣海賊団の崩壊が見えてきた今回の話。

 ついに飛び六胞の2人のダウンが確定されましたね。決めたのはナミでしたが、ウソップの援護に何よりもマムの一撃があったため、格は保っていた印象です。むしろうるティはよく復帰してこれたなと思いました。

 個人的に残念なのはページワンの脱落が決定したことですね。見せ場というか、カッコいい技のひとつでも見たかったというのが本音です。まあ、彼もマムの一撃を受けていたしね。なぜかうるティが受けた合体技よりも、マムの怒りのパンチの方が強そうだと思えちゃう…!

 

 さらにお玉が全体に呼びかけるように自分の名前を宣言。すでに多くの場所できびだんごを食しているギフターズが多いと分かっている今、彼女の一声がこれまでの戦況を覆すことになるのは疑いようがありません。

 次回あたり、傍から見たらバカみたいな数の覆り方が見れそうです。本当にたまにありますよね、一個人が持つには明らかにおかしいだろうと思えちゃう理不尽能力。

 

 ラストはヤマトとカイドウの一騎打ち。こんな状況でも、なんか父親的なムーブをするカイドウが印象的です。ヤマトが受けてきたであろう虐待があるのに、よくこんな振る舞いができるものです。しおらしくされても困るけどね!

 

 そして今回の一番の見どころはやはりクリマタクトに入ったゼウスでしょう。まあ、うるティを倒すにあたって強力な雷が必要な振りはあったので予想通りの展開でしたね。

 ただここで決めるぞという直前のやり取りは、本当に笑いました。

「だからナミ!!おいらに新しい名前をおくれよ!!」

「え 「わた」!!」

「おいらは「ゼウス」!!ナミの右腕!!覚悟しろ!!」

「行くわよゼウス!!!」

 完璧かよ、このやり取り!!

 

 そういえば飛び六胞のキャストが公開されましたね。正直、うるティ以外ちょっと驚きましたね。フーズ・フーやブラックマリアは予想していなかったところから出てきた感じでした。まあ、私の事だから聞いたら合っている!と思うんでしょうが。ササキはちょっと別ベクトルで驚きましたね。デジモンファンでもある私からすれば、太田さんは気になっちゃいます。

 アニメのヤマトの声優も楽しみにしつつ、また次回!来週は休載…仕事だから助かった~!

第1017話「号令」 彼がルフィを気にする理由 - ワンピース航海記録